コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2016年09月27日

〜進化〜 町田戦 総括

来季を見据えたチャレンジを勇気を以ってトライした町田戦、不思議ですが、低評価コメントblogが連発ですね。
今回総括は、そこがメインテーマとなります。
先ず、昨日試合勝利獲得で、
優勝まで『マジック7』、自動昇格まで『マジック6』
開始〜25分とその後〜の評価の問題でしょうか。
開始〜25分に問題点を指摘する方は、ゼロですね。
攻守共に、町田を圧倒する内容でした。
後で問題となるジュリーニョの守備は、この時点では、ストロングポイントで、鮮やかなタイトチェックからのボール奪取とその瞬間からのピンポイントフィードパスで、町田の攻撃を瞬時に消し去り、町田陣形をズタズタにする攻撃起点となりました。更に、ポジションを町田D3rdまで進出し、最終攻撃に参加し、攻守のキープレーヤーとなっていました。特に、ボール奪取から、ヘイスへの縦一本のスルーパスがアシストとなり、先制し、半分は《ジュリーニョの得点》と言っても良いものとの大活躍でしたね。

町田の相馬監督、FW中島も、全く事前想定外状態で、
何が起きたか分からない内に、アッと言う間の2失点で『もったいない試合だったなと感じている。ウォーミングアップを含めて、試合の立ち上がりから少し浮ついたというか、雰囲気にのまれてしまったことが、立ち上がりの失点や2失点目まで続いてしまったと感じている。』とのコメントで、試合終了後になっても、未だ、理解不能の事態であった事が明らかになっています。
ここまで完璧なスタートが、なぜ、何が起きて、大変化したのか、が問題ですが、
最重要成果としての【ジュリーニョサイドスタイルの強烈な破壊力】獲得を、明確に上げる事が大変重大です。なお、ジュリーニョが、サイドからFW(3TOP)へチェンジした後の2得点目獲得は、都倉、ヘイス、ジュリーニョの3TOPの強力攻撃力として、別オプション・スタイル獲得となりました。第2成果ですね。

では、問題の大変化・守備破綻の分析です。
発端は、やはりジュリーニョから始まりましたが、破綻までにはならない事態からでしたね。ポイントは、素晴らしいボール奪取をしていたポジションです。
左サイドのボランチ脇でした。そして、その後のプレーが2つに別れます。1つは、そのまま攻撃ポジションの町田D3rdまで進出です。そして、もう一つが、ボール奪取位置をそのまま変えずに=陣形は崩さずに、守備継続。ジュリーニョ本人も、どちらを選択すべきか、躊躇の場面がありました。そのままポジション位置を変えずに守備もあり、上下動の回避や陣形安定化のため、そのまま維持し、同位置から、攻撃起点発揮、かと思いましたが、25分〜大変化局面の通り、前線への進出を選択し、ボランチ脇位置での守備と攻撃起点役割は放棄状態となり、前述の攻撃参加役に変化したものでした。そして、その元位置のスペースエリアカバーのため、福森のカバーエリアが倍増し、しばしば、穴・フリースペースを町田に突かれ、福森カバーのため、増川もカバーエリア拡大と左サイドに引きずられたポジションでの守備となり、コンサDF陣全体に波及してしまいました。
強力攻撃力は獲得するも、守備陣の歪みと緩みを招き、大変化状態が続く事となったものでした。
以上のような試合展開でしたが、新オプションの試用・チャレンジとしては、大成功の結果といえますね。
と言うのは、強力・強烈な攻撃力オプションを2パターン獲得した事と、勝利=勝ち点3獲得の上、新オプションの課題が明確になった点です。
勇気を以ってチャレンジしたからこその獲得成果ですね。

問題は、課題点です。
整理すると、新スタイルで、前述のジュリーニョの2つの選択のどちらが正解か、または、第3の選択は無いか、です。
解決の糸口は、『連携と共通理解・認識』にあると見ます。

試合展開からのアプローチが1つです。
詰まり、相手からの攻撃を崩し、素速い攻守切り替えから、ジュリーニョの攻守起点のピンポイントフィードからの速攻を反復し、相手陣が崩れ、大きく陣形を下げるまでは、ジュリーニョのポジション位置は、守備陣にキープし攻守の鮮烈プレーに徹する。一転、ポゼッション時や得点獲得を果たす時間帯は、ポゼッションを上げて、攻撃参加とする、との共通理解・認識を徹底です。

また、連携からのアプローチでは、ジュリーニョには、自由行動権を与え、タイミング重視で、上下動を許す。問題の、ジュリーニョの元位置スペースを、左ボランチと左DFでカバーするとの代替策です。
突然、コンサ守備陣の予定外のスペースエリア発生は、その試合内での対処は、甚だ困難ですが、事前想定でのカバーは、エリアの捉え方や守備ポイント設定、ボランチとDFでの複数でのカバーによる縮小で、事前練習による連携向上で解決可能です。
実戦は、その融合型で、基本スタンスは、ジュリーニョ守備陣形での攻守プレー、チャンス発生では、果敢にジュリーニョ攻撃参加、守備は、想定通り、ボランチとDFでの守備で、結果、【堅守維持・強烈な攻守切り替えから、のピンポイント攻撃の速攻、更に、チャンス時では、更に強力になった攻撃力展開】の新オプション完成に近づきますね。

来季、J1のコンサをとって、チームJ1化の明確な第1ステップ獲得と、言われる試合だったと思います。

有難うございました。


posted by yuukun0617 |21:38 |