コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2017年03月23日

~進化~ リーグ第4戦までの現況

W杯二次予選対応での「J1リーグ戦休止」期間。
天からのプレゼント・降って来た「休止期間」を各チームフルに活用ですが、
J1所属の「W杯予選出場選手」は、強い高揚感と裏腹に「強烈なフィジカル消耗」となり、リーグ再開では影響大です。西川・林・槙野・森重・昌子・植田・山口・今野・高萩・倉田・清武の11名。
コンサや現下位チームには影響なしで、四方田監督コメントでは、
「フィジカル調整、故障選手の復帰・アピール」をポイントに活用で、前節「C大阪戦」勝利での成果を礎に「連勝狙い」で戦術・試合展開は継続・発展形との認識です。

ここで、
1.1~4戦のリーグ現況確認 です。
①シーズン前予想と現順位は。
現順位  チーム  シーズン前順位予想
           A氏-  B氏-  C氏 
 1位  神戸    9位- 5位- 5位 
 2位  F東京   4位- 3位- 6位  
 3位  鹿島    2位- 1位- 3位  
 4位  仙台   14位-15位- 8位   
 5位  G大阪   5位- 6位- 7位 
 6位  浦和    1位- 2位- 4位 
 7位  横浜FM 13位-13位-11位 
 8位  川崎    3位- 4位- 9位    
 9位  清水   18位-18位-14位
10位  C大阪  11位- 7位-12位
11位  磐田    8位-11位-13位
12位  鳥栖   12位-10位-10位
13位  札幌   15位-17位-16位
13位  甲府   17位-16位-17位
15位  柏     7位- 9位- 1位
16位  新潟   16位-12位-18位
17位  広島    6位- 8位- 2位
18位  大宮   10位-14位-15位

良い方に大外れ;神戸・仙台・横浜FM・清水の4チーム
悪い方に大外れ;浦和・川崎・柏・広島・大宮の5チーム
コンサは、実は、有り難く・良い方に小外れ。
シーズン前順位予想=「チーム戦力」の筈ですが、
その戦力の「達成度・実践度」で「順位」が決定し、「達成度・実践度」の相違がポイントですね。
②原因分析 です。
順位と連動する項目を捜索・・!
a.「得点・失点・得失差」を一覧に
 1位 神戸  6得点 1失点 得失差+5
 2位 F東京 6得点 3失点 得失差+3
 3位 鹿島  5得点 2失点 得失差+3
 4位 仙台  3得点 2失点 得失差+1
 5位 G大阪 8得点 3失点 得失差+5
 6位 浦和 10得点 6失点 得失差+4
 7位 横浜  7得点 4失点 得失差+3
 8位 川崎  5得点 5失点 得失差 0
 9位 清水  5得点 4失点 得失差+1
 ・・
13位 札幌  3得点 6失点 得失差-3
 ・・
15位 柏   5得点 7失点 得失差-2
 ・・
17位 広島  2得点 5失点 得失差-3
18位 大宮  1得点 7失点 得失差-6 でした。

本来、「得失差」=「順位」公式は、成立していません。
「得点」も順位と連動しませんし、やや近いのは「失点」ですが、連動まではいきません。
b.個別項目と順位の相関関係
 1位 神戸  運動量順位14位 決定率順位 4位 パス数順位11位 
 2位 F東京  同 順位13位  同 順位 8位  同 順位12位
 3位 鹿島   同 順位15位  同 順位 5位  同 順位 4位
 4位 仙台   同 順位 3位  同 順位13位  同 順位 7位
 5位 G大阪  同 順位 5位  同 順位 2位  同 順位 6位
 6位 浦和   同 順位11位  同 順位 1位  同 順位 1位
 7位 横浜   同 順位12位  同 順位 3位  同 順位12位
 8位 川崎   同 順位16位  同 順位 9位  同 順位 2位
 9位 清水   同 順位 2位  同 順位 6位  同 順位 9位
 ・・
13位 札幌   同 順位 7位  同 順位16位  同 順位17位
 ・・
15位 柏    同 順位10位  同 順位10位  同 順位 8位
 ・・
17位 広島   同 順位18位  同 順位17位  同 順位 3位
18位 大宮   同 順位17位  同 順位18位  同 順位 5位
「運動量」「パス数」は順位とは連動していません。
「シュート決定率」は、仙台・川崎以外、ほぼ連動しています。
c.ここまでの結論は、「失点」「決定率」がポイントである点ですね。
つまり、守備力の結論である「失点」と、攻撃のキーである「決定力」が順位変動原因という事です。
今後、各チームの改善ポイントとシーズン展開のキーポイントですね。
浦和の現順位は、相手陣内布陣との「守備戦術」による「失点数」課題で、戦術転換(超攻撃的戦術⇒従前通り戦術で攻守バランス改善)か、現有戦力成長・実践度アップでの現戦術改善での継続のどちらかで、シルバ等スーパー選手の全開が始まり、後者の改善型現戦術継続で進行し、順位上昇の予想。逆に、広島・大宮は、「失点」=守備力整備と「決定力」ですが、これも「低運動量・多パス数」の攻撃的戦術の結果で、戦術転換(堅守・速攻への回帰)か、大幅改善を実現する現戦術の進化のどちらかで、簡単では無く、時間と労力も多数必要で、低迷は継続濃厚。
コンサも「失点」は現戦術・新システム「5-3-2」⇔「5-2-3」の熟成で改善。「決定力」は、都倉の改善を契機に全選手に改善拡大し急解消。ですね。

