2009年01月04日
遅くなりましたが、カンブリア宮殿、大分編
A2さんも、さくたろうさんも見ていないということなので、私の感想を書いておきます。 この番組、サッカーファンだけが見るわけではないので、溝畑社長を紹介するストーリーとしては、「官僚キャリアのポジションを投げうって、大分にサッカーを根付かせるために、ものすごい努力と個人の魅力で成功した人」ということになります。 大分トリニータの成功は、溝畑社長の実績が大きくて、HFCの社長に同じことをしてほしい、と言っても、それは無理ということになるのですが。 溝畑氏への村上龍のインタビューのい中で、番組がきりとった言葉は「逆境さん、いらっしゃい」という言葉。溝畑氏の信念がうかがえます。逆境に立たされた時に、男としての真価が問われる。そして、逆境を乗り越えたところに最高の喜びがある。よって、どんどん逆境に立ち向かいたい。という結論です。「苦労は買ってでもしろ」と同じ意味ですね。 どうして、そんなにがんばれるのか?と不思議に思いますが、溝畑氏がインタビューの中で「自分は坂本竜馬をイメージして生きている。いつ死んでも惜しくない。」と言いきってますから、ある意味、使命感みたいなものもあるのかもしれません。ただ、スポンサーへの営業の様子も紹介されていましたが、楽しく仕事をしているようでもあります。 それでも、離婚をして一人暮らしのマンション住まい。自宅の様子も映像で出ていましたが、少しさびしいですね。家庭の幸せというものを犠牲にしてしまったのかもしれません。これも坂本竜馬らしいのか・・ ここまで一人でやってしまうと、溝畑氏頼りっきりの組織になってしまって、溝畑氏がいないと何も決まらないというような組織としての問題も出てくるような気もします。 番組の最後で、村上龍がコメントした「パフォーマンスを必至でやっている」という言葉は、かなり核心を突いているような感じもしました。村上氏も、いい意味で言ってるとフォローしてましたが、自分の信念を通すために、計算ずくで、いろいろなパフォーマンスをやっているイメージですね。これを、スゴイとみるか、すこし痛々しく見えるのか、それは、溝畑氏との関係性で変わってくるのでしょう。 もうひとつ、溝畑氏のインタビューの中で、大分がナビスコ優勝の時に、「総務省のキャリアの同期に祝福してもらってうれしかった。」と語ったところは、官僚が抜けきってないな、という印象。たぶん、民間の人ならそんな発言はしないだろうと思われ、官僚で浮いた存在になることを狙ったというのはウソかな。 サッカー馬鹿としては、フロントと現場のかかわり方をどうやってるのか、非常に知りたいところでしたが、そこまで突っ込むところはなくて残念でした。 まあ、HFCのフロントには是非見てもらいたい番組でしたね。 とにかく、会社のトップには魅力的な人間になってほしいと願います。 そして自分の考えを積極的に発信してほしいと思います。サラリーマン社長では困ります。でも北海道新聞の人だと無理なのかな。 矢萩社長、大学の先輩みたいだし、がんばってほしいんですけど。
posted by suga-go |23:21 | コメント(2) | トラックバック(1)
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Re:遅くなりましたが、カンブリア宮殿、大分編
ありがとうございます。ひとつだけ。
「パフォーマンスを必至でやっている」
児玉前社長のことを思い出します。
posted by さくたろう| 2009-01-06 22:52
Re:遅くなりましたが、カンブリア宮殿、大分編
さくたろうさん、コメントどうも。
児玉前社長は、パフォーマンスというより、計算していないぶんだけ、純粋に応援したいというものだったのではないかと思います。前にも書きましたが、そこが今の社長にないところなんだと思いますが。
posted by すが| 2009-01-09 00:46