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2008年10月30日

【ガセネタ】温暖化へシュート!-協会・Jリーグの挑戦【下愚不移】

 日本サッカー協会のJリーグ将来構想委員会は、来年度の活動の一環として「温暖化促進プロジェクト」に着手することを発表した。これはリーグ戦・ナビスコカップなどの公式戦からユースレベルの大会、地域貢献活動にいたるJリーグの全ての活動において「化石燃料をガンガン使って地球の気温を上げてしまえ!」というもの。

 事の発端は、犬飼基昭・日本サッカー協会会長-犬に喰われろ!が打ち出した「Jリーグ秋春制移行」だ。代表選手の体調管理を最優先に考え、川淵三郎・名誉会長-引っ込め老害!も賛同するこの計画に対し、札幌・新潟といった北国の弱小クラブが一斉に反発。「冬にアウェイが続くと選手がホームシックになる」「雪かきめんどくさい」「新しいおうち(室内練習場)建ててくれなきゃヤダ!」などとわがまま放題。札幌に至っては秋春制移行というこの希有の壮挙を妨害せんと対策チーム発足を計画中だという。
 そこで、五月蠅い弱虫どもを黙らせるために編み出されたのが「温暖化促進プロジェクト」だ。

 「秋春制移行を3分で考えついた」と言われる会長、今回も「地球規模で平均気温を上げて降雪をなくせば問題解決」と、これまた凡人にはないひらめきの良さを見せつけた格好だ。
 2010年の移行へ、まさに「温暖化待ったなし」。今年・来年のうちに平均気温をガンガン上げなければ早期の移行はおぼつかない。さっそく会長は公用車を燃費の悪いアメ車に変更。協会幹部からバイトの姉ちゃんにまで自動車を支給。公用・私用を問わず運転しガソリンを消費せよ、というわけだ。「ターボ効かせてコンビニへ!」が協会での合い言葉となっている。
 Jリーグも温暖化を全面アシスト。今後のリーグ戦は全てナイトマッチとし、照明をこれまでの3倍の明るさにすることを各クラブに指示。競技場内の売店では紙コップなど温暖化防止につながるものの使用を禁止し、プラッチック製品をガンガン使い捨てていく。ガソリン消費に貢献する車での来場者にはチェアマンのプロマイドを無料でプレゼント。もちろんアメ車だとサイン入りだ。
 選手も温暖化に協力。試合中の給水は前後半それぞれコップ一杯に制限。選手の体温をガンガン上昇させて気温を上げようというのだ。秋春制で最も大きな恩恵を蒙る代表選手は試合中の水分補給は全面的に禁止される。「夏に試合をすることで暑熱対策になる」と薄っぺらい理屈を持ち出す鹿島・青木は代表から永久追放となる。

 協会はすでに経済産業省に対し、原発を全て停止して火力発電に切り替え、化石燃料をもっとガンガン消費して欲しいと働きかけている。まさに官民挙げての大事業。「今は解散どころじゃない。株価と温度を上げないと」(犬飼会長)。

 国家プロジェクトの様相を呈してきた秋春制移行。協会とJリーグには少数意見に動じない意志の強さが求められる。

posted by tottomi |20:23 | サッカー全般 | コメント(2) | トラックバック(1)