2006年07月08日
ま た ク ソ ゲ ー ム か !
出先から帰る途中、ラジオで結果を知って、ビデオを見るのを楽しみに帰宅したら…。勝ち点は変えなくていいから負けたことにしてくれないかな、勘違いしてしまうから。以下、雑感。 【呆れた試合運び】 前半1分、フッキが突破から右足でニアサイドを抜いて先制。GKのミスに助けられた面もあるとは言え、シュート自体は悪くなかったし早い時間帯に思い切って狙っていくという判断も良いものだったと思います。しかし得点後なぜか単調な攻めと球際での軽いプレーを繰り返す札幌。先制点を取って弛みが生じたように見えました。案の定相手のショートコーナーに集中を欠き失点。20分過ぎからちょっと良くなったかなと思うとまたバタバタ。中盤が止まったままボールをつなごうとするなんて相手をなめているとしか思えません。流動性のある攻めを見せたのは33分の右サイドを突破した場面ぐらいで、あとは縦にドカ~ン、ごりごりドリブルで行ってステ~ン…。 前半終了間際、地上波では1点欲しいと言うアナウンサーに野々村が「このまま失点しないで追われるかの方が心配」と返した途端に石井のゴールで野々村のメンツ丸つぶれ。砂川の左サイドからの丁寧なマイナスの折り返しを石井がインサイドでゴール遠いサイドの天井へたたき込むいいシュートでした。 後半もボールへのアプローチとねばり強さで完全に上回る愛媛が押せ押せ。52分、右サイドからのアーリークロスにオフサイドをアピールして手ェ上げたのは誰だ!ファーの選手めがけたクロスに決まってるじゃねーか。なんで真ん中の選手がオフサイドだからってプレーやめるんだ! 直後の53分、千葉が退場。今日の審判は厳しかったとは言え、2枚目のプレーも遅れてディフェンスに行っているからああいうことになる。9分後、愛媛の関根も退場。これが数あるラッキーの中で最も大きかったかも知れません。リードされている愛媛は前がかりにならざるを得ず、砂川が持ち味の飛び出しをまたもや見せ芳賀からのパスをゴール。絶妙のタイミングでした。しかししかし、ロスタイムになってもエリア近くでボールをバウンドさせた挙げ句に危険なバックパスを林に送るわ、コーナーのマークはボケボケになるわ…。で、終了。これでイイのか?と思わずにいられない勝利…。 とても褒められた試合運びではありませんでした。え、得点の時間帯がイイ?まぐれ。愛媛が勝手に崩れただけです。ずっと懸念材料となっている「中盤での囲い込みとボール奪取」が、連勝前のレベルに戻ってしまいました。なんであんなにボールへのアプローチを躊躇しちゃうのかよく分からないんですけれど、何か闘い方変えて混乱している部分あります? 【選手個人の評価】 ナシ。あ、上里。確かに復帰は喜ばしい。でも出ただけ。
相手に合わせて手を抜くなんて6億年早い。6月・横浜FC戦では「運を呼び込むに値する働きをした」と書きましたが、今回のは正真正銘のラッキー。言ってみれば「運の前借り」。どこかでこれに見合う働きをしないと取り立ては厳しいものとなるでしょう。幸い次節の相手は働きがいのある相手、首位柏。これまでの借りも返す必要があり、選手もモチベーション高く臨んでくれるでしょう。内容は次節に期待です。日程も厳しいけれど走れ走れ!
