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2011年03月29日

HFCの無謀な計画と機能しないマスコミ。

前回の記事で、“Smile for Challenge”“挑戦には笑顔”と書きましたが、

残念ながら、“無謀な計画”を“挑戦”とはいいません。


HFC債務超過 9700万円 10年12月期 株主総会で承認(03/26 道新)

>HFCの矢萩竹美社長は「興行収入の予算の立て方が甘かった。


当ブログでは、昨年の予算報道時から既にこうなる可能性が高いと指摘してきました。
そして、昨期赤字になれば、債務超過に陥る可能性も指摘しました。
(※経営に対する危機感がまだまだ足りない。2010年03月26日)

したがって、こうなったことに特別な驚きはありません。


原因は、高すぎる観客動員目標にあったことは明らかです。

>観客動員はホーム18試合で合計23万人(1試合平均1万2700人)を目指す。

2009年の1試合平均は10,207人ですから、
1試合あたり2,000人以上増やさなければならなかった。
(※2010年の1試合平均の結果は、10,736人。) 

確かに、J1に昇格した2007年の1試合平均は12,112人なので、
J1昇格に成功すれば達成可能な数字であったかもしれません。
(※以上の数字は、オフィシャルガイドブックから。)

したがって、昨期の予算は、J1昇格を前提とした
“博打”的予算であると言い続けてきました。

そして、その身を滅ぼしかねない危険な賭けに負けただけのことです。


残念ながら、どうだ俺の予想が当たっただろなんて達成感は微塵もありません。

むしろ、ド素人でも結果が分かるような予算を組むHFCの経営に、
ド素人でも口を出したくなる気持ちが、少しでもご理解いただければ幸いです(笑)。


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posted by whiteowl |12:00 | HFCの経営を考える | コメント(15) | トラックバック(1)