スポンサーリンク

2006年04月07日

臨機応変さが求められるあの男

 さて、明日は神戸戦。実家が近いことを活かして遠征したいところでしたがそんな時間と金があるはずもなく、ネットでチェックです。
 草津戦では今後の弾みとなるかも知れない勝利を収めた札幌。しかしこれからの対戦相手はシーズン前に力があると目されたチームばかり。ここから第1クール終わりまである程度の結果を残せば期待はふくらむ。そんな今節の注目ジョカトーレは、

「右サイドのバランサー」#18・芳賀博信

です。さすがはオシムさんの所から来ただけあって、しっかりした技術と複数のポジションをこなせる器用さでいぶし銀のはたらきを見せる彼。そんな彼に今節注目する理由は次の二つ。

  1. 左サイドが西谷なので右は守備的な役割が求められます。前節はこれを上手くこなした上、彼がいることで草津のシステム変更にも柔軟に対応出来たようです。今節の相手神戸は3トップ。芳賀が引いて人数を揃えるという守り方をする必要があるのではないでしょうか。
  2. 一方攻撃面に関しては、神戸の左SB坪内が出場停止。本来の形ではない相手左サイド(札幌の右サイド)を突いて攻め、三浦アツも押し込めば勝機は見える!

 地味ながらキーマンとなりつつある彼。どうせならゴールも決めちゃって「オシムさんトコの子」から本物の札幌の一員に変身!見せろお前のバランス~♪


 札幌の6億分の1ぐらいしか気にならない他会場のカードはこちら。(一回休み:徳島)

  • 湘南-山形:こんなに勝てないとは思わなかった。どうした?>山形
  • 草津-仙台:ある程度の時間帯までしのげれば>草津
  • 横浜FC-柏:良い戦いをしている横浜FC。好勝負の予感
  • 愛媛-水戸:お互い接戦に持ち込むことを得意とする両チーム。1点勝負か
  • 鳥栖-東京V:そろそろ破綻してもいい頃>東京V


 繰り返すがここからより厳しい相手が待っている。前節の勝ちをつなげなければ意味がない。J1からの降格チーム相手に良い闘いをすることは選手のみならずサポーターにも好影響を与えるはず。連勝して上位に殴り込め!We are SAPPORO!

posted by tottomi |19:50 | コンサドーレ | コメント(8) | トラックバック(1)

2006年04月06日

旅のパートナー、見つけた

 昨日、素敵な手帳、というかノートを見つけました。昨今の台所事情の厳しさもあり、一晩考えた挙げ句、「今年は本業がらみでいろいろなところに行くかも知れないからな」というエクスキューズを胸に、あまりにも強い印象が残ったこのノートをやっぱり買うことにしました。

トラベラーズノート(MIDORI製・¥3,360-)


 タイで加工された牛革製のカバーに、シンプルなデザインのノートをはさむスタイル。ノートがいっぱいになったらリフィルを買って入れ替えることが可能です。一つの旅を終えるごとに交換、ということもできそうです。
 デフォルトではさんであるのは無地のノートですが、横罫・セクション(方眼)のリフィルもあり、好み・用途に合わせて使い分けが出来ます。もちろん日常生活で使ってもいいわけで、仕事の時の手帳代わりに横罫、休日にはノートを入れ替えて散歩に…、なんてのも良さそうです。


 

(右)手帳本体が入っていたケース
(中)リフィル(¥315-)
(左)ポケットシール(¥315-)

 カバーは革だけで出来ているので、様々なものをはさむためのポケットシールを貼り付けるべし。


 

 こちらが貼り付け後。航空券・旅程表などをはさめるようになりました。A4サイズなら三つ折りにして。もちろん試合のチケットもOK(ニヤリ
 裏表紙用に同じもの、加えて名刺サイズのカードが入るポケットあり。


 

 左の布袋に入れてどこかに吊しておいて、気が向いたらノートを掴んで街へGO!


