コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2019年10月19日

〜進化〜 未完成‼️

今シーズンの成長と最高到達地点を証明!の筈の試合は、残念な事に、その未完成を逆証明するものとなってしまいました。
具体的には、試合開始〜前半25宮澤交代までの25分の出来の悪さ、俗に言う、入りの失敗と守備破綻が6割、その後のラストフィニッシュの悪さの攻撃弱点が4割、の2点に尽きる試合としてしまいました。
敗戦原因6割の守備破綻・失点の真因は、選手起用のミスで、ミシャのミス・責任ですが、起用された選手自身の原因もあったものでした。
問題起用となった理由は、①先ず、前提となった、主力離脱複数発生の累積疲労回復失敗のフィジカルコンディションコントロールの低レベル内容にあり、今シーズン、コンサが、上位から脱落し、現順位に甘んじている真因です。ジェイ、荒野離脱、その前の、チャナティップ離脱、昨夜の宮澤パフォーマンス低下と故障離脱、更に、ロペスの離脱、一旦復帰した駒井の再離脱と数え切れない程の失敗が続出していて、コンサのチーム弱点として顕在化している課題です。他チームも、同一条件で、更に、ACL組し難しは、海外試合の過酷日程まで加算され、地域条件等の特別条件は、あり得ませんし、問題外で、そもそもの能力不足が原因です。まして、選手のセルフコントロールとの、責任回避は無理です。
そして、その結果は、昨夜選手起用で、前線3選手起用法の混乱に帰結となりました。選択・起用責任は、ミシャですが、苦渋の選択を作ったのは、フィジカル担当コーチですね。
②具体的な前線3選手起用の混乱は、ワントップ武蔵、シャドーロペスと中野ですが、合わせてボランチ宮澤も含まれました。
ミシャは、武蔵を辛抱強く、ワントップで起用していますね。直近での代表定着、更に活躍=近い将来の「代表ワントップ」への育成を目的・目標としている訳です!多くの恩がある日本への恩返しが、代表選手の提供で、ワントップの武蔵、DFの進藤・福森、MFの深井・菅、更にその先の岩崎・檀崎を、成長・育成する、どの大方針はチーム基本戦略ともなります。
しかし、未熟な武蔵のワントップ起用の代償は、ポストプレータスクの習得レベルが低レベルのままから、実際、ポストプレーとからのショートカウンターは戦術から脱落してしまいます。これは、コンサ式ミシャ戦術の「コンサ式・進化型」とするキープレーの喪失であり、昨夜も、ミシャ戦術の進化型戦術である、相手前線から、ビルドアップを狙う、DF・GKへのチャージ、ボール奪取への最有効対策である、前線ターゲットへのロングパス・フィードの選択肢が消滅し、C大阪前線選手の前線からの守備を機能させ、コンサ守備の混乱、破綻に直結でした。
ポストターゲットは、ジェイとロペスのハイタワー・Wターゲットが理想で、両選手とも、得意プレーとして、期待タスクを機能させ、強力ポストプレーからのショートカウンターを炸裂させますが、2番手のロペス、ワントップともしませんでした。
育成のための武蔵ワントップは将来と希望のため継続が正しいですが、覚悟すべき代償です。武蔵ワントップ→進化型ミシャ戦術は旧型のみを覚悟‼️ですね。
③中野のシャドーは、機能しませんでしたね。ルーカス起用までの25分間、中野は、試合中、適正ポジションが完全に分からなくなり、全プレーがタイミング遅れで、プレー参加出来ず、中野の本来タスクは機能停止で、シャドー1枚不在状態を招きました。武蔵のポストプレーを更に足を引っ張る悪影響となりました。
現在実践のミシャ戦術の大前提・基本に、全選手が各分担するタスクをしっかり実プレーする事で、戦術として機能する、即ち、各選手の実践責任が大前提の戦術ですが、前線で、武蔵と中野のプレー混乱は、タスクに穴を開けてしまい、戦術不全は当然の結果と言う事でした。
攻撃不全が守備での回避策消失となり、元々、ミシャ戦術の基本であるパスサッカー戦術・ビルドアップ力が求められる展開となり、実は、この基本は未熟・低レベルである事が露呈されてしまいました。
昨夜、進藤もパフォーマンスが落ちていましたが、特に、ボールへの寄せの遅い選手が、進藤・福森・深井の寄せが甘く、運動量も低下し、守備破綻の原因でしたが、パスのプレー判断、特にコース選択とプレー内容判断が遅く、決して、速くも、鋭くも無いC大阪の前線・中盤選手の跳梁を許し、前線からの守備を機能、作動させたものでした。攻守が連動するミシャ戦術ならではの機能低下となった訳で、宮澤交代、ルーカス起用、中野ボランチへチェンジで、本来戦術が機能し始め、その後の70分はコンサ支配試合、とのミシャ試合後コメントの通りでした。

