スポンサーリンク

2007年05月18日

ハイジにケーキと花束が…。

ハイジ明日が退職日です。
でも、今日でおわかれとなってしまった人もいた。
それは新人のTちゃん。
一番良くできる子。
明るいし、頭も良いしかわいい。
その子と最後お話しした。
「がんばってね」「Tちゃんは出来る子だからね」
「はい、がんばります」「さびしいです」
「大丈夫、この部屋きっともっと広くて快適になるよ」とハイジ
最後は握手をして別れた。

それから15分後、仕事していたハイジの耳に聞き慣れた声が。
Tちゃんだった。
「ハイジさんケーキ買ってきました!」とケースを渡された。
「じゃ、みんなでたべよう」とハイジ。
「いや、そんなにないです」
でも、とふたをあけてみたら、
小さなグラスに入ったミルフィーユが一はいっていた。
そしてその下にはチョコレートの板にかかれた「ありがとうごさいます」の文字。
「帰ろうと思ったら、こみ上げる物があって買って持って来ちゃいました」と彼女。
すごくうれしかった。
どうしよう…とも思った。
だって、ハイジその子にももうなんにもしてあげられない。

それから1時間後の夜9時、会社にお客さんが来た。
上司が「待ち人が来た」といって出て行った。
次に現れたのは大きくてきれいな花束。

花束


上司がハイジにくれた。
いっつもギャンギャン言っていたハイジ。
不安やいらだちも全部上司に吐き捨てていた。
でも、上司がくれた花束。
「俺が手術の時頑張ってくれたし、本当にありがと」
って言われた。
確かに上司がガンの手術で入院のためのピンチヒッターで入社したハイジ。
でも、そんなのもう2年も前の話。
それからのハイジの態度の方が申し訳ないくらいだ…。
なんだろう、どうしてよいのかわからないほどの出来事。
その時はあたりまえの言葉しか言えなかった。
「ありがとう」「きれいな花だね」「かわいい」
なんでそんな言葉しか言えないのだろう。

今、このブログ書いている最中涙があふれてとまらない。
いままで、何回か会社を辞めた。
惜しまれながら辞めたのも何回かあった。
でも、今回はそれとは別。
なんだろう、こんなにみんな思ってくれているのに、
ハイジはみんなを捨てたの。
自分の事しか考えないで、みんな頑張っているのにリタイアしたの。
これからみんな大変になるのわかっているのに。
ごめんなさい。
ごめんんさい。
そして、ありがとう。



花束


でも、これが結婚退職だったらどんなに良かった事か…。


posted by ハイジ |23:17 | ハイジ | コメント(4) | トラックバック(0)