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2023年03月03日

チケット価格の謎

今季から全試合のチケット販売に「ダイナミックプライシング(価格変動制)」が導入されています。需要に応じてチケット価格を設定する制度で、昨季も何試合かで実施されたと記憶しています。私自身はシーズンシートのため、あまり価格の変化は分かっていないのですが、たまに見てみると、ホーム開幕の神戸戦で基準価格に対しどの席種も価格が上昇していました。ところが、前日夜、よほど売れなかったのでしょうか、カテゴリー1で基準価格の50%オフ、カテ1アッパーで同じく60%オフという6時間限定のタイムセールの案内メールが届きました。押し並べてどの席種も基準価格より高値になったにもかかわらず、神戸戦は蓋を開けてみると、入場者数は約1万7000人でした。コロナ禍前の2019年の開幕戦は2万2000人以上入っていたので、もしかすると、チケット代が高かったのが響いた可能性もあります。2万人が入らないとすれば、むしろ価格を下げる必要が出てくるのではないでしょうか。

素人考えでは、ダイナミックプライシングは例えば柏や川崎などのキャパシティーが限られる試合会場に向いた仕組みと思います。3万人以上が優に入る札幌ドームには向かないのではないでしょうか。確かに価格が高くなればクラブの入場料収入が増えますが、結果として入場者数が減ると、長い目で見ると本当に得かどうか。もちろん、将来、どの試合も満員で完売するようになれば、こうした仕組みが求められるでしょうが、2万人入れば御の字の現在、時期尚早ではないかと感じます。この仕組みがクラブにとって本当に利益につながるのか、もっと説明していただきたいとも思います。サポーターは協力を惜しまないでしょう。できることなら、クラブも、サポーターも、そして一見さんも、みんながハッピーになる仕組みにしていただきたいと願っています。

posted by papa12 |19:10 | 雑感 | コメント(1) |