2008年11月02日
ヤマザキ・ナビスコ杯 -勇気-
ヤマザキ・ナビスコ杯は、大分が清水を2-0で下し、 チーム創設14年と7ヶ月目にして初のタイトル。 若手育成の成功とか、溝畑社長とか、同じ監督の長期政権とか、 今さら何もいうこたぁねぇ(笑)。
スポニチが、この件についてのオシムの言葉を伝えている。 オシム節で賞賛「勇気はお金で買えない」 >「勇気はお金では買えない。それがあった方が勝った」と大分の内容を評価した。 「勇気」という言葉で思い出したことが。 これは千野さん(千野圭一の辛口コラム)の受け売りなのだが、 1978年W杯アルゼンチン代表を指揮して優勝に導いた、 セサル・ルイス・メノッティ監督の選手選考基準の3つの要素は、 「テクニック」「インテリジェンス」「勇気」だそうで。 さて、この中で札幌の選手に一番足りないものは、私は「テクニック」ではなく、 後者の2つ、「インテリジェンス」と「勇気」が足りないと思うのだ。 守備の破綻は、選手の『間』の取り方が悪いから。でも指摘したが、 大事なのは相手との『間』であり駆け引きだ。 フィジカルやテクニックの優位性は確かにあるが、『間』さえ上手くつかめれば、 フィジカルやテクニックの差をカバーすることが出来る。 そして、どんな場面でも臆することなく相手に挑む「勇気」が何より必要だ。 J1のプレッシャーに負けない気持ちがあれば、技術は自然と発揮される。 何より、ガンバ戦で藤田が対面の安田を押さえ込んだ実績があり、 ポテンシャルは秘めているのであって、それを発揮できるかは正にメンタルだ。 技術のある選手が、必ず成功するとは限らないといわれるのも正にメンタルの影響がある。 人間とは、良くも悪くも精神が左右する生き物なのだから。 根性だけでは勝てないが、結局、どんなスポーツも大事なことは、 量と質の高い練習をどれだけしたかだろう。それが、自らの自信にもつながる。 とある水泳のオリンピック選手が、科学トレーニングと世間では持て囃してるいるが、 ただの無茶苦茶きつい根性トレーニングだと言って愚痴ってるのを思い出した。 (※科学的に人間の限界に近いトレーニングが、体を壊すことなく出来るようになったため。) まあ、今年の天皇杯は、なかったことにしよう・・・Σ(- -ノ)ノ エェ!?
posted by whiteowl |16:57 | J-league | コメント(2) | トラックバック(1)