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2008年11月16日

今さら若手起用?

今日の道新から
【道スポ】三浦監督、残り3戦若手を積極起用 来季の財産に(11/16 07:46)

今までのベストメンバーの方針を転換して、今さら若手起用かよっ!
という怒りの声が聞こえてきそうですが・・・(・・;)


おそらく、これは、この前に出された↓の記事の影響だと思います。
前倒し契約通達を選手会要望へ 戦力外選手の移籍をサポート(11/14 10:19)
>札幌の選手会が、来季契約の有無について、
>期限となっている11月30日より“前倒し通達”を求めた。

三浦監督の退任が決まったこともあるでしょうが、来季契約をしないと言われた選手が、
今までの過去の例を見ても、モチベーションを保てるとは思えない。
それに、来季契約しない選手を試合に出すことは、札幌にとっても来季に繋がらない。

非常にシビアな話になりますが、この先の3試合に出ない選手は、
来季札幌と契約を結ばない可能性が高いのではないでしょうか。



もう一つ気になる記事。

報知から
コンサ村野GM退任も…組織見直し職制廃止か

村野さん、三浦監督と駒大で同期だったんですね。そういう繋がりがあったとは知りませんでした。
三浦監督と一蓮托生の想いがあるのかもしれません。


今季の補強の失敗と降格の責任。新しいビジョンの発表に伴う5段階計画の終了と
育成路線の道筋が出来たことをもって辞めるという可能性は確かにないとはいえない。

そして、柏戦後、会場に居残るUSを中心とするサポの対応に真っ先に出てきた村野さん。
その後、今の札幌の説明をできるのは社長ではなく自分と言い切った村野さん。


でも、横浜Fにいたこともある村野さん。


このブログでは繰り返し主張していますが、
辞めることだけが責任の取り方ではないと私は思っています。

posted by whiteowl |14:07 | Consadole Sapporo | コメント(4) | トラックバック(0)

2008年11月15日

GK。

今日の報知から。
コンサユースGK曵地トップ昇格へ

GKは、札幌にとってチームのストロングポイントではないだろう。
高木が大宮からのレンタルということもあり、来季に向けて補強のポイントですらある。

GKは、チームの最後尾からチームに安定と安心を与える存在でなければならない。
日本では、チームが完封すれば、それすなわちGKのお陰といわれるが、
シュートをうたれないよう、または、シュートコースを塞ぐように
コーチングをしてDFを動かすGKであって初めて、その評価は妥当だろう。

手っ取り早いのは、良いベテランを引っ張ってくることだが資金的な余裕はない。
かといって、若手で競争を煽るといっても、
2004年以来、その方針が上手くいっているとは思えない。


>三上大勝強化部長(37)は「GKは若手選手の育成が絶対に必要なポジション」としており、
>曵地を最終的にリストアップした形だ。

>ユースの絶対的守護神は187センチ、75キロという恵まれた体格を生かし、
>ハイボールへの強さと守備範囲の広さが持ち味。

GKの素質として一番大事なことは、体格や反射神経の良さではないと私は思っている。
最後尾からのコーチング、プレイの安定感、読みや判断力が重要だと思っている。
GKは、サッカー的な意味でのインテリジェンスが
最も必要とされるポジションだとも思っている。
だから、経験を積んだGKが活躍でき、選手寿命が比較的長いとされるのだろうし。

まず、GKとしてコレはいけるという素材の良さを感じられる選手であるのかどうか。
そして、その素材を長期的な視点で我慢強く育成していく覚悟があるのかどうか。

もし、報知が報道するようにGKがいないという理由での昇格なら、
本人にとってもクラブにとっても良い事ではないだろう。
今までのユースから昇格させた経験や経緯をしっかり踏まえて、判断して欲しいと思う。

posted by whiteowl |23:10 | Consadole Sapporo | コメント(5) | トラックバック(4)

