コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2017年07月26日

CVSの歴史 1、CVSの始まり。

 CVSが最初に担務した試合は 1998年7月29日の セレッソ大阪戦でした。
 奇しくも同じ 7月29日に開催される浦和戦は、CVSとして20年目のスタートの試合です。
 本来であれば 過去を振り返るのは20年目が終わった時点の方が キリが良いのでしょうけれど、思い立ったが吉日、CVSの事を知っていただくためにも いろいろ振り返ってみたいと思います。


 1993年に10チームでスタートした日本プロサッカーリーグ (Jリーグ) ですが、1999年に J1とJ2の2部制となり、2014年には J3が創設され、現在は J1からJ3までに 57チームが参加しています。
 Jリーグ発足当時の人気は凄まじく、どの試合もチケットの入手が困難で、特にスター選手揃いだった読売ヴェルディの試合は プレミアムチケットになるという状況が続きました。
 そのような中で、JCの若手経営者を中心に 札幌にもプロサッカーチームを作ろうという機運が高まり、東芝サッカー部を母体として 1996年に コンサドーレ札幌が誕生、同年からJリーグの下部組織であった JFLに参加しました。
 あの頃は 多くのサッカー少年団の保護者もサッカーチーム誘致の為の署名集めに走り回りましたし、タクシーの後部などに貼られていた 「夢のはじまり」 というステッカーを覚えていらっしゃる方も多いと思います。
 
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 ところが、Jリーグ人気に乗れば何とかなるという甘い見通しが災いして、初年度から 7億9000万円の赤字を計上。2年目も J昇格を目指すため選手獲得に多大な資金を投入したことから、1997年末には累積赤字が 17億円となり、最初の経営危機を迎えました。
 そうした中、1997年12月27日に緊急開催された第1回サポーター集会で、運営経費削減の為にボランティアの活用が提案されました。  (議事録は こちら、 第一部サポーターの支援についてを参照 )
 「サポーターはチームの為に何が出来るか」 を考えた提案でしたが、検討課題として先送りされ、1998年2月に開催された第2回サポーター集会でも 明確な回答は出されませんでした。 (議事録は こちら、 第一部の1、臨時集会での提案に対するHFCからの回答を参照 )

 しかし、それがきっかけで ボランティア組織の創設が検討されるようになり、ここからCVSが始まったと言って良いと思います。


posted by 青空 |22:22 | CVSの歴史 | コメント(0) | トラックバック(0)