コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2019年07月03日

~進化~ 第17節リーグ公式試合テータより+天皇杯

今シーズン、物理的に半分の第17節は、ミシャ・コメント「試合内容では勝ち相当、試合結果は敗戦」と、コンサの現在評価・現況を示す内容となりました。

つまり、「試合内容=チームプレイ力・チーム力」は〇評価、しかし、「試合結果=現在勝ち点・順位」は△評価、がシーズン前半節終了時点の客観的評価という事。
良いところは多数あるも、弱点・ウィークポイントも多く、未だまだ「発展途上段階そのもの」という事です。

そんな、締め「節」となった・J1リーグ第17節の公式試合データより、リーグ動向とコンサ現況、そして、明日の天皇杯戦について、点検です。

1.J1・第17節公式試合データより
(1)先ず、動向を確認しましょう。
 恒例のここ3試合対比で確認です。〜リーグ平均から〜
       得点  30m進入数 シュート数 枠内数  決定率
15節 1.0  41.9回 14.4本 4.5本   6.9%
16節 1.2  38.8  12.6  3.9    9.7
17節 2.2  43.5  14.6  5.7   14.8
15節まで続いていた「攻撃・得点力アップ」動向は、前節、AFC戦・強力攻撃力4チームの除外で(試合無し)、減少し一段落。しかし、リーグ全体で第14節レベルの数値となり、全体の「攻撃・得点力」の底上げが証明され、特に、「決定率」が大幅アップで、リーグ上位・強力攻撃型チームの好影響で、リーグ全体「シュート至上主義からの脱却」が進行し、「決定率上昇」となったものでした。
第17節は、前節除外4チームも参戦し全チームが揃いましたが、ましたが 今シーズンのリーグ動向は一気に・大きく進行、「攻撃料優先・得点力優先」傾向が炸裂するものとなりました。
攻撃の全項目で、大きく攻撃が促進され、攻撃回数は今シーズン1位、シュート数1位、枠内シュート数1位、獲得得点2倍・1位、決定率1.5倍・1位と「攻撃」でのシーズン最高点到達との注目「節」となりました。
その結果、失点数も今シーズン最大となりましたが、「守備力は維持」するも、「より攻撃力上昇」となり、「攻撃>守備」の結果としての「獲得得点・炸裂、失点最大」となったもの。

今シーズンのリーグ命題は【攻撃優先の邁進】が更に拡大中です。

別視点では、今シーズン・下位低迷チームの共通事項が観えて来ます。
➀得点力構築失敗チーム ~得点ランキング 
  ワースト1位・松本17位 同2位鳥栖16位・磐田18位 同4位・浦和12位
  完全に符合しています。
  ちなみに、失点ランキングは、
  ワースト1位・清水14位 同2位・神戸11位 同3位・湘南15位 
                    同4位・仙台10位・鳥栖16位
  符合しません・・・「守備力」で順位安定は「机上の空論・誤解」。
➁攻守バランス失敗チーム ~得失差ランキング
  ワースト1位・清水14位 同2位・鳥栖16位・松本17位 同4位・磐田18位
  符合しています。
➂➁から、
 攻守バランス型チーム ~得失差がプラス
  「得点力が小さくとも、失点・守備力が大きい」または、
  「失点・守備力が小さくとも、得点力が大きい」 が上位陣。
 得失差1位・川崎2位 同2位・FC東京1位 同3位・鹿島5位 同4位・広島9位
   同9位・コンサ6位


この様に、決定的な動向が、リーグ戦目上位への道は、
【➀より大きな得点獲得攻撃力、または、
 ➁より大きな得失差攻守バランス力の、どちらかの道しか無い】
                 という点です。

(2)コンサ数値も点検しておきます。
前節との対比で・・・
<攻撃>
   得点 30m進入数 シュート数 枠内数 PA内率 決定率
前節 3点  35回  10本 7本  70% 30.0% 
今節 1   54   15  6   66   6.7
   ↘   ↗    ↗  →    ↘   ↘
<攻撃・基本>
   パス数  成功率   クロス 成功率 運動量  スプリント
前節 412本 77.4% 14本 14% 115km 173回
今節 559  81.9  23  13  111  132
   ↗    ↗     ↗   →   ↘    ↘

シュート精度が急低下、
特にジェイはシュート5本・枠内1本のみと低精度。ロペス2本(枠内2本・1得点)。武蔵2本(枠内1)。進藤1本(枠内1)。白井1本(枠内0)。福森1本(枠内0)。ルーカス2本(枠内1)。ミンテ1本(枠内0)。
ジェイに、決定力があれば、勝ち点獲得となったもので、<決定力課題での敗戦・勝ち点喪失試合>だった事が明白です。
しかし、それ以外の「攻撃項目数値はほぼ全て、前節を上回り、ミシャのコメントの<良い試合内容・パフォーマンス試合>は数値上も証明されています。」
今シーズン・コンサの最大のストロングポイント【リーグ最強・決定機構築力=ゲームメイク力】は、17節にして、健在・再確認となりました。

