2007年09月04日
石屋問題 続編
新聞報道によると、とりあえず10月の生産再開をめざして、外部委員会をつくり、丸くおさめようとしているようですので、まずはひと安心でしょうか? それでも、石水元社長のワンマン会社なので、問題の本質の解決には時間がかなりかかるとは思いますが。うやむやにならないことを願います。 コンサドーレと石屋製菓との関係を考えると、これまでのつながりから縁を切るのは難しいでしょうね。 昨日、久しぶりにコンサドーレ・インフォを見てたら、「ひばり」さんの石屋に関するスレの意見に、なるほどと思わせる意見がありました。 「コンサが石屋の支援を受けてきたというイメージが強いけれども、逆に石屋がコンサのスポンサーしていることで計り知れないメリットがあった」というもの、それはその通り。「生産再開後はスポンサーを打ち切るより、継続していくことのほうが石屋のメリットになる」 石屋の高収益体質はブランドイメージの維持によるものが大きく、それにはコンサドーレが大きく貢献してきたのは、間違いない。売上規模でいえば六花亭は石屋の2.5倍の180億円あるし、砂川のホリも北菓子楼と合わせれば、90億で石屋を上回っており、石屋が北海道NO1というわけでもないのに、北海道土産といえば「白い恋人」ということになっています。 今日の、日経新聞にちょうど「景気ウオッチ」という記事に、「石屋の不祥事が北海道ブランドが傷ついたため試練に直面している」というコメントがでています。その中で、石屋の2002年からの売上推移と北海道外からの観光客数の推移を対比させた表がでてます。日経の札幌支社の分析は中途半端なのですが、石屋の売上とコンサの成績がほぼ完璧にリンクしているのがわかります。JIにいた02、03(4月決算)は売上好調でJ2に降格したとたん10億円売上がダウンしてます。コンサの5段階計画とともに、05、06と売上回復しており(表は06年まで)、07年はJ1と同じ売上に戻ったと思われます。 まさにコンサのおかげであり広告宣伝費としては非常にコストパフォーマンスが高かったといえます。この間、コンサは石屋の好業績と反比例して累積赤字をふくらませてきたわけです。うがった見方をすれば、ブラジル人の高額の補強費で赤字を膨らませたのは、コンサの経営を弱体化させてコンサはもうからないイメージをつくり、他のスポンサーを排除して石水氏の思い通りのクラブにしていくことにあったのでは?と言えなくもないという気がします。(そういう意図はないにしても結果的にそうなった??) そういうことからすると、石水氏の5億円の借入保証は充分納得がいきます。20年3月に石水氏が連帯保証している北海道からの借入の期限がきますが、さてどうなりますか?石水氏以外にHFCに保証能力がある役員はいないと思われます。継続してもらうしかないでしょうね。 前出のひばりさん、ブログでいっそ石水氏が社長になったらいいんじゃないの、と言ってますが、コンサへの貢献は認めますが、そこについては私としては反対です。
posted by suga-go |00:04 | コメント(3) | トラックバック(0)