2009年02月17日
監督論。
最近出た雑誌“Number”の722号で特集していた監督論とその言葉の関係。野村監督とオシムが表紙に載っていたので即買い(笑)。その中の二宮清純さんと金子達仁さんの対談で、二宮さんが、 大胆に言えば監督は、2つのタイプに分けられるんじゃないかと思っています。 選手を育てる教育者系と、勝ち負けにこだわる勝負師系の2通り。 当然、監督はどちらの要素も持っているわけですが、敢えて大別するなら、 プロ野球の監督でいうと、阪急の西本さんが教育者系の代表、 森さんや権藤さんが勝負師系としていました。 現楽天監督の野村さんは、二宮さんは教育者と勝負師の両面を持つ 珍しい監督だと評していましたが、現役監督だから明確な評価を避けたか(笑)どちらかといえば、教育者系の監督なのではないでしょうか。 同誌で野村監督自身が、選手に情をかけてしまうのが最大の欠点と語っています。 また、『野村再生工場』と呼ばれるその選手の育成手腕は、 試合に勝てないからあっさり代えたり、他の選手を使うのではなく、 例え試合で失敗してもその選手の能力を信じて、そこで上手く選手を軌道修正させる。 その場の勝ち負けよりも長期的にチームを強くするために、 選手の成長を促す、我慢と忍耐が教育者系の監督には必要なのではないでしょうか。 さて、サッカーの話になります。
posted by whiteowl |13:40 | Column | コメント(9) | トラックバック(1)