2010年08月22日
最後の室蘭ジャズクルーズ~フィナーレ~
全てのミュージシャンのステージが終了した後は、参加ミュージシャン 全員によるジャムセッションが行われました。 本当にフェスのエンディング の演奏です。 観客もステージ前に来てスタンディングで演奏を盛り上げ ました。 ミュージシャン達も今日がこのフェス最後の日であることが 伝わっているのか、最高の演奏をプレゼントしてくれました。 演奏終了が近付くにつれ、万感の思いがこみ上げてきました。 ジャズ なんだから最後まで楽しく明るく終わりたかったのに。。 演奏終了後、MCを務めた潮音さんまで泣き出す始末。 そんなぁステージ 上で泣かれるとこっちまで抑えられなくなる~(苦笑)。 最後は潮音さんの 音頭で今年のフェスのテーマである”Into Tomorrow”を会場全員で唱和 して閉幕となりました。 私にはフェスの実行委に大学時代からの友人がいます。フェス終了後に 労いの言葉を掛けに会いにいくと、饒舌な男が無言で固~く手を握り締めて 震えていました。 10年運営に頑張ってきた達成感と本年で終わる寂寥感 が伝わってきました。 落ち着いた頃、室蘭に出向いて彼とゆっくり飲みに 行こう。 退場する際、出口ゲートには実行委員の人たちが並び、客出しをしていました。 みんなとハイタッチをしてお別れしてきました。 この中の若者達が、いつか室蘭ジャズクルーズを再開してくれることを 願って止みません。 やっぱり港町室蘭にはジャズが良く似合う。
posted by マジック・マジェール |22:49 | 音楽のこと | コメント(0) |
2010年08月22日
最後の室蘭ジャズクルーズ~その1~
10回目の開催を迎えた室蘭ジャズクルーズですが、本年を持ってフェス自体 終了となります。毎年参加が慣例となっているフェスである上、最後の参加 ですから、栃木SC戦をサボり行ってきました。 第2回目から観に行っていますが、カッコはいつも帝王マイルス・デイヴィスの Tシャツを着ていきます。
このTシャツはミュージシャンの喰い付きがいいもので。昨年はマンハッタン・ ジャズ・クインテットのC.モヘットさんが興味を示していましたし、本年は 国府弘子ねえさんが興味を示してくれました。 プロの部門は以下の通りです。 矢野沙織(as)カルテット 報道ステーションのオープニングテーマのサックスを吹いていることで有名 ですが、生演奏は初めてでした。チャーリー・パーカーばりの音と演奏には びっくりしました。これからは注目しておきます。 国府弘子トリオ もう圧巻の演奏でした! バックの八尋洋一(b)、岩瀬立飛(ds)もテクニック、 センスとも国内最強クラス。何もコメントができません。スゴイ!の一言です。 演奏終了後は国府ねえさんのサインを頂きました。
北村英治スーパーカルテット 御歳81歳の北村さんですが、未だ衰えぬクラリネットの音色にうっとりです。 会場の多数を占める熟年リスナーの圧倒的支持と、若い世代には長い間 本邦ジャズを支え続けてきた功労と円熟の演奏に対しリスペクトを受け、 ハートフルなライブでした。 サリナ・ジョーンズ フェスの大トリは、サリナ・ジョーンズのジャジーな歌声で締めて頂きました。 サリナは2回目の出演で、室蘭のジャズファンにもお馴染みです。 スタンダードからカーペンターズ(クローズ・トゥ・ユウ)やビリー・ジョエル(素顔 のままで)のポップスまで幅広いレパートリーを披露。 ラストは”フェスを通じて色々な人々と知り合えたことに感謝します”のメッセージ のあと「You Gat Friend」を歌い上げました。シビレました。 <<続く>>