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2021年07月26日

背番号12の日々。

先日、コンサドーレグッズを整理していたところ、紙のうちわが出てきました。危うくカミさんにごみとして捨てられかけたのですが、このうちわはサッポロビール様が2000年に北海道新聞様に掲載した広告のコピー「背番号12の日々。」を印刷し、配布したものです。あらためて読んでみると、今では変わってしまった点は少なからずあるものの、現在でもその気持ちは共感できるのではないでしょうか。思わずうなずいたり、ウルウルするところもあります。今でも「コンサポあるある」と言えるかもしれません。オリンピックによる中断期間が続いていますが、あらためて今後もコンサドーレを応援していく決意を新たにしたいと思います。ご参考までにうちわに載っているコピー全文を紹介します。

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背番号12の日々。

室蘭には、何度も足を運んだ。函館にも行った、仙台にも行った、九州にまで、行った。1997年10月22日優勝の日、人目をはばからずに泣いた。1998年12月5日降格の日、もっと泣いた。初詣は、家内安全と勝利昇格を祈願する。車にステッカーが貼ってある。タイヤカバーにエンブレムが描いてある。ステッカーを貼った車を見ると「よっしゃ」と思う。月寒に雪割に行った。飲み屋の親父に「どーなの、今年は?」などと聞かれる。衛星放送に加入した。勝った日は大谷地駅までニコニコ歩く。負けた日は無言でトボトボ歩く。メガホンを3つ壊した。試合の翌日、良かったねーとか、残念だったねーとか言われる。コンサート、という文字につい反応する。赤黒のデザインに反応する。飛行機はあれしか乗らない。北海道土産は必ずあれにする。宝くじが当たったら半分は寄付する(つもり)。家族みんなでレプリカを着て地下鉄に乗る。娘が、ドールズになりたいと言っている、なったらうれしい、と思っている。ゴール裏で友達ができた。ゴール裏で出会った人と結婚した。スタジアムでは、よく通る声で知られている。裸になることで知られている。ツボを押さえた(?)ヤジで知られている。月曜日は声が枯れている。勝った試合のビデオは2回見る。負けた試合は早送りで見る。見ないこともある。メモ帳に結果を記入している。インターネットで熱く議論する。仕事の途中で、練習グラウンドをのぞく。出張はアウエー試合にあわせようとする。いろんなバッグにカンバッヂがついている。すべてのスケジュールは試合を中心に決める。そしてふと考える。北海道の人みんながこんな気持ちになって、こんな生活をしてくれたらいいなと。
さて今日も、クラシックを飲みながら私は思う。私はこんなに夢中になれるチームがある。心から応援できるチームがある。私は幸せだ。がんばれ、コンサドーレ札幌。勝つぞ、コンサドーレ札幌。私が、ついてるぞ。

11人の男たちに乾杯。12番目の自分に乾杯。北海道に乾杯。


posted by papa12 |17:59 | 温故知新 | コメント(2) |