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2008年02月25日

セットプレイは「攻撃の形」ではない

2月25日付日刊スポーツの記事で、
「札幌・三浦監督が日韓代表戦からヒント?」http://hokkaido.nikkansports.com/soccer/jleague/consadole/p-hc-tp0-20080225-326959.html

「同じことは2回できないが、セットプレーからの得点は重要視している。
きのうの試合も興味を持って見ていた」

と三浦監督が言ったらしいとの報道でした。

昨日のブログで、「代表とともに札幌もチームとしての攻撃の形が
見えてこない」と私は書いたわけですが、
セットプレイは、攻撃の武器にはなり得ると思いますが、それが「攻撃の形」に
なり得るかといえば、それは違うと思っています。
少なくとも三浦監督もそういう風には思っていないでしょうけれど。

セットプレイは、少なくとも相手陣地まで攻めて行き、ゴール付近でファールを
もらうか、CKをもらわないとチャンスになり得ません。
普通、センターサークルからシュートを打っても入りません(笑

要は、相手ゴール付近で相手にファールさせるようなプレイか
ゴールラインに逃れるようなプレイを多くする必要があります。
つまり、ゴール前で相手ゴールを脅かすようなチャンスをたくさん生み出さなければ、
得点チャンスになりえるような相手ゴール付近でのFKやCKは蹴れない訳です。

従って、相手ゴールまでどうやってボールを運ぶかという方法が必要です。
テクニックのある選手なら、一人でチャンスを作ることも可能です。
W杯の守備の堅くて有名だったイングランドに対して見せたマラドーナの5人抜きや
バルサのメッシの5人抜き、ミランのジョージ=ウェアの自陣ゴール前から
一人でドリブルしてシュートを決めるなどの例はありますけれど、
これらの選手も年中こんなプレイしてるわけではありませんし、
だから、伝説のゴールと言われているわけですけれど
札幌にはそんなスーパーな選手は居ません(笑。
だから、組織的に相手ゴールに迫る「攻撃の形」が必要になってきます。

繰り返しになりますが、セットプレイを武器にするにしても、
セットプレイを得なければチャンスになりえない。
だから、相手ゴール前まで迫る「攻撃の形」が必要になってくる。
従って、セットプレイをするためにも「攻撃の形」は、必要だと思います。

もっとも、セットプレイを期待する前に、ゴール前でチャンスをたくさん
生み出せていれば、そのうち得点するとは思いますけれど…(笑

セットプレイは、攻撃の武器にはなり得ると思います。しかし、
だからといって、「相手ゴール前までボールを運ぶ方法=攻撃の形」が
必要ないかといえばそれはまた別の話だと思います。

posted by whiteowl |23:43 | Consadole Sapporo | コメント(0) | トラックバック(1)