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2007年07月14日

アジアカップ2007・日本3-1UAE

 やっぱり延期になった徳島戦。15日も帰れない可能性が高いということで、次に向けての調整が非常に心配です。コンディションってのは定期的に試合をすることで整ってくるものなので、試合が一つ飛ぶと少なからず影響が出てくるでしょう。上手く調整して21日の東京V戦に備えてもらいたい。
 それにしても一昨年の山形戦に続く二度目の延期。ついてない。余所のカードはすぐに代替日が設けられたのにうちは未定。遠隔地故のハンデですね。9月のミッドウィーク、12日か19日あたりになるんじゃないでしょうか。
 
 さて、代わりにと言っては何ですが、代表戦のレビューを。大きな勝ち点3でした。失点した前後の時間帯を除けば非常によいサッカーをしたのではないでしょうか。以下、雑感。
 
【時間帯と流れを考えた攻撃】
 UAEがどう出てくるかを窺いながらの立ち上がり。思ったより攻勢に出てきた相手に、序盤は押し込まれる時間帯が続きました。UAEは中盤の運動量が多く、セカンドボールへの寄せを早くして分厚い攻撃を展開。対する日本はその中盤のプレッシャーを無理にかいくぐろうとせずに、マイボールになったら早めに縦を狙うというシンプルな攻め。流れが変わるのを辛抱強く待ちました。
 15分頃から分厚い攻めを展開するようになった日本。両サイドを広く使いUAEを押し込みはじめます。そして22分、ショートコーナーから高原。UAEのみならずテレ朝の放送ブースにまで生じた妙な空白を上手くついた、狡い得点でした。
 その後も効果的なサイドチェンジを使いゲームを支配する日本。27分、二つのサイドチェンジが入った後、加地のクロスから高原。シュートまでが早い、質の高いゴールだったと思います。その後、序盤は後手に回っていた中盤での守備からボールを奪えるようになり、41分にはさっぱり分からないPKを、これまたさっぱり分からないカードを喰らいながらも中村俊輔が決めて大きな3点目。これでゲームは決まりました。
 
【余計な失点を喫した拙さ】
 後半立ち上がりも中盤で人数をかけて守れており、相変わらずの日本ペース。53分、UAEの14番が退場になると、ワンタッチで回してキープしUAEのプレッシャーをかわし、こりゃ寝てしまうぞ、と思った66分、中央をスルーパスで割られてやらずもがなの失点。相手陣内で振り向かれてしまった中村憲剛、ラインを上げるのか下げるのか躊躇した阿部と中澤、逆サイドからしぼり切れていなかった鈴木と、何人かのミスが絡んだ失点でした。前半のPKがなければこの一点で試合は分からなくなっていました。これからに向けていい薬になったのではないでしょうか。
 もう一つ拙かったのは交代で入った選手たちです。水野はプレーの選択が最後まで独りよがりでしたし、鈴木に代わり投入された今野は効果的な働きはできず、ほとんど試合から消えていました。難しい時間帯、怪我による交代であったことを差し引いても、彼の不調は気になります。FC東京で最終ラインをやっていることも影響しているのでしょうか、持ち味が出ていないなぁ。
 
 これでだいぶ楽になりました。もし勝ち点2で最終戦に臨むことになれば、自らにヘンなプレッシャーをかけることになっていました。相手がホーム・ベトナムということを考えてもそうしたプレッシャーがかからない展開にしておく方が良かった。その意味で大きな勝ち点3と言えるでしょう。これで落ち着いて自分たちのサッカーができるはず。ベトナム戦は結構楽観視しています。警告、怪我に注意して戦うように。川口は絶対にイエローもらうな!

posted by tottomi |22:11 | コンサドーレ | コメント(0) | トラックバック(0)