2010年01月04日
箱根駅伝東洋大V2と「1000年の山古志」
1月2日、3日の箱根駅伝は昨年に引き続き5区柏原君の活躍で東洋大が2連覇。他の選手たちも確実にタスキをつないですばらしい優勝でした。 今回のエントリーは駅伝の話ではなくて映画の話です。 今朝の日テレでは、旧山古志村からの応援団のエピソードも紹介されていましたが、東洋大の駅伝チームは夏に旧山古志村で合宿を行っています。 中越大震災で陸の孤島となって仮設住宅の生活を余儀なくされた、あの山古志村です。震災の時に東洋大の学生がボランティアで多数入ったところからの縁だということです。旧山古志村の長島村長は、東洋大OBで今年から東洋大の理事長に就任しているというつながりもあります。 「1000年の山古志」という地味なドキュメンタリー映画が昨年公開されました。(とても商業ベースにのらないのでミニシアター系での短期間の公開でしたが。)震災の時の大きな被害の映像から、村の人々が復興に努力していく姿がたんたんと描かれています。 震災当時は、山古志村の人たちはどうしてこんな不便なところに住んでいるのだろうか?などと思っていました。今、考えると都市に住む人間の勝手な考えだったんだと思います。 映画を見ると、山古志には1000年の歴史があって、錦鯉や闘牛などの伝統文化を継承しながら自分の故郷に誇りを持って暮らしている人たちがそこにいたのでした。震災で壊滅的な被害を受けてもなお、復興に努力し自分たちの村を取り戻そうとする姿が印象的でした。 そういう場所で駅伝チームが合宿を行って、山古志の人たちが駅伝を応援しに行くというのは、心をうつものがありました。
posted by suga-go |23:51 | コメント(0) | トラックバック(0)
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