更に、もうひとつの敗因4割との「ラストフィニッシュの悪さ」は、
常々、ミシャが選手自身の責任領域と公言する「シュートのテクニックと精度、その前提の判断・考え方」課題は、全チーム共通、Wワイドの課題とされますが。
実は、「判断・考え方」がその殆どで、テクニックも精度も、その結果との構図が正解です。そこからは、決定力をより上昇させる事は、即座に可能と言う事も示し、ゴラッソとして大評価されている昨夜の柿谷ミドルシュートにつき、シュートした柿谷本人コメントが「自分でも意外な上手く行ったシュート!」と、決して完璧に狙い澄ましたものでは無く、タイミングを合わせ冷静に打てた事が良かった理由とのシュートでした。シュート手順は、シュートを打つ前準備=タイミング・イメージ判断〜タイミング合わせ〜冷静にシュートプレーの3段階ですが、コンサは事前準備が弱いため、得点獲得のための最大要素のシュートポイントへのポジショニングが不適正で、準備無しプレーが続発する事が、低決定力の真因です。それは、準備最初のシュートポイントとシュートイメージ設定の不徹底、甘さに尽きます‼️ロペス、ルーカス、ジェイは成功体験から、多数のシュートイメージを持ち、その局面毎、事前予測の準備をしていますが、武蔵以下は、イメージはトレーニングの中のものだけで、実戦成功体験では無いため、明確なイメージとはならず、漠然としたイメージだけでは、漠然ポジショニングや漠然準備にしかなっていない状態。
全体トレーニングも無く、個別=居残りトレーニングや別途個別特訓に限定され、だからこそ、成長進化が乏しい現況が続く体たらく!
今シーズン、終盤まで経過しても、トレーニングの成果として、決定力向上、リーグトップランク到達!なんて言う話しは全く有りません。
前線選手の課題意識、成長意欲そのものが真の原因だと言う事に帰結すると、選手自体を交換=放出しより高能力選手せの入れ替え、にしか有りません!
コンサの戦績は、そんな前線選手に委ねている現状だ、と言う事をクローズアップすべきです‼️
前線選手の奮起を期しますし、武蔵の代表復帰の将来が掛かって居る!と言う事です。

次戦の、大一番ルヴァン杯決勝戦には、コンサフィジカルコンディションはどうなっているでしょう?
ミシャに、フルメンバーによる最高チームを選択構築してもらい、最高チームによる最高プレーを、コンサの今シーズン成長な現況として証明する、戦前トレーニングから実戦まで、悔いの無く、万全の試合にしましょう‼️

そのために、ある意味では、意義の高く、価値のある前哨戦だったとの負け惜しみで行きましょう!

最後に、試合データ速報値を。
   コンサ           C大阪
前半 後半 全体      前半 後半 全体
  5 12 17本 シュート 6      6     12本
  4       8    12本 枠内数  5      5     10本
52       54      53%      支配率  48     46       47%
258    273     531本    パス数 212     202     414本
82       80      82%      成功率 82         80       81%
後半がコンサ支配試合展開だった事、枠内占率は高く、シュート自体の問題だった事、パス数が多く前線へのロングフィードが少なかった事を証明しています。
ボール占率
前半コンサ15%      センター45%    C大阪40%
後半   20%                    41%              39%  前後半共に、c大阪エリアでのボールコントロール試合だった事を証明しています。
数値からは、決して敗戦試合内容では無く、多数のシュートチャンス構築は問題無く、シュート自体の決定力が課題だった事が明白でした。


posted by yuukun0617 |11:28 |