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2008年08月10日

第20節・札幌1-2大宮

 星勘定からすると非常に痛い。以下、雑感。

【セカンドボールへの寄せで劣った札幌】
 両監督のハーフタイムのコメント(J'sGOAL)に端的に表れてるように、大宮は前線のラフリッチに、札幌はアンデルソンに当てたボールを拾って攻めにつなげるという、お互い良く似た進め方をしてきました。ラフリッチは前回の対戦の時にいなかった選手ですが、ここのところでキープされる場面が多かったように思います。アンデルソンも頑張っていましたが、ギリギリのプレーでファウルを取られることが多かった前半ですっかり冷静さを無くしてしまった感があります。
 さらに、セカンドボールの奪い合いでも後手に回りました。昨日のクライトンは球際でファイとしていて、守備の面ではこれまでにないくらい良かった。ただ、チーム全体としてはイーブンのボールをものにする力強さに欠けていたかな、と。前へ向けたプレッシャーも弱かったですね。
 笛が安定しなかったことも心理的に影響をあたえたかも知れません。ただ、ファウルになるかならないかの違いは、やはり体の入れ方だとか危機察知能力だとか個人の能力に関わる部分も大きい。もちろんおかしな笛にはクラブとして意見を言うべきですが、選手には「文句のつけようのないボールの奪い方・競り方」を、日々のトレーニングの中で磨いていってもらいたいものです。「審判が…」と言うことは容易いですが、そこで止まっていては生産的ではない。逆に札幌に有利に働くことだってあるわけですから。

【精度を欠いた中盤とセットプレー】
 相変わらず中盤の選手の連動性は低い。クライトンが持ったときの動き出しのタイミングを、他の選手が一向につかめていないのはかなり問題です。両サイドは縦だけでなく横にポジションを動かす動きをしないとボールも動かない。これが基本戦術なのかも知れませんが、もう少しマイボールの時間を増やす試合運びをしないと、再び後ろが破綻しかねません。
 昨日はセットプレーも良くなかった。チャンスらしいチャンスは後半に箕輪が外した場面ぐらい。キックの精度が良くなかったというのもあるかも知れませんが、中山・ダヴィが戻ると少し変わると思いたいです。


【今節の結果】

  • 注目ジョカトーレ・#8砂川:バツカトーレ
  • 今節のマルカトーレ:#11アンデルソン(1)


 主力を欠いての結果、という点を考えても勝ち点3は欲しかった。相手に調子が出ていなかっただけに。次もホームです。修整する時間は十分ある…などと悠長に構えていたら今日の二の舞。もういい加減危機感露わにしようよ。

posted by tottomi |12:24 | コンサドーレ | コメント(2) | トラックバック(0)