2007年12月02日
I'm A-Doun For Lack o'…
やられた。完全にやられました。まさかビッグフラッグの裏にこんなものを隠していたとは(笑)。全く予想していませんでした。ネット上でもそんなことをにおわす発言は見つけられなかったし。お見事。 "たった一つのかけがえのないもの"、ボク等の、イヤ、ボク等札幌はついに昇格を果たしました。決まった瞬間はもっと感情が昂ぶってしまうかと思いましたが、そうではなくて後から徐々にこみ上げてくるという感じですね。この方がより長くこの気持ちを味わうことができてイイかな。あの場に居合わせることができて本当に幸せです。 "I'm A-Doun For Lack o'Johnnie"。今、頭の中で繰り返し流れている曲です。こういう素敵なアルバムに収録されています。 CDについている解説に書いてある通り、本当のサッカーの試合のようにこのアルバムを聴くと、この曲はフィナーレの部分にあたります。どこか物悲しいヴァイオリンの旋律が、大仕事を為し遂げた達成感だけでなく「ああ、今年も終わったな」という寂しさに浸るには絶妙です。が、旋律だけでなくタイトルにもボクは何とも言えないものを感じてしまいます。 邦題は「ジョニーがいなくてがっかり」。元々はスコットランド民謡で、恋愛を謳ったものらしいのですが、「ジョニー」の代わりに、これまでチームに関わってきたけれど昨日のあの場に立つことのできなかった、スタンドに居ることのできなかったいろんな人の名前を入れてみることができそうです。 一年間、出場機会に恵まれなくても必死に練習を続けたであろうサブの選手達。 大詰めの時期に大きな怪我をして、一番辛いのは自分のはずなのに「何もできなかった」と語る責任感と闘争心の塊。 その場に居合わせたけれど試合を見ることが許されなかったCVSの人々。 クラブが一番苦しい時期にキャプテンとしてチームを支えてきた"#7"。 今年も何人もの選手がクラブを去ることになる。スタジアムに来られない人もいる。みんながみんな、ずっと一緒に居るってのは無理。でも、ここに居たくても居られない大勢の人の想いってのを、どこかで覚えておかなくてはいけないな、と思います。
さて、しばらくはこの余韻に浸りつつ来年に想いを馳せるとしましょう。半端じゃなく厳しい闘いになると思いますよ。それまで皆さん、英気を養いましょう…って、「今年のブログは終わり」みたいな締めになっちゃいましたが、もうちょっとだけ続きます、ドラゴンボールみたいにw
我々は終わりのあるこの旅を行くことにしよう
終わりのない旅が始まる時まで
posted by tottomi |14:21 | コンサドーレ | コメント(9) | トラックバック(1)