コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2018年10月15日

~進化~最終版シリーズ初戦・第30節湘南戦予想①湘南チーム点検

さぁ~! シーズン最終版を一気に駆け抜ける、中断明け第30節Away湘南戦。
今節は、残る対戦(湘南・名古屋・仙台・浦和・磐田・広島)の中、勝ち点3獲得・勝利確率が最大試合で、≪勝利獲得が必達試合≫。また、社長コメントの通り≪今シーズン、コンサ上位のための絶対条件の勝利必要試合≫。
いずれにしても≪勝利・勝ち点3≫を克ち取らなければなりません。

状況は、
・コンサは、代表ウィークの2週間は”恵みのリフレッシュ期間”で戦力回復の上、ミシャ戦術をさらに磨いた期間となりました。
一方の、
・湘南は、10/6第29節~10/10ルヴァン杯準決勝90分~10/14ルヴァン杯準決勝90分+30分+PK戦~1週後10/20第30節コンサ戦と、日程と試合内容共に強烈な過酷試合を実戦し、「戦力は、コンディション消耗し低下、戦術補正等の課題対策も不可能で、唯一、ルヴァン杯準決勝突破の勢いと高い闘志が増加」です。

現実の試合・実戦は、”精神論だけでは、試合開始直後程度しかもたず”、科学的内容の通りに、現実のプレーを実現してしまいます。
≪益々、コンサ有利状態≫が現実です。
そんな、≪勝利・勝ち点3絶対獲得≫を実現する試合ですが、湘南のチーム内容を事前点検しましょう。

1.湘南の現状
順位13位 9勝8分11敗 32得点36失点 得失差-4
昨シーズン、J2優勝で、2016-17位降格を、1年でJ1へ復活で、
今シーズン、J1定着を最大目標のシーズン。
13位は、目標・想定順位通りで、驚く事に、J1復活初年度に、ルヴァン杯(元Jリーグカップ)「決勝戦」参戦=第2位以内 の快挙です。

ここまでの今シーズン展開は、
Ⅰ期 ①節~⑮節 勝ち点18 5勝3分7敗 17得点22失点得失差-5
              試合平均1.13得点・1.46失点
中断期間明け
Ⅱ期 ⑯節~㉙節    17 4勝5分4敗 15得点14失点得失差+1
              試合平均1.15得点・1.07失点
   中断期間を挟み、守備力が安定し、毎試合「約0.5失点」減少・改善し、失点が激減。現在順位の安定化に大きな寄与があり、更に、驚愕の「J1初年度でのルヴァン杯決勝参戦=リーグ2位以内」を獲得しました。

2.「湘南スタイル」の確認
「曺貴裁監督」のチームカラー・特徴≪湘南スタイル≫の威力は、リーグ全体を振動させています。
ポイントが、
①フォーメーション【3-4-2-1】(コンサ基本システムと同型)
②守備主導戦術ですが、高い位置(敵ゴールに近い)に前線選手のミニ守備ブロック、中位置に中堅・DFブロック守備陣を布陣する「二段ブロック守備」
③高い位置での積極的ボール奪取=【前線からの攻撃的守備】、高い位置からのショートカウンターにより短手順での決定機・ゴール獲得を第1主攻撃戦術とする。
高い位置でのボール奪取は、1'tアック~2'tアタック~3'tアタックと複数選手により、数的優位の中で「ボール奪取」の手法。
相手チームの「GK・DF・ボランチでの、ビルドアップ局面・プレイがターゲット」で、多数成功。
④ミドル位置でのボール奪取は、「全員守備・全員攻撃」コンセプトで、「115km以上の走力、150回以上のスプリント」で、一気に「数的優位とする全員前進スプリント」と、逆に「ボールロストの守備切換時に、同じく数的優位の全員守備のため、自陣方向への全員スプリント」でとなります。
⑤個々選手の「決定力」は、チーム決定率8.6%・リーグ15位レベルしかありませんが、2枚目・3枚目のゴール前殺到があり、「複数選手により得点獲得」とのカバースタイル。
⑥特定選手の「固定化」は、激しいスプリント・走力での大消耗があり、連続起用は困難となります。
選手起用にも、大きな特徴があります。
試合起用数分布では、実施28試合中、
    28~20 19~10 9~1  試合起用選手数
湘南   8   9  13   30名 ・・固定化が低く、多選手起用
コンサ  12  4   7   23  ・・固定化チーム
川崎   12  5   9   26  ・・固定化気味チーム
広島   12  3   7   22  ・・固定化チーム 
鹿島   7  13  11   31  ・・流動的な起用
F東京  12  5   9   26  ・・固定化気味チーム
湘南は、多数選手を試合起用し、実戦で激しいコンディション低下となる試合スタイルに対応しています。結果、コンディション低下・累積出場停止・故障への対策・準備力が高くなっています。

6項目、湘南スタイルのポイントを確認していますが、
最大の特徴が【高い選手の戦術理解・実践力】【個々戦術から組織プレーとして高い連携力での精度アップ】です。
しかし、攻撃の基本コンセプトが、「ハイプレス・ハイアタック」のアクティブカウンターと、ミドルパスと走力のカウンター、それぞれの派生セットプレーに絞り込まれます。逆に、「パスサッカー戦術の真逆スタイルむで、パス数リーグ15位・成功率リーグ18位の最低レベルで、ショーパスサッカーは不能。そのため、得点力に限界があり、原則「大量得点・複数得点力」は乏しく、「守備主軸」での「失点防御・阻止」での<負け難い試合展開>、言い換えると「1点差・最少失点」勝負を仕掛けて来ます。

コンサの「複数得点獲得力」こそが最大の「湘南攻略法」です。

posted by yuukun0617 |21:06 |