コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2018年01月20日

~進化~ ミシャによる進化⑧テストマッチ試験結果

前々ブログの通り、キャンプ第1クールの実戦・練習試合テスト結果が気になりますね。

推測の基データは、起用選手と時間、プレイ結果ですが、練習試合の実況確認はない状態ですが、ちょっと想定してみましょう。

1.起用選手・起用時間

ポジション 起用選手  時間   起用試合
 GK   ソンユン  42分  1本目+2本目前半
      菅野    35分  
      阿波加   17分  
 DF   福森    42分  1本目+2本目前半 
      横山    42分  1本目+2本目前半
      菊池    42分  1本目+2本目前半
      石川    42分  
      進藤    42分  
      ミンテ   42分   
 ボランチ  小野    42分  1本目+2本目前半
      駒井    42分  1本目+2本目前半
      稲本    42分  
      兵頭    42分  
 WG(SH) 菅     42分  1本目+2本目前半
      白井 1得点42分  1本目+2本目前半
      田中    42分  
      早坂    42分  
 2シャドー 宮吉 1アシスト 42分  1本目+2本目前半
      内村    42分  1本目+2本目前半
      チャナティップ  42分
      藤村    42分
      ヘイス   17分
 1トツプCF都倉    42分  1本目+2本目前半
      ジェイ   35分
      ヘイス   17分

2.起用内容が意味するもの。

時間数は兎も角として、可能な起用候補は全員登場しました。
未起用選手を確認すると、
三好(中国AFCU23戦より移動中)、河合・濱(故障より復帰リハビリ中)・深井・ジュリーニョ(故障明けでスロースタート)、
問題は宮澤、荒野の2選手です。
未起用理由は、出遅れ(シーズンオフ準備やキャンプ中アクシデントなど)なのか、それ以外の理由なのか、大変気になりますね。

今回起用は、監督想定ポジションと予測されます。
また、ミシャ監督のこれまでの取り組み・対応からは、
「第1スタートチームが、当面の中心チーム」となり、
そのチームインを他チーム選手が「チームイン」をトライする、
とのスタイルが度々採られます。

とすると、
1本目起用選手とポジションが、ベンチマークスタメン候補となります。

しかし、実は、スタメン最有力候補「三好」のチーム合流と共に、
「ベンチマークスタメン候補」は、即時修正。

修正版ベンチマークスタメン候補チームをシステム形式で掲載すると、

        都倉
    宮吉      内村
 白井   小野 駒井    三好
    福森  横山  菊地
       ソンユン

 か、
        都倉
    宮吉      三好
 菅    小野 駒井    白井
    福森  横山  菊地
       ソンユン
 のどちらか。

