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2008年10月24日

第29節・札幌0-2柏

 だいぶほったらかしにしてしまいました。ようやく野暮用も落ち着いたので、前節の試合のことを書いておきます。

 前半は柏にボールを持たれる時間が長く、取りどころがかなり後ろになってしまって攻撃に移れませんでした。風下だというのも影響したのではないでしょうか。いつにも増して風が強かった。
 フランサは余り決定的な仕事をしているようには見えませんでしたが、中盤から出てくる選手を札幌の守備陣は捕まえ切れていなかったように思います。後半頭から砂川を入れていますが、大塚を下げたのは戦術的な理由だけでなくコンディションの影響もあるかも知れません。

 後半はカウンターから何度かチャンスを作ったのですが、相変わらず決めきれない展開。後半開始直後に、自陣から長いボールを入れて、うちの前線の選手がCBと同数で勝負できるかな…と思ったら古賀に上手くプレーを切られる、という場面が二回ほど。スピードで勝負できるFWがいれば少し違った展開になったかもしれません。

 点は取れるけれど我慢できず失点、というパターンから、ここ二試合は点も取れないというより悪い状況に陥っています。今シーズン何度も問題になっていますが、ボールに対するプレッシャーを、一人一人の選手がもっとしっかりかける必要があると思います。戦術より前に、そこのところは大前提でしょ。


 商売柄、私は「時間軸」と「時間の枠」というものを常に念頭に置いて物事を考える癖があります。
 「時間軸」の方向は決まっていて、これは人間には曲げたり逆に向けたりすることはできない(ことに今のところはなっている)。だから、どれだけジタバタしてみても、時間は一定の速度で進みます。
 一方、「時間の枠」、つまり「ここからここまでをひとつながりの時期」と見るその見方は、それこそ千差万別です。一ヶ月をひとまとまりと捉える見方、一年をひとまとまりとする見方、もっと長い時間をひとまとまりとする見方、などなど。
 そうして異なる時間の枠を切ってみたときに、同じ事実・現象が違った意味を持って立ち現れてくる、というのはよくあることです。泡まみれでウハウハだった80年代は次の失われた十年の前触れに過ぎなかったり、一人の人生において何一つ良いことがない時期があったとしてもそこで舐めた苦いものが後々の糧になったり。

 時間が全てを解決してくれる、などと脳天気なことを言うつもりはありません。が、時間は否応なしにつながっていくし、実りのないように思える時間をそこだけで区切ってしまっては、本当に実りのないものになってしまう。

 ま、そういうことです。

posted by tottomi |20:53 | コンサドーレ | コメント(0) | トラックバック(1)