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2020年02月20日

あるときの隣人

一度だけ招待券でSS席で観戦したことがあります。
相手がどこだったか、試合の結果がどうだったか、全く覚えていません。

が。
そのときの隣人のことはよく覚えています。

どうしてかというと、その方はおそらく目が不自由で、同行されてた方が試合をずっと実況し続けていたからです。
ラジオの試合中継のように。

野球の試合はよくラジオで聴いてます。
今もです。
防水ラジオで長風呂したり。

野球は基本的にピッチャーとバッターの1対1の場面がほとんど。
その2人の位置も変わりません。
ボールもほとんどがピッチャーとキャッチャーを行ったり来たり、打った場合でもバリエーションはそうそう多くはありません。
慣れもあると思いますが、音だけで状況を想像するのはそれほど難しくないと思われます。

が、サッカーはボールも人もピッチいっぱい動きます。
攻守の入れ替わりも単純ではないし、目から得られる情報なしで今起こっていることを理解するのは、なかなか大変なことと思うのです。

その方がいつからそのような形で観戦していたのか全くわかりません。
同行されてた方がどのくらいサッカーに詳しく、どのくらいその方を支えていたのかもわかりません。
でも、時々質問したりしながら、終始楽しそうでした。
ゴール裏やSB、SAあたりだとうるさいのと、試合の実況がしづらいことから、あの席にいたものと推測されます。

そのお二方とハイタッチした覚えがないので、きっと札幌はノーゴールだったはず。
いつかまたどこかで隣りになってみたいし、ゴールを喜んでハイタッチしたいと思いつつ、もう何年も経ちました。

その方たちの「ミシャサッカー」はどんな「風景」なのか、お聞きしたいです。

posted by r_parade |20:41 | HFC | コメント(2) | トラックバック(0)