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2008年02月20日

ブーイングを考える。

今日は、日本代表の中国戦があったわけですが、重慶は日中戦争時に日本軍が
都市爆撃したりと被害者も多く反日感情の高いところであります。
そんな圧倒的なアウェイの環境で、日本代表は結果を出しましたね。

ちょっと余談ですが…
しかし、まあ、私には、重慶出身の中国人留学生の友人が居るので、
ステレオタイプの「日本人」、「中国人」という発想だと反目するかも
しれませんが、個別の相互理解があれば、要するにwhiteowlと李さんだと
友達になれます。マスコミを中心にして出されているステレオタイプの情報は
その国の理解を助けますが、リアルな個人の認識ではないので、
そういったリアルの感情や経験を重視していくことが重要だと思っています。


…で、ブーイングについて考えてみたいと思います。
某掲示板で、新居へのブーイングはそろそろ止めた方がいいんじゃないか
という話で盛り上がってました。
出遅れた感じがあるのでここに書いておきます(笑

私の結論からいえば、彼の飲酒運転をして人身事故をおこしたという罪を
許すとか許さないとかいう前に、私は新居にブーイングする意味が
わからないので、する必要性を感じません。

ブーイングに定義があるわけではありませんが、
基本は、味方だろうが、敵だろうが、審判だろうが、ベンチだろうが、
良いプレイには拍手をし、お粗末なプレイや汚いプレイに対して
ブーイングなのではないかと思っています。

新居のプレイがファールが多いとか、時間を稼いでいるとか汚いプレイが
多いというならブーイングの意味は分かります。
しかし、そのような事実はありません。

次に、考えられるブーイングの理由は、ホームデシジョンを作り出すこと。
ホームチームに有利な雰囲気を作り出していくことだと思います。
相手チームの要注意選手に対して執拗にブーイングをして精神的に
プレッシャーを与えていくという効果があると思います。
ただ、殊、新居に限っていえばそれは逆効果です(笑
(鳥栖時代の戦績は1分3敗でしたっけ?)

それと、鳥栖時代ならJ2の日本人得点王としてコンサにとって要注意選手と
言えない事もないですが、昨季J1で5得点ですし、今季J1で対戦するに
当たって執拗にブーイングする必要のあるほど、彼は脅威のある選手
なんでしょうか?例え主力がごっそり抜けた千葉であっても、巻とか
もっとマークすべき選手はいると思うのです。

従って、この2つの理由以外のブーイングの意味が、私にはわかりません。
過去にコンサに所属して現在他のチームで活躍してる選手に対して
執拗にブーイングしているとすれば、コンササポのひがみやっかみにしか
思えないので、掲示板でも言ってましたが、みっともないので止めた方が
いいと思います。

新居の場合は、ユース出身ですし期待されてたこともありサポの落胆が
大きかったことも分からないこともないですが、おめーなんか気にも
してねーし、眼中にもねーよまだまだ優秀な選手がユースから
上がってくるんだ君が居なくなったくらいなんでもねーよ位の心の余裕が、
サポの側に欲しいものだと個人的には思っています(笑。

なので、山瀬にしても今野にしても藤ヶ谷にしても、
ブーイングは止めた方がいいと思いますね。


でも、敢えて何かしたいという方には、

拍手をすることを薦めてみたいと思います。

拍手の仕方が、日本人はあまり上手くないですよね。
特に相手の良いプレイに対して拍手することがほとんどないです。
相手チームの良いプレイに拍手すると敵のサポかと白い目で見られること多々です(笑
でも、良いプレイは、良いプレイとして評価するべきだと私は思っています。

「ブーイングの上手さ=サッカー文化の浸透度」と思っています。
かつて自チームに所属していた選手が敵チームで活躍しても、その選手に
拍手するのをヨーロッパの試合で見た記憶があります。


北海道は、移民の集まりで過去のしがらみには拘泥せず、
大らかな心で人を受け入れてきた土地柄ではなかったのでしょうか。

posted by whiteowl |23:58 | Consadole Sapporo | コメント(5) | トラックバック(1)