2008年11月14日

ACL決勝G大阪の試合を見て思ったこと。

先日、ACL決勝のアウェイで、G大阪がアデレードに2-0で勝ちアジアチャンピオンになった。
去年の浦和に続き2年連続、JリーグのチームがACLを制覇した。


さて、この試合の前半は、ルーカスの1トップに遠藤のトップ下、
その下に4人ずつで2ラインを敷く4-4-1-1の布陣だった。

私が注目したのは、この4-4でのガンバの守り方。
コンセプトは、三浦監督の札幌とあまり変わらないという印象。

しかし、カバーリングが速いし早い。何より選手の動きに迷いがない。
ボールホルダーに対して、常に誰かが当たりに行くのでDFラインがズルズル下がることもない。
そして、大柄でなおかつ、日本で負けて勝つしかない状態であったこともあり
悪質なファールもしてきたアデレードの選手に対して、1対1で負けない。

4-4の特徴である、自陣にスペースを生み出さないことから、
前半のアデレードは、サイドから攻めるかロングボールを蹴るしかなく
ほとんどチャンスらしいチャンスがなかった。


札幌とガンバの違いを考えたが、まず挙げられるのが、CH(SH)の違い。
まず、チームとして、ボールを奪われた時のファーストチェックが早い。
しかも、ガンバの明神と橋本は、危険なところに必ず顔を出す。危険察知能力が高い。
また、攻撃にも機を見て参加するなどとにかく運動量が多い。

それとサイド。特に、SBの上がりが多かった。
この4-4-1のどこかに残りの1を入れる布陣は、世界のトレンドになりつつあるが、
4-4-1+X系は、横に選手を並べるので守備でも攻撃でもトライアングルを作りにくい。
従って、攻撃ではパスの終着点であるサイドの選手に対して、
特に縦への突破力が求められ、それが攻撃のキーにもなっている。

ガンバはキープ力があり、すばやいパス回しで簡単にマイボールを奪われないので、
上がる時間もあるのだが、両サイドの加地と安田が積極的に攻撃に絡んでいた。


後半は、相手が点数を取りに行くしかなくなり、前がかりになってきた。
それに対して、ガンバのDFラインは状況によって5~3人がいる状況だったが、破綻はなかった。

しかし、フォーメーションをそれだけ状況に応じて動かしても、
迷いなくそれに対応するだけの適応力が選手にあるということだ。

また、後半、FWを2枚投入したが、
相手が前がかりになり相手のDFラインの人数が減っていたので、
FWの選手を投入することで、相手のDFラインに人数をかけさせるという意図もあったのだと思う。


確かに、ACL決勝に対するガンバの選手のモチベーションは普段より高かったのだろうが、
素直に、これじゃ札幌はJ1で勝てないわけだと改めて思わされる見事な試合運びだった。

posted by whiteowl |15:00 | J-league | コメント(5) | トラックバック(1)

2008年11月13日

GIANT KILLING

GIANT KILLINGを6巻まで読みました! その存在は最近知りました・・・(・・;)
(※7巻まで出てるんですよね。近くのネカフェに置いてなかった(*ノ-;*))

キャプテン翼、シュート世代としては、
選手ではなく監督にスポットをあてた漫画というところが、
新鮮だったし、面白かったですね。
こういう漫画が出てきて、世の中に受け入れられているということは、
サッカーが日本に普及してきているという証なのかなと思ったりもしました。

それにしても、札幌と似てますねユニフォームとか、置かれている状況とか・・・(・・;)
漫画の中だけでも、ジャイアントキリングして夢を見れれば(笑)。

そのうち現実でも、ジャイアントキリングして欲しいですけどね。
まあ、いつまでもジャイアントキリングと呼ばれているようでは、ダメなんですが。


ところで、他に面白いサッカー漫画あったら、ご存知の方いますか?

posted by whiteowl |14:22 | Private Affairs (私事) | コメント(14) | トラックバック(1)

