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2008年05月06日

第11節・札幌1-3東京V

 失ったものはあまりにも大きい。以下、雑感。

【目的を忘れた守備】
 一点目は競り負けた鄭容臺、二点目はこぼれ球への準備を怠った上にこれまた競り負けたマーカスと、いずれもミスを犯した人間がいるから失点しているわけですが、問題はそこだけではありません。前半はありとあらゆる場面においてボールに対する集中力と厳しさを欠いていた。二人の場合はそれがたまたま失点につながる場面で出ただけ。その後のプレーにも精彩を欠いたため前半で交代となりましたが、できることなら全員代えたいと思わせるぐらいの酷い出来でした。
 守備の根本的な目的、「ボールを奪うこと」ができた後半は少しはマシな試合になりましたが、相手の拙い試合運びに助けられただけ。次につながるなどと安易な現実逃避で済ますわけにはいかない。最初からやれっての。

【悪循環を断つ方策】
 この三日間の過ごし方がすごく大事なのではないかと思います。GWが終わり連戦もひと息みたいな空気になっていますが、四日後にはすぐ試合。出場停止も出ています。カンフル剤を打つにはあまりに時間が少ないですが、何もしないわけにはいかない。
 怪我人が多く、工夫といっても限られてきますが、中盤の選手をいじるという手が考えられます。今日の藤田先発は、3バックの横のスペースへ走らせるという意図があったんだと思いますが上手く行きませんでした。4バックの大宮には狭いところでプレーできる西を持ってくるのかなと思います。真ん中の所はボールを奪う力強さに欠けていますね。イエローが気になったか消極的なプレーが目立ったマーカスには次の試合までに気持ちを入れ替えてもらわないと困るわけですが…。クライトンを下げるのは余計にセカンドボールを拾えなくなりそうなのでボクは反対です。
 何より必要なのは、やるべきことをもう一度思い出すことです。ボールに対し常にプレッシャーをかけ続ける。90分全開でやってはじめて闘えるチームなんだということを再認識すべきです。札幌は強くない、戦力的に。そこにもってきてメンタルまで強さを失ってしまったら何が残るのか。
 こんなこと書きたくないけどヘタはヘタなりにやり方がある。技術だけじゃなくて、チームのために払う犠牲とか、最後まで切らない集中力だとか、そういうもんが全部合わさってサッカー選手の評価、チームの力ってのは決まるもんだと思います。

 何だか試合のレポートの体を為していませんが、まぁそれだけ酷い試合だったということです。が、ここから何をするかで今日の試合の意義は決まってくる。勝ち点3は落としたけれど、それ以上のものを取り戻すことを期待します。落としてしまったボクのシーズンチケットは戻ってきそうにありませんけど。大きい…あまりにも大きい……orz

posted by tottomi |23:34 | コンサドーレ | コメント(3) | トラックバック(1)