2018年01月13日
~進化~ ミシャによる進化②他J1チーム戦力構築
本ブログのテーマは、「他J1チーム戦力構築」です。
2018-1月も第2週が終了するも、チームの戦力構築現況に特徴が現れ始めました。この時点で、確認してみます。
1.戦力構築進展状況
3分された状況です。1/13現在、
①完了=キャンプ・トレーニングへ移行段階チーム〔10チーム〕
コンサ・仙台・鹿島・浦和・柏・FC東京・川崎・横浜FM・清水・広島
②一部更改未確定〔5チーム〕
C大阪・鳥栖・湘南・名古屋・長崎
③多数更改未確定・交渉〔3チーム〕
磐田・G大阪・神戸
との現況で、2017シーズン対比で、①②チーム数が急増し、1月2週目時点で戦力構築を完了し、いち早い、キャンプイン・トレーニング体制とするものです。
これは、シーズン開幕の大幅前倒し日程から、当然の方向性で、この前倒し日程方針は、キャンプ・トレーニング内容にそのまま反映し、
2018シーズンは、キャンプスタート日時は前年同様でも、
内容・質は激変し、キャンプ初日より「ハイペース」での進行日程が必至で、
コンサでも、
1月末第一次キャンプ終了時点で、チーム完成到達目標<80%越え>が必至ですね。
正に、1/28浦和TGはその完成度テストとなるもので、そこでの、起用選手が、スタメン第一候補となるものという事です。
1/16~1/28のたった13日間で、ミシャ監督のサッカー思想・戦術を学習・理解・練習反復で実践にまで到達です。選手自身の本質・サッカー魂を問われるハードトレーニングでしか、達成出来ないものですね。
全選手が、あらためて「自己そのものを問い直され、くらい付いて、最終までやり通す」試練のキャンプとなります。 そこでの劣後=起用可能性ダウン、そのものとなる訳です。
第二次キャンプの2/3~2/11の9日間は、「チーム完成・仕上げトレーニング」で、第一次キャンプのチーム・全選手の到達評価を基に、第一次候補選手群に、肉薄し飛び込んで来る選手をピックアップし、起用選手群を拡大・増加させる点と、戦術達成度の上昇の2つの課題キャンプとなります。
再度、リーグ全体に視点を戻すと、
問題は、③チームで、チームの取組態勢の出遅れ・不徹底が現状結果となっているとすれば、J1リーグ全体のスケジュールに出遅れとなり、結果、トレーニング・調整不足でのシーズン・インにより、スタート期の劣後となり兼ねません。
2.チーム別戦力構築ポイント
①②チームを中心に現在値を記載します。(故障-故、育成層-育、外国-外)
・コンサ 31=既存25(故2・育1)加入6(J1-3・J2-3)退△8
・仙台 27=既存21(故1・育1)加入6(J1-3・J2-1・J3-1・外1)退△8
・鹿島 31=既存26(故1) 加入5(J1-1・J2-1・外1・育2)退△2
・浦和 27=既存21(育1) 加入6(J1-4・育2)退△7
・柏 30=既存22(故1・育3)加入8(J1-5・J2-1・外1・育1)退△7
・FC東京 35=既存31(故1・育2)加入4(J1-3・育1)退△6
・川崎 31=既存26(育2) 加入5(J1-4・故1・J2-1)退△7
・横浜FM 30=既存24(育3) 加入6(J1-1・J2-2・外1・育2)退△5
・清水 34=既存27(故1・育4)加入7(J1-1・J2-1・J3-1・外1・育2)退7
・C大阪未735=既存25(故1) 加入10(J1-1・J2-1・外3・育5)退△6
・広島 28=既存20(育1) 加入8(J1-2・J2-3・外1・育2)退△9
・鳥栖未1 25=既存22 加入3(J2-2・外育1)退△2
・湘南未1 31=既存22(育3) 加入9(J1-4・J2-1・外1・育3)退△10
・名古屋未125=既存22(故2・育2)加入3(J1-2・外国1)退△7
・長崎未1 32=既存22(故2) 加入10(J1-5・J2-1・外1・育3)退△9
以上が現在値です。
30名以上チーム 10 30名未満チーム5
しかし、故障者と育成加入を除く実働者では、
31名 FC東京
29名 C大阪(未7)
28名 コンサ・鹿島・川崎
27名 清水・長崎(未1)
25名 仙台・柏・横浜FM・広島・湘南(未1)
24名 浦和・鳥栖(未1)
21名 名古屋
となります。 コンサは、他チーム比では比較的多い保有数ですね。
J1シーズンを乗り切るための必要数が幾つかは、色々議論がある所ですが、
「最低スタメン11名✕2倍+故障等予備数5名=27名」程度は、
リーグ戦とカップ戦とが重複する「連戦期間」対応で、「Jリーグ規定」の「ベストメンバー」原則からは、2チーム編成のメンバーが必要です。
しかし、その「27名」を充足するチームは、現在は7チームに留まり、シーズン途中での激繁期での「フィジカル低下」の主因となりそうです。
コンサは、充足した保有数の中で、試合起用への選手間競争も維持出来る状態で、シーズンを乗り切れる戦力構築となっています。
25名以下の8チームは、シーズンの中のやり繰りが難しそうですね。
途中で、新加入選手も想定したシーズン展開でしょう。
しかし、特に、名古屋の戦力の希薄さは早々に露呈しそうです。
また、加入選手分析では、この15チーム全体で、
J1より加入 36名 平均2.5名
J2 17名 1.2名
J3 2名 0.1名
外国 13名 0.9名
育成層 24名 1.7名
合計 92名 6.5名 となり、
J1と外国から即戦力、
J2・3から成長選手、
チーム育成のため育成層、となっています。
コンサでは、J1より即戦力選手3名、J2より急成長選手2名と即戦力選手1名の加入となったものです。
3.昨日のキックオフイベントでも、注目・中心は「ミシャ監督」。
全選手・チームスタッフ、そしてサポーターは、その一挙手一投足、一言一言に集中し「全て聞き漏らさず把握する」との姿勢で一杯でした。
こんなに、全チームが、一体になって集中した事はなかなか無い事でした。
この事を始めとして、既に劇的変化の連続です。
実は、ミシャ本人も、チームに来たその瞬間、いや、その前から、劇的に前向きな・前進的な変化の感触を感じた事は無く、初めての体験なのではないかと思います。
「監督は使い捨てだ!」とのチームだらけで、監督の意向・計画・方法論を一貫出来る環境=チームは、そうは無く、コンサこそが無二の、唯一のものだつたのではないでしょうか。
つまり、「やっと念願が叶えられそうなチームに到達した!!」との手応えの様に見えます。
ミシャは、今、
チームを愛し、その周りの人々を愛し、札幌を愛し、北海道を愛し、日本を愛する事を夢見ています。
しかし、サッカーは「厳粛、激しく厳しくタフな練習」の中からしか、産まれないと、「5日間のハードトレーニング」その後の「実戦」の日常サイクルの話の中で、熱く語りかけました。選手とスタッフに、そして、それに声援を贈ってほしいサポーターに向けて。
しかし、今までの「甘さ・温もり」は一掃されますが、より大きく・意義深い「熱い想い・確かな自信・真のプレイ」が待っていますね。
新コンサの出発が始まりました。
posted by yuukun0617 |23:55 |