2008年11月12日

強くなるためにやるべきこと。

>門限である夜12時すぎに、自宅の固定電話に監督や彼のスタッフから電話がかかってくる。
>その電話に出なければ、理由や言い訳に関係なく、罰金を払わされる。

>また、練習には開始1時間前の集合が義務だが、
>もし練習に遅れるようなことがあれば、罰金。

>チームでの朝食を義務化し、
>移動の際の携帯電話、iPod(携帯音楽プレーヤー)を使用禁止にするなど、とにかく規則が細かく厳しい。


ピッチ外でもこの細かなディシプリン(規律)を求め実施しているのは、
どこかのユースチームか、若手中心で育成をしているクラブなのか、
はたまた、下位に沈み規律の乱れたチームを立て直すための方策なのか。


しかし、これをやっているのは、あのバルセロナだ。
生まれ変わったバルセロナ (1/2) “グアルディオラ改革”3つのキーワード 2008年11月11日(火)


>高い位置から連動したプレスを機能させるためには、
>さぼる選手がいてはいけないが、今のバルセロナにはそうした選手は皆無。

>これを支えているのは、前述した“戦術ディシプリン”。

>バジャドリー戦では、前線左サイドに入ったアンリの献身的かつ積極的な守備が目立っていた。
>メッシ、エトーを含めて、前線の選手には「守備は自分たちのチェイシングから始まる」との意識が植え付けられており、
>追い込まれる相手DFが苦し紛れに前線にロングボールを放り込む場面も目立つ。


バルサに居た頃のロナウジーニョは、守備をしない挙句、
左ウイングの位置から中に切れ込むため、相手の右サイドにスペースを与えてしまっていた。
現代サッカーでは、例えスター選手であっても、守備をしないとチームが機能しない。

バルサもこのままの規律を維持するということも考えにくいが、
世界トップレベルの選手でも(だからというべきなのか)、このような状態である。



また、グアルディオラ監督は、選手のコンディション管理に科学的見地を導入している。

>週末のリーガと平日開催のCL(あるいは国王杯)で大胆なローテーションを採用するグアルディオラ監督。
>実は、彼が決めるローテーションでは、医科学的見地からの判断が重要な鍵を握っている。
>彼が就任前から提案してきた医療スタッフ、フィジカルコーチ陣の増員やシステムの抜本的改革が実行され、
>選手のコンディションコントロールがより緻密(ちみつ)に行われるようになっているのだ。
>中でも今季からは、筋肉の状態測定器が重用されており、その測定器でけがのリスクが高いという数値が出れば、
>選手の感覚や意見に関係なくグアルディオラ監督はメンバーから外す。
>現在のところバルセロナの選手に疲労からくるけが、筋肉系のトラブルは減少している。


まず、ローテーションというのは、定期的に選手の入れ替えを行うことを指す。
従って、よく天皇杯でベストメンバーを組まなかったと会長から非難されている千葉や大分は、
ローテーションをしただけだということをいう人がいるが、その指摘はおかしい。

なぜなら、ローテーションとは、普段から選手を入れ替えて使うことを指しているからであり、
普段使っていない選手を使うのは、ローテーションとは言わないからだ。

ただ、ローテーションを実施するには、選手層が厚くないとできないことは書いておく。


さて、私が札幌にフィジカルコーチを採用して欲しい理由は、
科学的に怪我を防止し、選手のコンディションを管理する人間がほしいということである。
フィジカル強化のための練習メニューを考える人間が欲しいわけではない。

北京で金を取った水泳の北島選手は、練習中泳ぐごとに血液を採取し血中の乳酸の量を調べていた。


確かに、科学的見地を導入すれば、怪我はしないかもしれないが、
練習を限界までやらないで止めると選手が強くならないという人がいるかもしれない。
しかし、誤解のないように書いておくが、科学的トレーニングの方が厳しい。

