2016年09月11日
~進化~ 群馬戦 プレゼントは勝利と新スタイル
波乱万丈の勝利獲得でした。
試合は、皆さんご存知の通り、
順調な試合開始と首位の片鱗を示すサッカーにより、
10分に福森~都倉コンビで華麗な先制となり、
「安心して、『楽しめる』試合」を確信した途端、
19分に「上里」の【いつもの苦し紛れの『ゆるパス』がパスカット】され、
そのまま「失点」。
(最終ディフェンスの「増川」も、
背後にスルスルと侵入してくる群馬「瀬川」を予想しておらず、
そのままボールが流れ、ソンユンによるボール保持と想定した所、
突然裏を取られた「失点」で、想定の甘さが出たものでした。)
そして、突然右サイドの切り札のマセード故障で、石井交替起用があり、右サイドは不安定化のままで、
更に、立て続けに、2度目の「上里ゆるパス」の敵選手パスカットが再発し大リスク発生、
更に、福森、堀米、菊地の順に、次々と連鎖する様に、「ゆるパスとパスミスによるパスカット」が多発しリスクの連続、
合せて、DF脇・サイド裏深くのスペースエリアも突かれ始め、
完全に、堅守が崩壊し、群馬に「シュートチャンス」連続状態となりました。
後半に入っても、その危機状態は継続しましたが、
64分堀米交代し、ヘイストップ下投入・ジュリーニョ左サイドで一変し、群馬選手も驚愕のファンタスティックプレーが連続され、完全にコンサ主導試合となりました。
そして、当然の結果、78分決勝点・84分追加点獲得に繋がりました。
84分、ラスト選手交代の、内村交代、小野投入は、ファンタスティックプレーチームの完成形で、敵GKも、驚きと称賛・感心で「小野のループ気味のロブシュート」を笑顔でキャッチしていましたね。
本当に、見ていて目も心も奪われ、心からサッカーの世界に溺れ・堪能する「至高のサッカー」でした。
しかし、試合内容について...
前半19分~64分、と64分~では、激変=地獄と天国の内容。
問題は、その原因・理由です。
上記の通り、開始~19分は、「通常コンサ試合内容」でした。
「問題発生」は、19分に起きた「上里」の『緩慢プレー』=『ゆるいパス』を群馬選手の狙い通りに「パスカット」された局面から始まり、『失点』の手痛い結果と繋がってしまいました。
先ず、群馬選手は、「上里の『スピードのゆるいパスによるパス交換』」がパスカット・ターゲットだったと思われます。「狙い通りパスカット」し、一瞬の攻守転換で速攻、が群馬の主戦術のひとつであったと、群馬服部監督の試合後コメントの「プラン通りの展開で得点」との内容で表明されました。
「上里」の『スピードのゆるいパス』が問題な事は、試合後、四方田監督コメント「自滅から失点」の指摘通り。
それでは、同様に、その後、福森・堀米・菊地の3選手で、計3回連続して発生した『スピードのゆるいパス』の群馬選手によるパスカットは、各選手の固有問題でしょうか。
答えは、そうではない(各選手の固有問題ではない)、という様に見えました。
何が起きたのか、ちょっと解いてみます..
①「上里」の「他コンサ選手からは想定外」スピードのパスは、パスカットされ、受け手選手(宮澤?)には到達しません。
その下位置は、菊地選手だけの守備エリアでしたが、一瞬の予測外状態で、スピードに乗った侵入は、手遅れの守備位置・対応となり、「菊地」は振り切られ、精度の高いショートクロスのラストパスにより決定機・失点となりました。
②その直後から、「上里」プレーが消極型に変化します。対応速度の遅れ・守備範囲の縮小・運動量の低下となり、その影響が、③の通りに、周りのコンサ選手に連動します。
③「宮澤・上里」ボランチでは、第一ディフェンス・第二ディフェンスの順番は、左右のエリアで分担対応(左ボランチ側は、左ボランチ・上里が第一、宮澤が後方位置で第二ディフェンス..)ですが、「上里」が機能低下でディフェンスの穴・隙が発生し、宮澤ディフェンスの第二ディフェンスも殆ど遅れ、そのカバーで、増川・福森がボランチ位置まで侵出するしかなくなりました。その結果、移動したDF位置に、スペースが発生し、そのスペースをターゲットにした、群馬の斜めのダイナゴルランを再三許す事態となり、不安定守備状態に陥ったものでした。
④その様な「不安定状態」でのパス交換は、「より安全なパスレスポンス(受け手精度)」のため「ゆるいパス」選択となったもので、結果的には、益々、群馬にパスカットチャンスを増やしてしまう結果になった、という事。
しかし、発端は、「上里」である事は、明白で、今後の起用法に大きな影響を与えるもの。
「上里」は、パス精度・テクニックの長所もありますが、「精度・内容の流動する不安定プレー」(プレー内容・レベルが、試合単位や試合時間帯で、大きく上下してしまう点)は、この試合だけでなく、過去何試合も同一内容があり、再三指摘していたもので、同選手起用上の要注意・問題点です。
しかし、「深井」故障不在の中、同じレベル維持での代替選手は居ません。
そのため、「上里」起用は避けられず、同様事態の改善・防止には、本人の意識変革と周辺選手による連携・組織カバー設定が、再構築課題です。
「深井」復帰後も、選手層強化、競争化のためにも、選手のコンバート起用も有力選択方法とすべき状態ですね。候補は、「菊地・福森」の有力選手がいます。
チームJ1化のため、「ボランチ育成」は取り組む価値の高い課題・テーマですね。
本日試合の「波乱時間帯」内容は以上の通りですが、
64分~の「天国」時間は、新コンサ戦術・陣形を一瞬現実化してくれました。
ヘイス 都倉
小野
ジュリーニョ マセード の陣形は、
J1でも、驚愕の
ハイテクニツク・ファンタスティック・ハイスピード プレー
が、戦術となる陣形・起用ですね。
起用上のリスクは「小野」コンディションのみで、
内村も加えると、「コンディション課題」も含め、
「小野」布陣型と「小野不在」布陣型で完成します。
今シーズンで、この陣形構築を「最強布陣」として定着・戦力化する事は、
何回もトライし、戦術完成すべきですね。
大きな楽しみと、確実な戦績結果となりますね。
都倉選手は、監督のブレーキに拘わらず、
「あと7試合勝利を1戦毎確実に勝利していく」とのコメントでしたね。
コンサの未だまだ多い課題と、コンサの強さ・進化形、の両方を現しながら、
また、1歩「目標」に近づいた試合、
選手・監督コーチ・全サポ、全員の力で、進展しました。
有難うございました。
posted by yuukun0617 |16:14 |