 
 カラーは茶・黒。売っているところはMIDORIのHP内、トラベラーズノートのページ(上記リンク先)参照。とりあえず私はLoFtのステーショナリーのフロアで出会って買いました。


 最近革製品に俄然興味が湧いてきた私(まだまだ初心者ですが)。革製品は使い込むと色合いや手触りが変わってくるのが楽しい。いわゆる「馴染んでくる」ってヤツですね。この手帳を買う決め手となったのもそこ。天然革製品は結構値が張るので、破産しないように気をつけて(笑)集めていきたいと思います。


posted by tottomi |21:55 | その他 | トラックバック(0)

2006年04月05日

リスタート

 草津戦、どうやら勝ったようです。statsを見るとシュート数23、CK12と、かなり押していたようですね。いくつかの速報サイトでは札幌の攻めが多かったことがうかがえます。良い再出発になりました。これを次につなげていただきたい。

 まぁ、試合を実際に見ていないので何とも言えませんがとりあえず良かったです。帰りの地下鉄でジャンパー来たご婦人に出くわしたのですが、表情が険しく、どうしようかと思ってしまいましたw


 開幕から一ヶ月、ようやく出来ますよコレが。では皆さん、ご唱和下さいませ~(・∀・)

【今節の結果】[ ]は出場記録・()内は通算得点
  • 注目ジョカトーレ・#10フッキ:87分、相手のミスパスをかっさらって[◯](2)
  • 今節のマルカトーレ:#11相川(1)・#14鈴木(1)

 ジョン・カビラの「マルカトーレ」(出典:『セリエAダイジェスト』)と川平慈英の「レインボー」(出典:『ニュースステーション』スポーツコーナー)を合わせてみました。次は昇格決定の時に使います。

posted by tottomi |22:42 | コンサドーレ | コメント(0) | トラックバック(0)

2006年04月04日

己との闘いが求められるあの男

 さて、「一回休み」を終えて明日は草津戦。ようやく札幌に帰ってきてじっくり練習に取り組める…と思ったらこの寒さ。さぞかしあの男も面食らっていることでしょう。ここはゴールを決めて自分にも、チームにも、サポにも春到来!そこで今節の注目ジョカトーレは、

「超人」#10・フッキ

です。開幕戦のゴール・第2節でのボディーブロー・練習試合でも見せたカードコレクターとしての才能と、あらゆる意味で超人ぶり、いや「人間くささ」を発揮しているこの男。でもそういう人間くささ、大事だよ。そんな選手いなかったもんなぁ、しばらく。ただし、そのギラギラした想いを決して審判に、チームメイトに向けてはならない。プレーに、ゴールに向けろ!見せろお前の足技~♪


 札幌の6億分の1ぐらいしか気にならない他会場のカードはこちら。(一回休み:横浜FC)

  • 仙台-鳥栖:組織的サッカーでようやく勝利。個人技仙台をバラバラにしろ!>鳥栖
  • 山形-神戸:イイのか悪いのかよぐわがんね>両チーム
  • 水戸-東京V:今度こそ地雷炸裂!頑張れ>水戸
  • 柏-愛媛:相手は好調柏。先制点は与えたくない>愛媛
  • 徳島-湘南:失点が減ってきた徳島と点が取れない湘南。接戦か?


 野暮用につき出場停止。よりによって何で今日やねん!と悔しさいっぱい。これから厳しい対戦相手が待ち受けている。日程も厳しくなる。是非とも弾みをつける闘いを!We are SAPPORO!

posted by tottomi |19:50 | コンサドーレ | コメント(5) | トラックバック(0)

2006年04月04日

今日の言霊・4/4

この世のあらゆる書物も
お前に幸福をもたらしはしない
だが、書物はひそかに
おまえをおまえ自身の中に立ち帰らせる

-ヘルマン・ヘッセ

posted by tottomi |19:50 | 言霊 | コメント(0) | トラックバック(0)

2006年04月03日

読書管見・『パリは燃えているか?』


ラリー・コリンズ/ドミニク・ラピエール(著) 志摩隆(訳)『パリは燃えているか?』(上)(下)(新装版・早川書房 ISBN:4152086270(上)・4152086289(下))