 「菅」か「内村」が外れますが、昨日「ベンチマークチーム」選出という事は、第2候補の筆頭プレイヤーという事です。

このメンバーを見ると、サプライズが複数あります。
①有力新戦力4選手全員、スタメン起用。チーム力強化への補強大成功。菅野を加え、スタメン候補4名/5名新規加入=80点の高評価。
②最大のサプライズは、【駒井のボランチ起用】。
 現時点で、ミシャ戦術に再適合の「駒井」を、
 「ボールの集中・中心・攻撃での最重要起点」ポジションに据え、
 現時点戦術理解次点の小野とのWボランチとするシステムです。
 更に、「駒井」ボランチの起用メリットは、「第3・4の動き出し・飛び出し」のプレイセンス・スピード・そこからのラストパス力・激しい上下動となる運動量・スプリント量を充足し、他の同ポジション選手では到底追いつけない領域のプレイを展開出来る事です。組み合わせ相手ボランチが、更に、怜悧な頭脳・判断スピード・テクニックのワールドクラスパスの出し手の「小野」です。「パス供給・攻撃起点」としては、リーグ最高水準・レベルとなるものです。また、パスサッカーのボール回しの起点・底役も、両選手ともに、高いテクニックにより高いボール保持力(保持しているボールを奪取されない力)を持ち、安全性も高いボランチとなります。
問題は、ボランチのもう一面の「守備力・ボール奪取力」で、最近のサッカーでは、「ボール奪取力」がボランチの最優先能力とする風潮までありますが、その傾向には、逆テーゼ・逆行するボランチスタイルを志向することになって来ます。そこでの守備力を、どのポジション・どの選手・どんな組織プレイで構築するかも、連動するスタイルです。(・・・ちょっとヒント。以前ブログで、ミシャ戦術の分析点検をやや細かく行いましたが、守備は、5バックの最終ラインに合わせ、最前線の5トップでの守備もありました。ミシャ戦術の根幹思想は「全員攻撃・全員守備の1つのシステム」ですから・・・)
 第2チームのボランチ、「稲本・兵藤」の組み合わせは、両選手共に「ボール奪取力」が高く、第1チームでの懸念点は低下しますが、攻撃への切り替え・攻撃局面での「パス交換」能力、第3・4の飛び出し力など、攻撃力では大きく劣後し、第1チームボランチを選択した理由が明確に見えて来ます。
また、他のボランチ選手;宮澤・荒野は、ミシャ戦術でのボランチスタイルには、必要能力に大きな不足がありそうです。それが、昨日、未起用の理由だと、大きいですが。
③ミシャ戦術の到達点の一つが「攻撃5トップ」ですが、5選手共に、
 ・激しくDF裏スペースへの飛び出しとパス受け、
  更に、そこからの崩し(ドリブル・ラストパス出し)
 ・サイドからのクロスパス出しとそのクローザー役 が求められ、
「中央CF都倉・
 シャドー宮吉と内村(三好帰チーム後、三好に交代も濃厚)」は、
スピード・運動量スプリント量・ドリブル等突破力・ラストパス力・クローザー・決定得点力の条件で、スタメン候補となったもの。
 サプライズと言うより、ミシャの実戦を観れば明らかですが、ジェイ・ヘイスの様な、「運動量・スプリント量・スペースでは無く点でボールを受ける ストライカーやポストプレイヤー」タイプのFW・前線選手は、スタメン~試合展開のミシャ戦術実践では、適合性が低く、5トップの連動は低下してしまいそうです。
という事から、<後半途中からの試合展開を変化させる投入にのみ起用する>もので、スタメン候補にはならず、ベンチ・途中投入プレイヤーとなりそうです。 (広島の ピーターウタカ、浦和の ズラタンですね。)
 しかし、「内村」選択は、ジェイ・ヘイスを突然抜いたサプライズでした。しかし、5トップの必要条件からは、内村の戦術適性が高評価となり、やっと「J1リーグで選手生活開花のシーズン・タイミング」となりそうです。
 しかし、白井・宮吉・駒井のポテンシャルは凄いですね。三好も含む、新加入4銃士大活躍必至のシーズンとなります。
 都倉スタメン候補は、ラストパスの受け手・クローザーの回数急増により、得点数は一機に倍増以上となりそうな展開で、ここも大活躍必至です。
④守備陣は、不動の4選手で、これにベンチバックアッパー石川と菅野選手を加えた6選手が、
・守備時の5バック守備陣+ソンユンは当然、第2チーム対比で大きな守備力の優位・差があり、特に空中戦勝率はリーグで断トツ1位です。
・更に、ミシャ戦術で最重要ポイントの一つである「最後尾からのピンポイントロング・ショートパス」の攻守切り替え時の攻撃起点役が求められますが、4DF選手のパス能力はリーグ水準を大きく越えたハイパフォーマンスで、第2チーム選手と、更に大きなレベル差があります。GK菅野のロング・ショートパスは、ソンユン以上です。
守攻ともに、第1チーム+石川・菅野は、決定に近い状態で推移しそうです。

3.別件・・S級ライセンス
現在S級ライセンスは、ミシャ監督・四方田ヘッドコーチ・財前アカデミーコーチ保有で、保有者名塚コーチ退チームで1名減となり、キャリアパスもあり、沖田優コーチも2018年受講です。新加入コーチ2名の方は不明ですが、S級保有者の増員は、チームのレベルアップに直結です。頑張ってしっかり採り切ってください。応援しています!!

4.最後に
全選手、チームスタッフも、

『ミシャ監督からの課題・宿題に対し、

 正しく理解・認識し、
 更に消化し、
 監督期待以上のプレイを実現したプレイヤー

 から、試合起用ポジションを獲得・確保していく闘い』 

       を競争しています。

「キャンプとは各自、自己との闘いである」事を、本心から強烈に認識し、

 各選手の1ステップ、1段階の積み上げの一瞬に注目する、毎日ですね。

 大きな期待で一杯です!!


 
      
     

posted by yuukun0617 |21:00 |