科学的に限界と思われる数値を設定しているため、怪我のリスクは低いが、
負荷は限界ギリギリだ。しかも、数値になってでるため、逆に手が抜けない。

世間では、「科学的トレーニング」といわれるが、
ただの「根性トレーニング」だと別のオリンピック選手も言っていたくらいだ。


そして、このコラムは、↓のようにまとめている。
今季のピクシーと一緒で、まだグアルディオラの監督としての
手腕を云々いうのは時期尚早ではあるが、

>(1)ディシプリン、(2)戦術、(3)ローテーションがチームに浸透したことにある。
>選手たちに高い要求を課し、自らの信条を浸透させることができた背景には、自分自身にも高いハードルを与え、
>それを日々のハードワークで消化しているグアルディオラ監督の勤勉さがあると言える。
>1日24時間をサッカー、バルセロナのために費やし、チームのため、勝利のために
>賢明に仕事をこなす姿勢があるからこそ、選手もついてくるのだ。


次期監督には、最低限これは求められるだろう。

posted by whiteowl |14:20 | Overseas Football (海外サッカー) | コメント(4) | トラックバック(1)

2008年11月11日

若手育成路線というビジョンに向かって動いてる感じがする。

来季は、若手育成路線で行くことが濃厚になってきた。
札幌とセビージャ(セビリア)FC。でも指摘したが、
その場合、重要なのは『下部組織の充実と優秀なスカウトの確保』だ。


道新から
来季も外国人育成継続 可能性を見込み先行投資(11/11 10:50)

>今季から本格的に始めた「外国人育成」も引き続き続けていく方向だ。 
>今季は外国人“育成枠”としてFWエジソン(18)が5月にC契約で加入。


報知から
コンサ、育成力向上へ強化部“補強”

>早ければ来季から強化部人員を増員することになりそうだ。
>現在、強化部は三上大勝強化部長(37)と村田スカウト担当のわずか2人。

>現在、強化部は2人で外国人、日本人の補強や、高校生、大学生のスカウティングを行っている。
>1人の仕事量が多すぎるため、増員を要望。
>今季はJ2降格が決定したこともあり、新卒選手の獲得にも四苦八苦した


沖田分析担当コーチの留任の打診もしており、今のところフロントの動きは、
結果にも拘りつつ、若手育成という明確なビジョンを持って、
様々なフロントの強化を試みているように感じられる。



最後に、札幌の誇る最強のスカウト。の活躍もあり、
報知に新卒選手補強ゼロの可能性も…札幌と11月1日に報道されていたが、無事、
2009年新加入 沖縄大学 上原慎也選手の記者会見2008年11月11日が発表された。

この状況で本当によく来てくれたと思います。
快足FW、サイドプレイヤーは、今の札幌にはとても必要な人材です。

posted by whiteowl |14:29 | HFCの経営を考える | コメント(9) | トラックバック(1)

2008年11月10日

石崎さんには、監督になって欲しくない。

三浦監督が辞任を決意した背景には、次期監督が決まりかけていることもあると思っている。

続投を要請しておきながら、次を探すのは失礼だろうという意見は最もなのだが、
厳しいプロの世界、何が起こるかわからない。常に次善の策を用意せねばならない。
それくらいは三浦監督だってわかっているはずだし、むしろ、用意していない方がおかしい。


さて、私は、次期監督候補として名前があがっている石崎さんには、監督になって欲しくない。
誤解なきよう書いておくが、私は、石崎さんを評価している。

評価しているからこそ、監督にはなって欲しくない。
逆説的に聞こえるかもしれないが、来季、監督に据えて、若手中心のメンバーにして、
結果が出ずにまたすぐ「辞めろ」と言われてはたまらないからだ。

石崎さんには、長期間、札幌と付き合って欲しいと思っている。
その理由は、彼が、東芝サッカー部OBだからだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/石崎信弘

しかも、東芝OB最後の切り札といってもいい。
その今や貴重になりつつある東芝サッカー部の遺産をあっさり浪費しては、もったいない。

更に、石崎さんは、選手とのコミュニケーションに長け、若手育成に定評がある。
若手育成は、長く札幌にかかわらないと効果が期待できない。

また、そういう意味で、理論的な監督と選手の橋渡し役として適任でもあるし、非常時は指揮も執れる。


だから、まだ柏の監督だが、もし来てくれるのならば、
GMorコーチのような肩書きで、長期的に札幌に関わってほしい。

従って、私は、もし報道されていることが事実とするなら、年齢的には逆になるが、
監督江尻氏、コーチ石崎氏で、良いと思っている。


イタリアのミランのユニフォームがモデルの東芝サッカー部から継承した
札幌の赤黒のユニフォームを採用するように提案したのは、石崎さんだと言われている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/コンサドーレ札幌

