コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2016年06月05日

~進化~  千葉戦 総括

果として、【勝ち点 1】をどう捉えるか?
【-2】なのか【+1】なのかですが、選手間、コーチ陣でも、どちらの受け止め方もあるようでしたね。冷静に捉えた理解は、【+1】ですね!
その理由ですが、現状認識の捉え方で分かれ、
・もっと出来た筈だ! = 【-2】
・現状の実力通り!  = 【+1】 となりますね。

千葉戦の目標は【勝ち点3の積み上げにより、2位チームとの勝ち点差を維持・拡大】でしたが、副題が【チーム総力の勝負】でした。

副題の答えが、≪現状の実力では【+1】≫までだったという事ですね。
どうですか? 心情的には、悔しくて、腹が煮えくり返って【-2】あぁ~惜しい!ですが、これが現在のコンサ総力という点は、直視しなければいけない事ですね。

つまり、選手間の激しい競争の中克ち取って起用されていたスタメン(化)選手は、バックアッパー選手との明確なレベル差がある!、という事です。
宮澤・深井のボランチコンビは、コンサJ2最強守備陣での要(かなめ)の存在で、欠く事の出来ない選手、他選手で代替は困難なレベルという事です。
この二人をちょっと分析、
a.対人能力〔パワー体幹の強さ・スピード瞬発力・スタミナ〕
  宮澤     ◎          〇       ◎
  深井     ◎          ◎       ◎
b.カバー能力〔ポジショニング・予知予測力・判断力・連携カバー力〕
  宮澤      ◎        ◎     ◎    ◎
  深井      ◎        〇     ◎    ◎
C.パスカット力〔 予知予測力・瞬発力・ 強さ 〕
  宮澤      ◎       〇     ◎
  深井      〇       ◎     ◎
d.ヘディング能力〔 空間認知力・予測力・高さ・ジャンプ力 〕
  宮澤       ◎       ◎    ◎    ◎
  深井       〇       〇    〇    〇
e.攻撃起点能力〔ビルドアップ力・スペース発見力・パス飛距離と正確性〕
  宮澤       ◎         △        〇
  深井       〇         △        〇
f.メンタル 〔闘争心と冷静さ・意志力・惑わされない判断力〕
  宮澤       〇       ◎     〇
  深井       ◎       ◎     ◎
あらためて、確認してみると、高い能力に成長しています。
【J1で十分機能するレベル】!!

で、厳しいですが、稲本・堀米・上里の相対比較..b.c.が相違していますね。
b.カバー能力、c.パスカット力での共通項目・・堀米・上里は、予知予測と判断力、稲本は瞬発力が低下項目で、結果として、タイトな位置取り、いち早いポジション到達、それぞれが甘く、ボール奪取は1回も成功せず、となったものでした。

次戦は、宮澤・深井の復帰で、同一のリスクは無くなりますが、
【バックアッパーの質】課題が今回千葉戦で、大きな改善課題である事がハッキリしましたね。 『誰が出ても同じ戦術・力が発揮される状態』とされていましたが、全く違うレベルが現実!!でした。

実は、チーム編成での結構難しい課題です。
激しい選手間競争から必然として選択されるスタメン選手ですので、現時点での最適選手である事は当然ですが、コンディション悪化で能力ダウンの局面でしか、他選手(バツクアツパー)は競争に勝てないのでしょうか?! それでは、いつまでも、スタメン選手の優位や起用選択順は変わらない、替えられないのでしょうか?!

答えは...、≪スタメン選手以上のコンディション(最も近いアプローチ法でしょうね)≫、≪スタメン選手以上の特定能力獲得・保有≫と≪スタメン選手レベルまで能力アップ≫しかありません!! 正確な理解と意識の成長・向上、弛まない練習(事前個人準備・個別練習・全体練習)、もっと具体的には、選手個別課題の認識・設定、打開(練習)策設定、計画的管理での成長獲得、です。チーム全体での取り組み、監督・コーチとの取り組み、選手個人での取り組みと3段階となりますが、コンサ取り組みはどうでしょう?!
もう一つの方法は、千葉の手法、選手トレード等交換・取得。ただ、手っ取り早いですが、金銭課題や、連携力の低下リスクなど、万能ではありませんね。

千葉戦では、コンサボランチの不発ショックは、2点で止まりましたが、千葉側のペースダウン(意識ダウンを関塚監督は指摘していましたね...)と、FW・TOP下選手の守備参加で守備バランスへ大きく傾斜させたもので、打開・改善の対応によるものではありませんでした。 その後、システムを守備主軸の低い守備ライン設定から、M3rdまでラインを上げ、攻守バランス型へ変えたため、攻撃活性化(実は、守備リスクの増加が起き、カウンターは受け易くなりましたが、攻め倒し=攻撃は最大の防御方式でしたね)で、2得点、引き分け獲得となったもので、本当は、大変な(カウンター)リスク増となる中、ギリギリ引き分けに持ち込む試合だったのですね。
あらためて、ギリギリ・スレスレで、≪引き分け≫【勝ち点1】獲得、との試合だったんですね。   以上 千葉戦の総括でした。有難うございました。 

posted by yuukun0617 |17:14 |