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2006年04月26日

学ぶことと教えること

 何か初めての事を経験しそれに習熟していく過程で、「他人から教わったことを何の疑問も持たずにそのままこなす」か「自分で考えながら身につける」かという違いは、その後の習熟度において決定的な意味を持っていると思います。
 それとともに教える側にも、考えさせながら身につけさせるということが求められると思うのですが、これは「考えながら身につける」ことよりもさらに難しいことだと思います。一から十まで伝えることは、一見すると教える側としての責任を果たしているようですが、実は言われたことを従順にこなす人間を粗製濫造する事になるかも知れず、それはやはり教わる相手に対し失礼だと思います。
 そういう自分も他人に言われたことを従順にこなすタイプの人間なので、実は人にものを教えることに向いていないのではないか、とも思ったりします。余計な言葉を費やさず、相手が独力で学ぶことのできるように持っていくことが、教えるということの一つの理想型なんでしょう、多分。

 何だかとりとめもない話ですが、要するに自分のこととかフッキのこととか本業のこととか柳下のこととかいろいろ渦巻いているということです。

 でも、「独学しかできない」というのは見方を変えれば「独学ができる」ということなのだから、自分のことだけを考えればそれはそれで素晴らしい能力だと思うよ。それに、そういう姿から何かを学ぶ人間もいるんじゃないかなぁ。

posted by tottomi |22:30 | その他 | コメント(3) | トラックバック(0)