だから、私は石崎さんに監督になって欲しくない。



あと、若手を育成しながら再昇格を目指すなら、どうしても練習過多になるので、
必ずフィジカルコーチは雇って欲しい。それは必要な投資だと思う。

posted by whiteowl |12:10 | HFCの経営を考える | コメント(6) | トラックバック(0)

2008年11月09日

三浦監督の辞任発表について。

今日は長くなりますが、ご容赦ください。
尚、今日の記事は、私の思っていることをただただ書いただけです。


コンサドーレ札幌 三浦 俊也監督退任に関するコメント2008年11月08日

矢萩社長の意向は恐らく、三浦監督続投であると何となくは感じていた。
ちょっとあからさまな道新の記事などを見て、そうではないかと推測していた。
それに、そもそも、監督を代える気なら、もっと早いタイミングで代えていたであろうし、
それから考えても、一番の優先順位は、三浦監督だと思っていた。

で、実際、そうだったようだ。

それをもって矢萩社長を、経営の素人という人もいるが、素人だったらそんなことはしない。
自分の責任を逃れて、監督に全てを押し付けて解雇し、新しい監督を据える方がよっぽど楽だ。

そして、J2降格が決定した後、三浦監督に続投要請を本気でしていた。
普通の社長なら、今季途中で就任したにもかかわらず、そんなことはしない。
三浦監督続投を本気で要請していた私が言うのもおかしいが、それは断言できる。
札幌の事情をよくわかっている。それでいて、敢えて三浦監督続投を要請したということは、
再び遠くない将来、J1再昇格を狙うことを意味する。
だから、社長は、エレベーターチームでも良いと思っているのではないか。
(以前、この論を展開していた人物がいたのだが、その人が矢萩さんだったりと思うときもある。)

この一件を通じて、少なくても私は、矢萩社長は今までの社長より期待できると感じている。
なぜなら、少なくても、自らの信念もあるし、サッカーについても素人ではないと感じさせるからだ。





さて、私が、なぜ、クライトンと三浦監督。ゾーンディフェンスを考える。
を書いた上で、更に来季も三浦監督続投希望。キャンペーンを張ったかといえば、
ある程度周到なキャンペーンでも張らなければ、誰も納得させられないような状況だと感じていた。
それくらい厳しい状況だという認識はあった。正直、もっと四面楚歌になることも想定していた。
そして、私は今季負け続けた結果を監督だけの責任に転嫁して終わらせてしまうことが、
札幌の今後のために一番良くないという考えが根本にあった。

逆説的になるが、要請している本人が、続投の可能性が最も低いと思っていた。
だから、三浦監督が今季最後まで勤め、尚且つ、来季のことも多少なりとも
迷っていてくれたことに実は驚き、感謝もしている。

なぜなら、この苦しい状況で、監督を続け今季を最後までまっとうすることが、
どれだけ精神的にきついかを考えれば、ある意味、拷問に近いとも思っていたからだ。

本当に、それだけでも感嘆に値する。その上で、更に来季もとなると
その精神的なプレッシャーたるや想像できない。
相当このチームに思い入れでもなければ、今季最後までまっとうし、
それだけでもすごいのに、さらに、来季も指揮を執るというような判断はしない。

それをわかった上で、合理的な男の時に起こる合理的ではない判断に賭けるしかないと思っていた。
だから、多少なりとも三浦監督が迷ってくれたことに、
このどうしようもないチームのことを真剣に考えてくれていたことを感じた。


【J1:第31節 札幌 vs 浦和】三浦俊也監督(札幌)記者会見コメント [ J's GOAL ]
(※長いが、該当部を全文掲載することにする。)


