コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2022年05月01日

ホテルニュージャパンとそっくり

今回の知床観光船の事故は、40年前に33名の犠牲者を出したホテルニュージャパンの火災と類似点が、あまりにも多くて驚きます。

一言で言えば、どちらも安全よりも利益を優先して惨事を招いたわけですよね。
ニュージャパンの社長だった横井はホテル経営のことを知らないのに買収してホテルのオーナー社長になったのですが、知床遊覧船の社長も海の事を全く知らなずにオーナー社長になったとか。
で、ホテルはスプリンクラーを設置せず(スプリンクラーヘッドだけ設置して、配管を行わず、消防署の査察を騙す偽装工作)、不燃材への交換などもしないで放置。煙感知器や火災報知器も故障。さらに館内放送機器も故障して非常放送ができなかった。
遊覧船も、無線器やアンテナが故障。船体の破損も直してない箇所があったようです。
ホテルは火災が起こった際、社長は宿泊客の避難を指示せず、最初の指示は、高級家具の搬出でした。
遊覧船の社長は、第一報が入ってもウトロへ駆けつけず、私用で北見へ向かったとか。
会見でホテル社長は「お集まりいただきありがとうございます」と、その場にそぐわない挨拶。また「9階10階のみで火災を止められたのは不幸中の幸いでした」などと、不適切な発言。
遊覧船社長も「お騒がせして申し訳ありません」と、真摯に反省しているのか疑問な言い方。
さらに、ホテル社長は「悪いのは寝たばこ」と、責任転嫁発言。
遊覧船社長も「クジラに当たったかも」と、不可抗力かのような責任転嫁発言。クジラに当たったくらいでは命を落とさず済むようにする義務があるでしょうが。
ホテル社長は3年間、刑務所に入っていたようですが、遊覧船社長はどれくらいの刑事罰になるでしょうか。

それにしても私が驚いたのは、あのクラスの船には救命いかだの搭載義務がないんですね。必ず搭載されていると思ってました。
この事故を契機に義務化されてほしいですね。あの状況で生還するには救命いかだしか方法がありませんから。
もっとも、救命いかだがあったとしても3メートルの大波の中、無事に乗り移ることができるのかわからないでしょうけど。

posted by 生活の一部 |13:46 | 札幌・道内 | コメント(2) | トラックバック(0)