【今節の結果】[ ]は出場記録・()内は通算得点
- 注目ジョカトーレ・#6西嶋:バツカトーレ[▽64]
- 今節のマルカトーレ:#10フッキ(11)・#9石井(4)・#8砂川(5)
posted by tottomi |21:30 | コンサドーレ | コメント(2) | トラックバック(0)
2006年07月07日
チャンスを活かしつつあるあの男
明日は愛媛戦。前節、またしても「らしさ」を存分に発揮して湘南に敗れた札幌。また連敗したいなんて思っているわけはないだろうから、その気持ちを行動に移せ。明日はドームで涼しいんだから走れよオイ。ワールドカップの観すぎでフランスみたいな年寄りサッカーのマネをするのはもうカンベン。あれはフランスだからできることなんだし、少なくともマケレレとビエイラは走りまくってるからね。何にも考えずに走るのではなく、意図のある走りを、必要なときに全力で。今節の注目ジョカトーレは、
「後詰めは任せろ!」#6・西嶋博之
です。大塚の回復が遅れているとは言え、安定したプレーでスタメンに定着しつつある彼。飄々としたイメージがあるが、ここ一番では気合いの入った守備でチームを支えてくれ。見せろお前の守備力~♪
札幌の6億分の1ぐらいしか気にならない他会場のカードはこちら。(一回休み:水戸)
- 仙台-神戸:好調神戸が上位をうかがうために落とせない試合に臨む。勝てば大きい
- 草津-湘南:どこぞのお節介が蘇らせた湘南。連勝なるか?
- 柏-横浜FC:点の取れない横浜FCに勝ち目はない。「負け目」もないかも
- 東京V-鳥栖:日テレの仕事から解放された監督。そろそろチームにアタマ使え!(毒
- 徳島-山形:休み明け3連敗は避けたい。先制点を与えると…>徳島
私自身は職場の親睦フットサルのため出場停止(1試合)。見るより蹴るを選んじゃってゴメンナサイ。っていうかこんな日にブッキングしやがって!(恨み節) 「また愛媛と柏か!」などと言われないようにきっちり勝ち点3を。でも何でこんな時期に「オフ明け3日後に練習試合→中1日でリーグ戦」なんてヘンな日程組んでんだよ。ちゃんと走れるんだろうな?走れよ。We are SAPPORO!
posted by tottomi |22:33 | コンサドーレ | コメント(4) | トラックバック(0)
2006年07月05日
個人と集団の挟間-中田英寿引退に思う
中田英寿が引退しました。代表からは退くのかも知れない、とは思っていましたが、すっぱり辞めてしまうとは予想外です。今日はサッカー選手としての彼ではなく、集団における振る舞い方について書いてみたいと思います。 今回のワールドカップではチームメートとの意思疎通がしばしば話題となりました。彼は「練習する・プレーする姿から何かを感じ取って欲しい」との思いがあったようです。あれこれ言葉を費やすのは自分の得意とするところではないという思いからでしょう。 確かに人に言われて気付いたことよりも自分で感じたことの方が強く印象に残ります。好意的に解釈すれば、中田はそうした効果を狙っていたのかも知れません。一方で、「態度で示しても伝わらなければ意味ないじゃないか」という見方もあると思います。「自分はキャプテンではないから自分のプレーに集中するだけだ」と殻に閉じこもってしまっては結局チームに対してプラスにならない、と。中田がそのような選手かという点について異論がある人もいるでしょうが、少なくとも一般論としてはそういうことはあると思います。 「自分の姿から何かを感じ取って欲しい」という彼の気持ちはよく分かります。が、集団が弛緩したままでは結局自分にとっても利益はないわけで。今大会、中田自身は完全燃焼したのかも知れませんが、チームは不本意な試合しかできず、結果も伴わなかった。 彼は大会前、「チームの今の雰囲気は問題。フレンドリーすぎる」と言っていました。が、「フレンドリーかつ厳しさに満ちた集団」にしていく方法はなかったのかな、と思います。でも彼は、自分はタイプではないから、と自らを「言えない立場」に置いて、言葉ではなく姿勢で引っ張る道を選んだ。「言葉」と「姿勢」と、両方を上手く使い分ける術はなかったのか…。だからといって中田が異なる態度をとったら代表はもっと行けた、などと言うつもりはありませんが。
posted by tottomi |19:50 | サッカー全般 | コメント(0) | トラックバック(0)
2006年07月02日
今日の言霊・7/2
先週月曜日の、ある少年との会話。
少年「コンサドーレ連勝したね」
オレ「おう、調子良いよな」
少年「でもあいつらちょっと勝つとすぐ調子乗るんだよな」
…図星ぢゃねーか。どうすんだよ、言いかえせねえよこれじゃあ。
posted by tottomi |17:10 | 言霊 | コメント(8) | トラックバック(0)