そして、ゲーム以外のところでひとつお話したいことがありまして、今シーズンを持ってチームの方を離れたいと思います。辞任したいと思います。まずは、この素晴らしいサポーターの前で2シーズン監督ができたということを非常に感謝しています。まず、経緯というものをお話させていただくと、8月の時点でなかなか勝てない時期が続き、やや降格も考えなければならないのかなというタイミングでクラブの方からは『今シーズンは監督を代えるつもりはないので、最後までやってほしい』という話しをされました。そのことに関しては、それではどういう状況になろうとも、最後までやりますという話しをしました。それから、17位以下が決まってからはクラブの方からは矢萩社長、三上強化部長、村野GMから来シーズン続投して欲しいというお話をいただきました。それについてはあまり考えていなかったので、少し整理して考えてみたいという答えをしました。まあ、それは決して続投ありきというものではなくて、単純にどうなのかな、ということで少し時間をもらいました。クラブの方も、充分な補強費用をかけられずに申し訳ないというお話をしてくれましてが、自分の方としては昨年もそうですが、選手の人権費用というのはすべて教えてもらっていましたし、それをわかった上で今季は残留を目標にしたわけですから、クラブに対してはわだかまりはありませんし、辞任の理由ということについていうと、唯一、結果が出なかったからということになります。社長以下、フロントスタッフには良くしていただきましたし、コーチングスタッフとの関係においてもまったく問題はなかったですし、本当の話を言えば、もう少しここでやりたいくらい、愛着のわいたクラブだと思っています。ただ、勝てない時期が長くなってしまい、そういう意味でリセットした方がいいのかなと思い、昨日、矢萩社長と三上強化部長に辞任の意向を伝え、了承してもらいました」
(※引用終了。)



実は、このコメントの中に、「選手」との信頼関係についてだけは触れられていなかった。
恐らく、これが辞任の最大の理由なのではないかと私は推測している。

選手からの信頼を感じられなければ、実際、来季以降、指揮を執ることは難しい。
サッカーは、監督がするのではない、選手がするのだから。

そして、選手と監督の信頼関係ばかりは、現場に居なければわからない。
でも、だからといって、選手を非難する気にもなれない。
人は簡単に他人に強さを求めるが、人間とは、それほど強い生き物ではない。




私は素直に三浦監督には感謝を示したい。例え今季、ぶっちぎりの最下位で降格を決めたとしても、
昨季、J2で優勝し、J1に昇格したことは、決して悪いことでも非難されることでもない。

確かに、J1に上がらなければこんな苦しい思いをすることはなかったかもしれない。
しかし、上がらなければ我々はJ1の厳しさを忘れてしまっていたことだろう。
万年J2のチームに、J1の厳しさを教えてくれた。

これが高い代償であったのか、安い代償であったかは、残された人間が今後どうするかで決まる。
今季の経験を絶対に活かさねばならない。
この経験を活かせず諦めた人間が、本当の意味で私は負け犬だと思っている。


そして、三浦監督の戦術は、本当に合理的だった。
だから、解明していくことにその合理性を垣間見ることが出来て、楽しかった。
私の戦術理解も深まった(笑)。
出来れば色々と話も聞いてみたかった・・・。
曽田選手が、以前、監督のサッカーはつまらないといわれるが、
奥が深いというようなことを書いていたが、今は私もそうだと思う(笑)。


偶然見つけてしまった2000年当時の三浦監督のインタビュー記事。
イタリア通信103:<番外編その1>三浦監督 ドイツ仕込みのアウトサイダー(07.2000)

その内容は、是非読んで欲しいのだが、今の監督とは180度違うようにも感じる。
しかし、今に至る三浦監督の葛藤を考えると、監督が常々語っていた、
「勝ってくれとしかいわれたことがない。」
という言葉に重みを感じることも出来る。
プロは結果が全て。そのことも教えてくれた気がする。