2.コンサの1~4戦の試合データを確認。
順位 13位  勝ち点4  3得点  6失点  得失差-3
シュート数 総47本 順位 7位 12.3本/試合
 枠内数   12本 順位13位  3本/試合
 決定率  4.1% 順位16位
  ここが最大課題点です。
 選手別シュート数 都倉 15 成功率13.3% 
          兵藤  5    0.0% 
      ジュリーニョ  5    0.0% 
          石井  4    0.0% 
          金園  4    0.0% 
          福森  3    0.0% 
          横山  3    0.0% 
          宮澤  3    0.0% 
          内村  3    0.0% 
        マセード  2    0.0% 
   試合出場全選手が、シュート改善対象です。
   FWだけの問題ではなく、練習も全選手対象です。
パス数 365本/試合 順位17位 成功率71.3% 順位16位
   パス数は戦術上からの上下ですが、成功率は大きな改善課題です。
   パス不成功=ボールロスト数ですので、ロスト数ワースト16位です。
クロス数 19.3回/試合 順位2位 成功率14.8% 順位16位
   得点 1得点 順位3位 
   攻撃ストロングポイントで、成功率の低さが課題。改善によりより拡大可能です。
直接FK・コーナーキック数 
   FK10.5本/試合 順位14位
   CK4.8本/試合  順位 8位
   セットプレー得点 総0点 順位15位
   セットプレー得点は、昨シーズンのストロングポイントでしたが、
   今シーズン、急低下しました。
   その原因は、キックとターゲット、相手守備が考慮されますが、
   キッカーも、ターゲットも大きく変化なく、相手守備=壁が主因です。
   キックの質はJ1トップクラスですね。ターゲットVS相手守備陣の課題です。
   「マークの外し方、隠れ方、ポイントへの入り方、ポジショニング」が課題です。
   J2レベルから、J1レベルへ改善が大ポイントです。 
被シュート数 総67本 16.7本/試合 順位18位
 被決定率 9.0%  順位10位
   守備回数=被シュート数 18位は、J1では最低の被攻撃回数・シュート数で、
   守備戦術の大課題です。被シュートの多数回は、失点リスクの大きさを表すもの。 
   一方、被決定率の順位はJ1ミドルまで上昇しています。
   つまり、多数回の被シュートを失点となる事を阻止しています。
   ズバリ、「ソンユン」の阻止(セーブ)率2.51%(リーグ順位1位)。
   ソンユンが、コンサの守護神・最後の砦・壁に君臨しています。
 しかし、被シュート数での通り、「堅守」が効果的に実現できてはいません。
 被シュート数の減少が大課題ですが、
 そのためには、DF陣の個別能力は当然ですが、
  DF陣を中心とした「システム」「布陣位置」「戦術」での改善が絶対です。
   システムは、これ以上固くは出来ない「5バック」+「3ボランチ」。
   ここではありませんね。
   布陣位置が、重要ポイントです。
   具体的には、結論は「ミドル位置」に布陣です。
   「低すぎる布陣」は第1戦で「守備状態のみでの推移」=「手も足も殆どだせない」
   で失敗します。
   「アンカー前後のスペース発生」がポイントで、「コンパクトな陣形」により、
   スペースが縮小・消滅した「ブロック密集陣形」を構築でき、
   結果も、第3戦・4戦で証明出来ました。
   更に「戦術」の中、「支配率」一定率確保が、フィジカル維持が可能な効率的展開
   との効果がありますが、守備面でも、ボール保持時間帯増加=守備時間帯縮小です。
セットプレー失点数 総2失点 順位11位
   まあまあ。
   高さをストロングポイントして居る筈ですが、そんなに阻止は出来ていません。
   課題点です。
支配率 43.1% 順位15位
   支配率は、1戦-37.7% 2戦-47.2% 3戦-49.3% 4戦-38.4%
   相手チーム次第ですが、前述の通り、徐々に上昇させています。
運動量・スプリント数
  運動量  順位7位   スプリント数  順位15位
   戦術選択から、運動量はJ1水準ですね。
   しかし、スプリント数は、全体・ポジション別にも低レベルで、
   「一部選手の頑張りにのみ依存型で、大課題です。
   パスターゲット、素早く適格なポジション移動での劣後となり、
   今後の大課題です。
纏めますと、
決定率・パス成功率・クロス成功率・セットプレーターゲット能力・被シュート数・布陣位置・戦術・セットプレー阻止率・スプリント数 の9項目が改善課題で、多くは、昨シーズンから持ち越している課題です。
 
   
 

posted by yuukun0617 |17:02 |