11月5日、ナビスコカップ決勝。ジェフ対ガンバ。
どちらが勝っても、初タイトル。
まっぷたつに分かれるイエロー対ブラックブルーのサポーター。
いい試合だった。まさに激闘。
3年目のオシムサッカーの完成形だった。
「考えて走るサッカー」言葉で書くと簡単ですが、ここまでチーム
を作るのはすばらしい。
これがコンサドーレの目指すサッカーではないか?
全員で走るサッカー、スーパースターのいないサッカー。
ユースの育成に力を入れ、トップチームの主軸を形成するチーム。
これまでの外国人選手に頼ってきた他のクラブとは違う。
今年のジェフもストヤノフの貢献はすばらしく大きく、決勝のMVPは
ストヤノフだと思っているが、外国人に頼るというチームではない。
全員が連動するサッカーになっている。
「考えながら走るサッカー」羽生はパスを出すと同時にスペースに
向かって必ず走り出す。佐藤勇人が、坂本が、山岸が、走りこむ。
まさにヤンツーの言う「アクションサッカー」では・・・ないのか。
クラブの経営にしても、予算規模は10億円台と小さく、ユース組
をはじめチーム生え抜きが多く、無理な補強はしていない。むしろ
他のチーム選手に輩出している。
唯一の弱点は観客動員。首都圏にありながら、コンサドーレに圧倒
的に劣る。フクアリ稼動で来年はかなりの観客が見込めそうなので、
「いいサッカーにいい観客がついてくる」理想的なクラブ経営にな
るんじゃないのか?
コンサドーレも一日も早くタイトルを獲れるクラブになってほしい。
ヤンツーも来年は3年目。
ヤンツーの「アクションサッカー」完成形のチームを作れるはず
と信じている。