コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2022年09月27日

ゴーカートの危険性

森町でゴーカートの事故があり、幼児が亡くなるという痛ましい事故が起きましたが、コースと観客席との間にブロック等がない、ずさんな運営が原因と指摘されてますが、確かにそうです。ありえない運営だと思います。

でも、そもそもなんで暴走したのか、新たな事実に気づきました。
結論から言うと、ゴーカートの構造上、アクセルは普通の車と同じく右足で操作しますが、ブレーキは車体の左に付いていて、左足で踏むのです。(右足では踏めません)

一部の人は、これだけでピンとくるでしょうけど、これだけでは理解できない人が多いと思うので、長くなりますが、説明します。

理解しやすいように、私の経験をお話します。
私はブレーキの踏み間違いをしたことが一度だけあります。大学5年生のときですから、23歳のときです。ブレーキの踏み間違いは年寄りがすることとは限りません。
ただ、私の場合は幸いにも、アクセルを踏むときに間違ってブレーキを踏んだので、大事にいたりませんでした。
どうして踏み間違ったのか、原因は明白です。ブレーキを左足で踏むことを試していたときだからです。
40年前はまだまだマニュアル車が大半で、少しずつAT車が普及しだした時期でした。大学5年のときに、それまでにマニュアル車に代えてAT車に乗り換えたのですが、ちょうどそのころ某新聞に「AT車が普及してきましたが、AT車ならではの操作方法があります」と、左足でブレーキを踏むことを紹介していたのです。それで試してみた次第です。
で、ある交差点で赤信号で止まっていて、青になったので発進しようとしたら間違って左足でペダルを踏んでしまい、当然ながら発進しません。あせってしまって、間違ったことに気づかず、とにかく早く発進しようと思って一生懸命強くペダルを踏んだものの、踏んだのは相変わらず左足でした。
まあ、いつまでもそれが続くことはなく、じきに間違いに気が付いて、左足を開放し、右足でアクセルを踏んで発進できました。
本当にびっくりしましたね。こんなことが起こるなんで、左足ブレーキは、なんて危ないことかと瞬時にわかりました。これが反対にブレーキを踏む場合にアクセルを踏んでしまったらどんなに危険か、恐ろしく思いました。
どうしてそういうことが起こるのかは、簡単に理解できました。
昔流行ったゲームで、白旗と赤旗の2つの旗を手に持ち、「白上げて、赤下げないで・・」というのがありましたよね。結構間違えますよね。これは、複数の手を同時にコントロールしようとするから、左右を間違えてしまうのです。
両足でペダルをコントロールしようとすると、手旗と同じく左右を間違えるのです。
手旗を片手だけで操作しようとすれば、やってみなくても想像しただけでも、間違いは少ないだろうと容易に推測できますよね。

今回のゴーカートの事故では、11歳の女の子の運転が未熟だったと、ほとんどの人が思ったのではないでしょうか。(もちろん、だとしても運営に責任が100%あり、女の子には全く責任はありませんが) でも、運転が未熟とか未熟でないとか関係なく起こった事故と言えると思います。
ゴーカートの構造に問題があって暴走してしまったに違いありません。この事故を契機に右足ブレーキになると良いと思ってます。
亡くなられた幼児は大変お気の毒ですし、事故を起こした女の子はひどいショックを受けていることでしょう。女の子は一生、トラウマが続くと思うと、本当に気の毒でなりません。

posted by 生活の一部 |19:03 | 札幌・道内 | コメント(0) | トラックバック(0)