コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2010年08月10日

東京ヴェルディは存続できるのか?

これまで散々ヴェルディは早く消滅するべきなんてことを書いてましたが、ここ最近のヴェルディの選手たちのガンバリを見て、考え直してみることにします。

今年のヴェルディは運営予算縮小で、もう一度選手の大量放出を行いました。その結果、ヴェルディユース出身の選手(今季移籍の佐伯を含む)と、大卒の若手選手で構成するチームとなってます。なぜか、井上平の他、吉田、向、阿部の3人が加入して法政大グループができてますね。クラブの危機を選手たちが感じて力を発揮しているように思います。

ただし、9月までのスポンサー企業が決定しないとJリーグ退会となることは明確になっているようです。ヴェルディのホームページではJリーグへの経営譲渡後の7月説明会の議事録がアップされていて、そのへんの事情が説明されています。

クリアすべき問題は山ほどあり収支面では収入見込みが6億円、支出見込みが10億円で赤字4億円をJリーグが負担するという異常な状況で試合が運営されているのが今のヴェルディです。一般の人には、東京ヴェルディは過去のもので、そんな事情になっていることは関心がなく、あまり知られていないと思われます。サッカー馬鹿の自分としては、やはり、このままヴェルディを退会となる事態は避けるべきだと考え直しました。

現状、観客人数が3千人を割る試合があったとしても、年間6億円の収入を稼げるクラブであれば、十分J2のクラブ運営は可能なはず。特に国内トップレベルのユース育成部門があるから選手の確保は問題ない。ネックになるのは、味スタの高い使用料、そしてよみうりグランドの高い賃貸料。スタジアム問題を解決することによってクラブとして存続できる道筋がを導くことができると思われます。そもそも、FC東京と同じ味スタをホームしていことが、客が入らない最大の原因だったと私は思っています。他のクラブと同一スタジアムをホームとすることなど、本来ありえません。例えば、来シーズン駒沢と西が丘をホームにすることで、経費はかなり削減できると思われます。

説明会の議事録では、サポーターからJリーグから派遣された人たちに時間が無いわりに切迫感がないと言われていますが、J派遣の役員は消滅となる事態は考えていないとも言っており、どういう決着になるのか、あと1カ月半、注目したいと思います。

重要なことは、どんなスポンサーが付くかではなく、どういうクラブにするのかというコンセプトをはっきりさせることだと思います。多摩ヴェルディにするのか、世田谷ヴェルディにするのか。北九州など新規参入組と同じところから地道に観客を増やす努力をすることから、FC東京とのダービーにふさわしいクラブに育てていくという考え方になると思います。Jリーグがどういう結論を出していくのか見ものです。


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「ともに手をとり、ともに戦おう」



posted by suga-go |22:58 | コメント(0) | トラックバック(0)

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