また、三浦監督は、プロサッカー選手としての実績がないにもかかわらず、
夢を諦めきれず教員を辞めて、単身ドイツに乗り込んでいってコーチングライセンスをとった男である。
そして、時には、通訳もこなし、与えられたチャンスをものにして
今のサッカーチームの監督という自らの夢であった地位を築いた男でもある。
単純に、それだけでもすごいし、尊敬できる。
私には、その生き方は、その戦術とあいまって現インテル監督のモウリーニョと被る時もある。


まだ、3試合残っているので、終わった時にまた改めて書こうと思うが、

ありがとう三浦監督。

posted by whiteowl |14:13 | Private Affairs (私事) | コメント(6) | トラックバック(0)

2008年11月07日

鼻毛。

(※サッカーとは、何の関係もありません。)

最近、なぜか鼻から鼻毛が ピッ と出ているのを目撃することが多い。
札幌も空気が悪くなってきたからだろうか・・・。


しかし、鼻毛が鼻からたった一本出ているだけなのだが、
本当に、100年の恋も醒めそうになる。
当然、気づかずに自分が出していることもあるだろう。

鼻毛を出しながらだと、いくら熱弁して論理的であっても、
それに気づいてしまった人には、全く説得力がなくなってしまうから不思議だ。

だから、コメディアンは、敢えて自ら鼻毛を書くのだろうし、
つまらない教科書に載っている偉人たちに、よく鼻毛を書いて遊んだりもした。

鼻毛には、不思議な魔力がある。
ナイナイ(笑)


また、鼻毛は出ていたとしても指摘できない。相手との信頼関係にもよるが、
特に、女性には指摘しにくい。自分が出していたとしても、指摘されるのは微妙だ・・・。

しかし、意識するとどうしても鼻毛を直視してしまう自分がいて、
相手にそれがばれはしないかと、こっちがすごいドキドキしてくる。
そのうち頭の中で、鼻毛が渦巻いてきて、相手の話どころではなくなってしまう。
恋と一緒で、一度意識してしまうとなかなか頭から離れなくなる。
世界の中心で鼻毛を叫びたくなる。

鼻毛には、不思議な魔力がある。
シツコイ(笑)


皆さんは、鼻毛に直面したらどうしますか?

みんな鼻毛を出していたら、世の中から争いごとはなくなるかも・・・(笑)

posted by whiteowl |14:31 | Column | コメント(5) | トラックバック(1)

2008年11月06日

ユニホームにミニスカート。

オランダで、ユニホームにミニスカートを採用している女子サッカーチームがある。

スカート姿で成績もひらり上昇?=オランダの女子サッカーチーム[ 時事通信 2008年11月4日 4:57 ]

>その名は「FCデ・ラクト」で、今季から地域リーグ5部に参入したチームだ。 
>「ユニホームはスカートにしてほしい」と要望。クラブ側はそれを了承し、正式に女子チームが発足した。 
>だが、申請当初、オランダ協会からは「国際サッカー連盟(FIFA)のルールにのっとり、
>ショーツをはくことが義務付けられている」と却下

>「スカートもshorts(=短いもの)に含まれるはず。ルールを破ったことにはならない」と抵抗。

>すると、何とこの主張が認められた。ただし、スカートの下にホットパンツを着用している。 

>クラブの広報によると、ファンにも好評で「相手チームの選手までうらやましがっている」とのこと。

>テミング主将も、「かわいくて、とっても優雅で快適。ずっとこのユニホームがいいわ」と満足げ。



TV番組でこの映像も見たが、確かに女性らしくかわいらしい実際の画像

日本では、反対されそうだが、さすが、江戸時代、幕府の求めに応じて布教活動をせず、
鎖国中、唯一欧州で日本と貿易していた合理主義と寛容の国、オランダというところか。

しかしながら、ホッケーやラクロスでは、すでに女子のユニフォームはミニスカートであり、
サッカーだから導入できないということもないだろう。


さて、児玉前社長の置き土産として、発足が決まった札幌の女子サッカーチーム。

女子チームとしては後発でもあり、話題性も必要だ。
ユニフォームにミニスカート、採用を検討してみては?

posted by whiteowl |15:06 | HFCの経営を考える | コメント(2) | トラックバック(1)

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