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2013年06月04日

鬼才松本監督?

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※ネタバレ注意 さや侍です。鬼才松本監督の「大日本人」、「しんぼる」につづく3作目の作品です。 あらすじですが、刀を捨てて鞘のみを持つようになった野見勘十郎が、藩主の若君を笑わす為に1日1芸を30日間行い、失敗したら切腹、成功すれば無罪。父と娘の絆の物語。 これ、傑作です。映画館でも見ましたけど、Blu-rayでも買ってしまいした。一見コメディに仕上がっているようにも見えますが、最後に良い意味で期待を裏切られます。がつんと後ろから殴られた感じです。心に残るエンディングを迎えます。必見です。 主役の野見勘十郎は野見隆明さん、演技経験のないほぼ一般の素人を、映画の撮影と教えないで、だましながら撮影をしていくという、刹那的な面白さがあります。野見さんは撮影の終盤まで監督が松本さんだと知らなかったということです。 娘役の熊田聖亜ちゃんもさすがです。みごとに侍の娘を演じ切っています。もう子役ではなく女優と紹介した方がいいでしょう。彼女の演技が物語を盛り上げてくれます。 松本監督のダウンタウンとしてのコントや笑いを期待していると、あまり好みにあわないかもしれませんが、私にとっては最高の作品だと思います。この作品で父と娘という絆を見事に表現し、新しい境地を開拓した松本監督ですが、今後の活躍に期待です。 過去のレビューはこちら 不幸な起用? 友達はエイリアン? ジャッキーが活躍しない?


posted by ezoyama |13:26 | 映画の話 |

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