コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2014年05月21日

黒字より大事なこと ファジアーノ岡山

26.5.20 日経スポーツ面「スポートピア」木村正明

J2リーグで松本と並んでクラブの勢いがあるファジアーノ。
今日のコラムで、木村社長が余裕の発言です。Jクラブでも数少ないプロの経営者らしく、「黒字を出すのは簡単」と言いつつ、強化費に最大限投入することが重要だから黒字になるかどうかは問題ではないという内容でした。

黒字化することを全く考えずに選手をとってきた過去のコンサドーレの素人経営には耳がいたい発言です。健全経営に転換した現在でも、本来の黒字決算になったことなどないコンサドーレですから尚更です。

ファアジアーノの2013年決算では売上が初めて10億円を超えたとのことで、予算規模で札幌にほぼ追いついてきたということになります。人件費総額は4億1千万ということなので、先々週の記事に書いたことが合っていたようです。

木村社長の説では人件費は売上の40%を充当するのが適正だということで、売上10億円、人件費4億円という計算になります。20億円にアップすれば選手獲得に8億円をかけられる。

ファジアーノは黒字体質のクラブだけれども、勝負をかけるときは金を使うよという宣言でした。有能な経営者は違いますね。




posted by suga-go |00:44 | J2リーグ | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:黒字より大事なこと ファジアーノ岡山

こんにちは。
岡山を取り上げる方がいるのは意外でした。
40%という話は自分がまとめたデータでもその辺りが分かれ目と捉えています。
http://www.consadole.net/sca25/article/202

>黒字化することを全く考えずに選手をとってきた過去のコンサドーレ
「全く」かどうかは別としても、前社長からだいぶ変わったなあと過去の経営情報見て思っています。
それでもまだ足りないですが。
今年もそうですが、成績上がれば入場料増えるという幻想に長年とらわれてる気がします。
例外で入場料収入が割と多いのは首位を走り続けた年だけのようですが。

>本来の黒字決算になったことなどないコンサドーレですから
何をもって「本来」としているのか正確には分かりませんでしたが、
営業黒字の場合、2004年に達成しています。
某所で「移籍金は臨時収入だから除けば一度も黒字になってない」、
と言われたことがあり、同じ話をされているかもしれませんが、
それ否定してしまうと育成&移籍ビジネスを否定してるように感じるので、ひとまず情報提供しておきます。
http://www.consadole.net/sca25/article/354
■年度別、営業利益(損失)と経常利益(損失)
      営業利益 営業外収益 営業外費用 経常利益 当期純利益
H16(2004/J2)  140,000 (データなし)
H25(2013/J2) -146,602  95,335   7,350   -58,616  6,339(決算)

>有能な経営者は違いますね。
同感です。
Jリーグクラブにも有能な人材が来るような魅力のあるマーケットになってほしいですね。

posted by sca| 2014-05-21 12:41

Re:黒字より大事なこと ファジアーノ岡山

scaさん、コメントありがとうございます。ちょっと不用意な書き方をしてしまったところを指摘いただき少し反省しています。言葉を選んで書くように心がけたいと思います。

2004年の話をすると、scaさんの4月13日の記事にあるように今野の移籍金2億円が収入に入っています。シーズンスタート時に移籍金を利用する予算組みを行っているのでそれ自体はダメというつもりはありません。

「本来の」と書いた意味は、当時は補助金が2億円毎年投入されており、財政支援があることで「本来的な黒字」とは言えないということです。

昨年度は補助金が70百万円程度へ減額されているので徐々に本来の姿に近づきつつあるとも言えますね。

scaさんは2004年の数字を持っていないようですが、当方では当時の記録がありますので、次の機会に記事にしようと思います。
10年前のクラブ予算は今シーズンとほとんど近い数字です。これについては、いろいろ思うことが多いです。
ではまた。

posted by すが| 2014-05-21 23:38

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