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2006年12月18日

クラブW杯決勝戦・インテルナシオナル1-0バルセロナ

 うーん、思いのほか忙しかった先週、これからますます忙しくなりそうな今週、結局ほとんど見られず、決勝戦もあれこれやりながらビデオで観戦。
 「バルサすげえ!」とみんな言いますが、あのチームのすごさは実は「ボールを失った直後のディフェンスの意識」にあるんじゃないか、と思っています。もちろん攻撃の流動性、個々のアイディアが素晴らしいのは言うまでもないのですが、余所に行けば誰もが「王様」でいられる選手達が、自分が失ったボールは絶対に自分で取り返す、これを愚直に繰り返すことにこそこのチームのすごさがあると思います。
 そういう意味から、コンディション不良で来日するこの大会ではキツイ試合が続くのではないかと思っていたのですが、その辺が勝負の分かれ目になった感があります。

 前半は守り合い。相手ボールになった直後に厳しいプレスをかけるバルサとしっかりした守備ブロックを形成して横パスのカットからカウンターを狙うインテル。両者の長所がでていたと思います。後半、インテルは二人のFWのところで前を向いて勝負出来るようになり、徐々にプジョル・マルケスが消耗していっていたように思います。決勝点はそのCBの間をざっくり割られたもの。あの時間帯での失点は致命的でした。
 バルサはどうしても先制点が取りたかったのではないでしょうか。4点取ったとはいえ準決勝もセットプレーで先制した後、相手が前へ出てきたからこその試合展開。さっきも書きましたがコンディションの問題もあったでしょうね。パリでアーセナルの閂をこじ開けた迫力は全くありませんでした。

 全部を見ることは叶いませんでしたが、各大陸の様々なサッカーを見られたことは勉強になりました。再来年の大会(註)が楽しみです。


(註)「再来年の大会」:天皇杯を獲得したチームは翌年のACL出場権を得るので、今大会の勝者は2008年の大会を目指すことになる。…ん?真面目に言ってますが何か?

posted by tottomi |22:37 | サッカー全般 | コメント(3) | トラックバック(1)