 以前紹介した『さもなくば喪服を』のコンビ、コリンズ・ラピエールによるノンフィクション。映画化されており、そちらを御覧になった方もおられるのではないでしょうか。

 1944年8月25日、パリ解放。「敵の手に落ちる時にはパリの全てを爆破せよ」という指令に悩むドイツ軍パリ大司令官フォン・コルティッツ、ナチスドイツの手からパリを、祖国を取り戻すべく奔走するシャルル・ドゴールとその部下達、パリ解放により進軍が遅れることを憂慮しドゴールと対立する連合軍の元帥ドワイド・アイゼンハワー、そしてラステンブルクの地下壕に潜むアドルフ・ヒトラー…。しかし、本作の真の主人公はパリ解放を願い、またパリ防衛を遂行するために戦った市民・兵士一人一人であると言えるでしょう。

 本書には、1000人に及ぶ人々に対するインタビューの結果得られた「8月25日」に関わるエピソードが収められ、それらがリアリティ溢れるストーリーを織りなしています。登場するのはごく普通のパリ市民からレジスタンス、ドイツ兵とさまざま。「彼らにとってのパリ解放の意味」が実に丁寧に描写されており、歴史上の大事件の背後にある人々の営み・意思といったものを鮮やかに描き出しています。
 そこに関わる全ての人々にとって、パリ解放はそれぞれ独自の意味を有していた。その意味に向かった彼ら「一人一人の行動の集積」としてのパリ解放…。なるほど、先にこっちを読んでいたから受け止め方がああなったわけだ。昨日の『タイタンの妖女』と、ここでつながりました(独り言)。

 『さもなくば喪服を』に比べてかなり細かい場面割りが施されており、展開のスリリングさはこちらの方が断然上。訳文調に弱い、外国人の名前を覚えるのがちょっと…という方は、あまり一つ一つのエピソードに拘泥することなく流れに任せて読んだ方がよろしいかと。


 もう一つ、こっから下は本当の独り言。「巻末特別エッセイ」で作家の柳田邦男さんが言っている次の部分が印象に残ったのでメモ。

 書く対象の事件が大きなものであれば、事件発生のホットな時点で、各種のマス・メディアがセンセーショナルに大きく報道する。時にはうんざりするほど、過剰な情報が流される。(中略)ところが、五年、十年と経つうちに隠されていた秘密文書が見つかったり、沈黙していた関係者が口を開いたりすると、事件の姿形や内実が通念化していたものとかなり違うものであることがわかったり、感動的な秘話が明らかにされたり、事件の歴史的な意味が分かったりする。だから、事件当時に取材した記者が《あの事件については自分がみな知っている》と思いこんでいても、後になってノンフィクション作家による事件の再発掘や再検証をした作品を読むと、そこには知らなかった事実がぎっしりと詰まっていたということが、しばしば起こるのだ。しかも、年月が経っていても、かえって人物の一人一人が生き生きと描かれるようになる。
 このことはノンフィクション作品が担っている役割と重要性を示すものだ。その意味で、ノンフィクション作家は、ジャーナリストと歴史家の両方の領域に片足ずつを突っこんで仕事をしている表現者だと言えるだろう。

 「ノンフィクション作家が羨ましい」と時々思ってしまう自分を見透かされているような気分。そんなこと考えてちゃ仕事にならんぞ、と自分に戒め。



posted by tottomi |20:58 | 読書管見 | コメント(0) | トラックバック(1)

2006年04月03日

読書管見・『タイタンの妖女』


カート・ヴォネガット・ジュニア(著)浅倉久志(訳)『タイタンの妖女』(早川書房 ISBN:4150102627)

 お笑いコンビ・爆笑問題の太田光がもっとも感銘を受けた本としてしばしば紹介しているSF小説。さっき「はてな」で検索かけてみたら、やはり『爆笑問題のススメ』最終回を見て購入した人が多いようです。私もそのクチですが。

 すべての時空にあまねく存在し、神のごとき全能者となったウィンストン・N・ラムファードは、戦いに明け暮れる人類の救済に乗り出す。だが、そのために操られた大富豪コンスタントの運命は悲惨であった。富を失い、記憶を奪われ、太陽系を星から星へと流浪する羽目になったのだ。最後の目的地タイタンで明かされるはずの彼の使命とはいったい何なのか?(裏表紙紹介文より)

 本作が言いたかったこと、漫画版『風の谷のナウシカ』とちょっとだけ重なっているところがあるように思います。(以下、ネタバレあり)



続きを読む...

posted by tottomi |00:36 | 読書管見 | コメント(2) | トラックバック(1)

前へ