2021年07月24日
五輪
コロナ禍の中の東京オリンピック2020の開催には複雑な思いがありますが、始まってしまえばやはりアスリートの奮闘ぶりに見入ってしまいます。これ以上に感染拡大が深刻化せず、無事に選手たちが競技を終えられるよう祈るばかりです。
57年前の東京オリンピックは、私は小学1年生でした。日本が活躍した競技は白黒テレビにかじりついて見入ったほか、アベベの連覇にも驚きました。それでも一番印象に残っているのは、実は閉会式です。開会式では各国の選手団が整然と入場し、とりわけ日本はまるで軍隊の行進のようでもありました。スマホで撮影したり、踊ったりしている昨日の開会式とはまったく違う様相でした。そんな57年前の大会でも閉会式は選手が国を超えてごちゃごちゃに入り交じり、笑顔で友好し合っていたように覚えています。
国の代表という十字架を背負わされた重圧はいかばかりでしょうか。個人的には、選手は誰のためでもない、ましてや国のためではなく、自分のためにベストを尽くしてほしいと願っています。