2017年04月05日
~進化~ 第5戦時点 コンサとリーグ現況データ
J1リーグ第1~5戦まででの、コンサとリーグ現況データ点検です。
コンサは、目標「試合数=勝ち点数」に対すると、勝ち点「-1」=引き分け試合1試合不足ですね。敗戦試合〔仙台・横浜・甲府〕から、引き分け可能試合を見てみると、「甲府」でしたね。これは、ほぼ全員の意見が合致するところでしょう。5戦目の試合結果は、このまま大幅打開が成功しなければ、シーズン展開上「重価値の敗戦」結果となりそうです。
では、リーグ全体のデータから現況を切り出します。
1.公式〔得失差順位=順位〕は成立していません。
順位1位 神戸 得点7 失点4 得失差3
2位 鹿島 得点6 失点3 得失差3
3位 G大阪 得点11失点5 得失差6
4位 浦和 得点13失点7 得失差6
5位 FC東京 得点9 失点6 得失差3
6位 川崎 得点7 失点5 得失差2
・・・・
14位 鳥栖 得点6 失点8 得失差-2
15位 札幌 得点3 失点8 得失差-5
16位 新潟 得点5 失点9 得失差-4
17位 広島 得失2 失点7 得失差-5
18位 大宮 得失1 失点8 得失差-7
・得失差と順位は、上位も、下位も全く連動しません。
・得点数と順位は、同じく、全く連動しません。
・失点数順位は、
上位Gと下位Gに分離し、「1失点/試合」=「5失点」基準です。
しかし、上位G・下位G内の順位には連動しません。
得点数・失点数・その結果の得失点数が、順位にはなりませんね。
では、決め手はどこにあるのでしょう。
2.「シュート成功率=決定率」と「被決定率」
以前から、「順位に正比例項目」との指摘をしていますが、どうでしょう。
決定率 被決定率 リーグ
順位 1位 浦和 16.1% 順位18位 順位4位
2位 G大阪 15.2% 順位4位 順位3位
3位 横浜FM13.0% 順位7位 順位9位
4位 神戸 12.0% 順位1位 順位1位
5位 鹿島 11.6% 順位5位 順位2位
6位 清水 11.1% 順位9位 順位13位
7位 甲府 10.7% 順位15位 順位11位
・・・
14位 仙台 6.5% 順位2位 順位7位
15位 磐田 4.5% 順位6位 順位10位
16位 札幌 4.1% 順位11位 順位15位
17位 大宮 2.3% 順位16位 順位18位
18位 広島 1.3% 順位12位 順位17位
・決定率順位は、上位は連動していませんが、下位はほぼその通りです。
・被決定率順位は、上位~下位まで連動しません。
シュート決定率が、下位チームの主因で、シュート数・攻撃回数の多少は関係しません。
3.支配率・運動量・スプリント数 順位
以前より、この3項目は、順位=勝敗には無関係として来ました。現在値で、再確認です。
支配率 支配率 運動量 スプリント数 リーグ順位
順位1位 浦和 63.9% 11位 14位 4位
2位 広島 60.9% 18位 18位 17位
3位 川崎 55.9% 17位 17位 6位
4位 仙台 55.9% 4位 4位 7位
5位 鹿島 55.3% 14位 12位 2位
6位 G大阪 52.9% 5位 5位 6位
・・・・
13位 神戸 46.3% 16位 16位 1位
14位 札幌 46.0% 6位 15位 15位
15位 鳥栖 43.2% 1位 9位 14位
16位 磐田 43.0% 3位 8位 10位
17位 甲府 41.4% 9位 3位 11位
18位 新潟 38.7% 8位 6位 16位
・支配率は、チーム戦術から意図的に率を設定し、順位には連動しません。
・運動量とスプリント数順位は、チーム戦術からの設定により、連動しません。
4.総括
1~3.から、「シュート決定率」がキー項目である事は、依然として継続しています。
低率のコンサでは、「少ないシュートチャンスしか作り出す力が無い状態、その貴重なシュートチャンスの成功率是正」は、最大課題ですね。
最近注目データとして
「パス成功率」=逆データ「パス失敗率」=「ボールロスト率」と順位を確認。
パス成功率順位
1位 浦和 成功率82.0%(失敗率18.0%) リーグ順位4位
2位 鹿島 成功率80.3%(失敗率19.7%) 2位
3位 川崎 成功率80.1%(失敗率19.9%) 6位
4位 広島 成功率79.3%(失敗率20.7%) 17位
5位 G大阪 成功率77.9%(失敗率22.1%) 3位
・・・・
12位 F東京 成功率73.8%(失敗率26.2%) 5位
13位 札幌 成功率73.7%(失敗率26.3%) 15位
14位 神戸 成功率72.1%(失敗率27.9%) 1位
15位 仙台 成功率71.2%(失敗率28.8%) 7位
16位 鳥栖 成功率67.6%(失敗率32.4%) 14位
17位 甲府 成功率66.5%(失敗率33.5%) 11位
18位 新潟 成功率61.2%(失敗率38.8%) 16位
・連動はありません。しかし、ボールロスト率と失点数は、下位では連動しています。
コンサのパス成功率アップは、ボールロスト数の減少であり、失点数の減少に直結します。パス成功率の改善努力は、相手条件もあり得ますが、自チームでの練習だけでも、大幅改善となります。結果として、選手間距離・ポジションの是正とパス自体(スピード・テクニック・精度)の改善ですね。
以上 5戦目を終え、公表データから、リーグ現況とコンサ課題を確認しました。
posted by yuukun0617 |23:40 |