2008年10月13日
スポンサーを考える。
しばらく羽を伸ばしておりました。週末お越しくださった方すいません・・・(・・;) 監督問題については、19日に試合もあることですし、まだ降格も決まったわけではない。 言いたいことは大体書いたので、今後はしばらく静観していこうと思っています。 さて、アメリカの金融不安を背景に、世界経済の停滞が深刻になりつつあります。 今日のスポーツ報知から、コンサ、スポンサー減ピンチ >「ウチのスポンサーさんはあまり問題になっていないところが多いですが、 >それ(スポンサード)どころじゃないという企業もありました」と矢萩社長。 このような不景気に見舞われたり、今季のように資金難が原因で成績が低迷すると、 野球のように大企業がバックに付いて損失を補填すれば強くなるという 意見が出てくる。それは確かに、そうかも知れません。 しかし、責任企業丸抱えの構造というのは、一見良さそうですがリスクもあります。 その責任企業の経営が危機に陥ってしまった時、チームの存続すら危うくなる。 例えば、北京五輪でベスト4入りした、なでしこJAPANの選手も所属する TASAKIが来季なでしこリーグ退会 これは、本体の田崎真珠の経営悪化が原因です。 日本のプロ野球を見ればわかるように、時代とともにスポンサー企業も変わっている。 変わらず支え続けてくれる優良企業はほとんどない。本体が経営危機に陥った時に 本体よりもスポーツを優先する企業などありませんし、 その企業に余程のスポーツに対する思い入れと余裕がなければ、丸抱えは危険だと思っています。 さらに、責任企業が撤退した場合、運良く次の責任企業が見つかる保障もない。 従って、リスクを分散するという意味でも、 私は企業丸抱えではないクラブ経営の方が良いと思っています。 アメリカの大リーグMLBを見ればわかるように、特定の企業に頼るよりも、 多くの企業からお金を集められる可能性があるとも思っています。 スポンサーの問題も監督の問題も、 札幌が継続的に発展していくためにどうしたら良いか現実的に考えることが重要だ と思っています。まだ見ぬ責任企業やまだ見ぬ監督に期待を寄せ、 それで全てが解決してしまうような言説は私はごまかしだと思っています。 前回記事でよくここでコメントしてくれるRyosukeさんのコメントを 私が言いたいことをすごくよくまとめているので引用させてもらいます。 >責任を取るために辞任って言うのは、個人的には責任を取っているとは思えないです。 >たしかに解任されることが多いですけどねw >結局はチームをどういう方向性を持たせてやっていくかということ。 >資金がないから、継続性でそれを補うしかないですから、 >三浦監督ではなかったとしても、コロコロタイプの違う監督を招聘するのは、 >明らかに失敗になるから、そういった意味での三浦監督続投ということだと思います。 >海外で言えばパレルモが顕著な例ですよね。今は連勝しているみたいですけどね。 何が問題でそれに対してどうしたら良いのか。責任者が全て辞めてしまえば、 問題が解決するどころか、かえって問題は有耶無耶になり、チームがなくなる可能性だってある。 チームに対して前向きかつ現実的な視点を持つことが大切だと私は思います。
posted by whiteowl |12:05 | HFCの経営を考える | コメント(2) | トラックバック(1)