2018年01月05日
~進化~ 2018シーズンへの展望⑨各種成功率
昨日「パスサッカー戦術」考察の延長線で、各種の「成功率」の点検したいと思います。今後のキャンプ、TG、シーズンインの中、勝負やベクトルの指針として各種「成功率」がポイントとなる事でしょう。
その前に、ちょっと寄り道ですが、
2018シーズン前「戦力構築」で、新規加入交渉はほぼ完了との、社長コメントで、新規加入は、駒井・三好のレンタル加入と白井の完全移籍確定に、菅野の確定待ちとの内容。また、契約更改未定選手(田中・進藤・深井・宮澤・早坂・荒野・内村・金園・菅;2種登録は除く・複数年契約選手は交渉外ですが不明のため含む)の9選手(?)も、契約更新済選手も、現在なお、他チームよりの移籍打診の発生により、レンタル・完全移籍・契約更改失敗の可能性はあるも、現在の所は、特段の他チームオファーも無い様で、未更改選手の納得・我慢の了解で、現状の構成で完了との見通しです。
「もう完成形・ビツグネームは採ら(れ)ない」との社長コメント方針は、
現状資金力から逸脱となる選手の獲得による経営リスクの道は選択しない、との大方針と伴に、
新名将指導者により既存選手の能力急上昇の見込み・見通しに自信を持っているとの大きな期待と予測によるもの。
今シーズンは、その2つの理念・想いの成否を証明するステップに成ります。
では、本題テーマに。
1.重要な成功率は。
〔攻守〕
①パス成功率
・パストラップ成功率
・ロングフィード成功率
・クロスパス成功率
・スルーパス、ショートパス成功率
・セツトプレー成功率
〔攻撃〕
②シュート成功率
・決定率
・空中戦成功率
・枠内シュート率
③ドリブル成功率
〔守備〕
④ボール奪取成功率
・パスカット成功率
・スライディング成功率
・チャージ成功率
・空中戦クリア率
⑤セーブ成功率 と分類されます。
2.「成功率」のポイント
成功率は、自陣サイドからの視点で、相手陣サイドからは失敗率がポイントとなります。つまり、「不成功=失敗」による局面を正確に把握する事が重要という点で、本ブログで「テーマ」とした理由です。
項目毎に確認してみましょう。
①パス成功率は「100%」が到達目標です。
と言うのは、
「パス失敗=ボールロスト=敵へボールを渡す」そのもので、
自陣のパスプレイミスにより、敵へ攻撃局面を与え、進行させるため。
ここから、成功率の低いパスの是非が問題テーマとなります。
例えば、準備万全の相手陣形への放り込みは、パスでは無く、相手へのボール配布にしかならないので?との疑問が出て来ます。実際、相手陣形内のパスターゲットへのフィード・パスは、通れば大チャンスとなり得るかもしれませんが、実際は、攻撃チャンスの放棄となるバクチパスという事が圧倒的に多いのが現実です。しかし、多くのチームでは、標準的プレーで、コンサでも、ジェイや都倉へのポストプレーは多々発生するものです。確かに、相手陣形の高さや強靭さに弱点がある、ターゲットの高さやパスレスポンス能力の高さ等で、状況次第では、「投機・バクチパス」から「成功率50%以上パス」まで改善し、大チャンス局面を複数作れ、得点獲得も有り得ます。しかし、多くのチームの守備陣では、そんな状況は許さず、やはり、「投機・バクチパス」が多発してしまいそうです。
コンサの新戦術となる「パスサッカー戦術」では、
「成功率の低いパスは禁止」が原則となります。目的は、連続パスによる「局面・相手陣打開」ではありますが、その方法が「ミスしない連続パス」であり、パスターゲット複数・多数化で、相手マーク・予想を希薄化し、安全なパスターゲットの選択・実施にて、連続パス交換により「ボールに走らせ」、敵プレイヤーを翻弄し、マークのギャップ・エリアカバー不足を作り、その作り出したポジションへの安全パスにより、大チャンス・得点機とするものです。
コンサは、この戦術実践のため、現在のパス成功率50%を「70%後半~80%台以上」まで上昇させる事が大課題となる訳です。選手の大意識変革が必要となりますね。
②シュート成功率
新監督戦術では、①の通り「多数連続パスの成功」との多大な手数の上で、シュート機となります。「パスサッカー戦術」が成功するとシュート機は多くなりますが、シーズン当初等、戦術実践度が未成熟・不完全の場合は、手数の多さは変わらずに、「数少ないシュート機会数」となるもので、「少ないシュート数で、複数得点獲得」が必須状況が予想されます。
そのキーポイントが、「シュート成功率・決定率」となります。
チーム全体の決定率というより、前線選手の決定率の問題です。
前線選手の起用条件は「決定率20%以上」が必須。
ジェイ・ヘイス・ジュリーニョは超過していますが、2017チーム最大シュート数の都倉の「11%」、チャナティップの「0%」は大問題で、キャンプ中期限の改善課題です。
「シュート失敗」=「攻撃機会喪失」=「高決定率能力選手のみシュート権がある」との厳粛な事実が全てです。「決定率の伴わないシュート数」は、「攻撃喪失数」の意味しかないからです。しかし、現実は、「枠外シュート」をバンバン飛ばして満足している選手・監督コーチだらけで、この甘い認識・感覚が、Jリーグの得点不足解消困難の主因ですね。
③ドリブル成功率
これも、ドリブル失敗=ボールロスト=攻撃機会を喪失=攻撃機会を相手へ渡す、となります。「パスサッカー戦術」では、「ボールロストしないパス交換」とのコンセプトとは逆行し兼ねない「低レベルドリブルは禁止」です。
これは、敵プレイヤーを振り切る「スピード・テクニック」の選手のみが許されるプレイとなります。普通のプレイヤーが、ドリブルし、失敗からボールロストは禁止という事です。
④ボール奪取成功率・⑤セーブ成功率
共に、守備項目数値で、成功率は
・相手攻撃阻止での失点防御成功
・攻守切り換えでの攻撃転換局面の増加・創出 を意味します。
逆に、失敗率は、相手攻撃阻止失敗=失点防御失敗=失点数増加となるもの。
しかし、この守備項目は、該当プレイヤーでの「本来ディフェンスプレー」を発揮のレベル数値で、「パスサッカー戦術」・新監督戦術による特定プレイヤー限定はありません。
以上の通り、各種「成功率」に内在するポイントが多々あり、そのポイントは、今後の戦術展開でのキーポイントとなるものでした。
今後、これらの「成功率」数値に注目です。
posted by yuukun0617 |23:53 |