2018年10月23日
~進化~ 第30節公式データ点検・コンサと次節対戦名古屋
第30節J1リーグ公式データがリリースされ、コンサ・次戦対戦名古屋の試合内容を点検しましょう。
名古屋はFridayknightGameで、降格争い柏との激闘を<1-0>で勝ち切り、コンサは2週間のコンディション調整期間を活かせず、「ラストパスとシュートでの集中力低下、精度低下」で、大量チャンスを得点化出来ず<2-2>で勝ち点3取り損ねの引き分けでの対戦。
具体的な試合内容を公式データより点検してみます。
1.公式データ
チーム コンサ ~ 名古屋 ~ 平均
勝点 1点 ~ 3点 ~ -
支配率 56.6% ~ 53.7% ~ -
得点 2点 ~ 1点 ~ 1.6点
30m侵入 45回 ~ 47回 ~ 43.9回
シュート数 22本 ~ 13本 ~ 13.8本
枠内数 5本 ~ 5本 ~ 4.4本
PA内シュート数 10本 ~ 8本 ~ 8.2本
PA内シュート率 45.5% ~ 61.5% ~ 59.3%
決定率 9.1% ~ 7.7% ~ 11.3%
パス数 473本 ~ 565本 ~ 463本
成功率 78.9% ~ 83.2% ~ 76.4%
クロス数 20本~ 12本 ~ 15.3本
成功率 10% ~ 25% ~ 22%
FK数 11本 ~ 15本 ~ 11.6本
CK数 5本 ~ 3本 ~ 4.6本
失点 2点 ~ 0点 ~ 1.6点
被シュート数 9本 ~ 24本 ~ 3.8本
被決定率 22.2% ~ 0% ~ 11.3%
走行距離 110km ~ 113km ~ 111.7km
スプリント数 186回 ~ 151回 ~ 160回
〔点検〕
①30m侵入数=攻撃回数は同レベルで、リーグ平均レベル(決して攻撃的数値ではありません・・「攻撃的と言っていても、数値は平均レベルしか証明していません。)
②パス数・成功率は名古屋が圧倒。コンサの成功率はリーグ平均でしかありません。
③シュート数=チャンス数は、コンサ圧倒ですが、
シュートの「質」を合わらす数値の、
・枠内数は、まったく同一値でリーグ平均レベル。
・その前提のシュートポジション(位置)数値のPA内シュート数もほぼ同一で、リーグ平均レベル。
・PA内シュート率は、名古屋圧倒で、コンサはリーグ平均レベルよりも劣後。
・決定率は、同レベル値で、リーグ平均水準よりも劣後。
結論は、コンサは「低レベルシュート」が大半で、シュート数=チャンス量は大量で、一見「高い攻撃力」に見えるも、実質は、「決定力」に重大懸念・課題です。
④クロス数はコンサ優位も、成功率で著しく劣後し、リーグ平均レベルの半分の低レベル成功率で「低レベルプレイ」に終始。最近、「クロスからの得点」は何試合も成功・獲得していません。<コンサのクロス攻撃は、現在は不成立・不成功>が現実値。
⑤FK・CK数は、リーグ平均水準で、<得点チャンス・パターン>は現在存在していません。
⑥走行距離は同レベル。スプリント数は、負のスプリント(守備へ切り替わり、自陣へ戻るための守備用スプリント)が大半で、正=攻撃のスプリントは、リーグ平均以下のレベルまで低下。「ミシャ戦術のパスサッカー・ショートパス戦術の影響が全体に波及し、前線への放り込み以外は、ビルドアップ型の遅攻パターンしか無く、カウンターが消滅しています」。
2.全体評価
コンサ・スタイル「超攻撃的・ミシャ戦術で多彩戦術・強力な攻撃力と得点力・全体ブロックでの密集組織型守備」は、既に現状では、
「カウンターは前線への放り込みのみで、限定パターン攻撃」「ポジショニングのズレ・タイミング遅れを放置したままで戦術実践度が限定局面(特定選手プレイ)以外は、不成功」「精度の甘さ=低集中度を未改善のまま、組織プレイが成立せず、個々プレイで失敗が多発」状況で、
第30節数値の随所に「問題が多発」となっています。
こんなコンサに取って、
次戦、名古屋戦は、一時の絶好調・無敵連勝から、一気に局面が転換し、降格争いが復活してしまい、苦境にあえぎ始めた「名古屋」現況が、救い・ラッキーとの状況です。
「爆発の好調名古屋」では、一瞬にして「複数失点」で撃破され兼ねませんでしたが、現況は、「両チーム」にチャンスがある状況にまで、両チーム状況が低迷状態。
シーズン終盤、コンサにこんな停滞・低迷状態が訪れるとは思いませんでしたが、ここまでの累積勝ち点で、何とか終盤戦を乗り切る展開が濃厚。
こんな展開・局面・試合も、J1リーグの貴重な経験ですね。
posted by yuukun0617 |21:15 |