一部に、チャナティップ不在での「ゲームメイク力・決定機構築力の低下」の指摘・懸念がありましたが、公式数値からは、その様な事態発生は、無かった、との証明がされています。(いつもの形とは違うと、変形・縮小に見えてもしまうかもしれませんね。でも、数値・データ、客観データは、そんな懸念は不在だった、という事でしたね。)


2.天皇杯2回戦・ホンダFC戦
JFL・優勝・上位多数の最古参。チーム創設は、Jリーグ創立より古く、過去、名選手・名獲得が多数続出。また、プロ・アマ混成選手戦略で、リーグより、多数選手が移籍・加入し、更に、リーグへ昇格も多数となり、高レベルチーム力。鹿島の初期・名獲得の宮本監督も、元々は同チーム監督でした。2006年我らが早坂在籍、2016年GK阿波加のレンタル先。過去、何度か、Jリーグ参入をチャレンジするも達成できず、現在も、リーグ入り最短チーム。興味深いのは、現在、ホンダ浜松サッカークラブを母体に、浜松在住ですが、1990年代後半、さいたま市(当時浦和市)の誘致要請があり、ホンダウィンズとして、リーグ入りを目指し、仮に実現していたら、さいたま市に、レッズ・ウィンズ・アルディージャの3チーム体制となっていたものです。
今シーズンも、プロ選手でチーム力を構成。MF;山藤(金沢・北九州)、FW;古橋(湘南・山形・C大阪)・大町(金沢)の3選手+アマ(大学選手主体)で、フォーメーション「4ー4(2ー2)ー2」で、JFL・今治を抑えて「現在1位」と絶好調。攻守のバランスをチーム・組織プレーで構築。
天皇杯・1回戦も、地域リーグからの福井Uに、4-2の圧勝。カウンターとセットプレーにより2失点の後、連続ショートパス交換で、相手守備陣に侵入・突破のパスサッカー戦術で、一気に4得点の大逆転勝利。ミシャ施術ではありませんが「川崎スタイルのパスサッカー戦術チーム」です。「パスサッカー戦術」は、「高いパス能力」を基にしており、「中盤支配・パス交換阻止」が出来ない限り、戦術実践は高く、安定して戦術機能となる戦術です。決め手は「パス交換の封鎖=中盤支配」が焦点となります。

では、そんな対戦相手へのコンサ対策は、
起用選手により「可能=実践戦術」が左右されますが、
明日・起用候補は、ミシャ戦術の権化・代表選手「駒井・宮澤」のW起用が濃厚です。
バリバリの「ミシャ戦術」は、ホンダ対戦のキー「中盤支配」には、
守備【5ー4ー1】時~密集ブロック守備はパス交換を複数ラインで完全阻止、
基本【3ー4ー2ー1】時~シャドー2+ボランチ2+CB1で、パス起点選手とターゲット選手に、ボール奪取を仕掛けます。プレイ・ボール予測力の発揮で、複数回、ボール奪取となります。 この様に、対策は完全機能で、ホンダ攻撃の素を封じる展開となりそうです。
「駒井・宮澤」の起用は、フルタイムは未だ無理でしょうね。しかし、その間を埋める相棒ボランチ選手も、高い能力選手で、攻撃でのパス起点、守備でのボール奪取の両面が発揮され、多彩パターン攻撃・サイド攻撃・対戦相手ホンダのお株を奪う「本家・パスサッカー・連続ショートパス交換」で、決定機多数回構築⇒多数シュート・多数得点獲得での完勝を実現します。

試合展開は、
試合開始 ~ 10分 先制点獲得
     ~ 45分 前半、追加点獲得し「2-0」
後半開始 ~     選手交代
       60分 追加点獲得
           選手交代
       90分 完勝 「3ー0」  との試合想定

予想メンバーは、
駒井・宮澤のW起用を中心に、

 スタメン     武蔵
       岩崎    檀崎  
     菅  宮澤  駒井 白井
      石川 ミンテ 濱
          菅野

 サブ   藤村・中原・深井・早坂・中村・小野
      阿波加

     豪華メンバーですね!!

    祝!!駒井・宮澤リカバリー
     二人の「コンデション・アップとテスト」を兼ねた起用に
     注目の試合となります。



  

posted by yuukun0617 |05:06 |