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2007年10月28日

熱烈サポーターゾーン

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「熱烈サポーターゾーン」はホーム側ゴール裏のB自由席に設けられた、立っての応援など熱烈サポに解放されたエリアです。J1に昇格した2001年5月の厚別開幕戦から導入され、その年にオープンした札幌ドームでも同様に設けられています。おおざっぱに言えば、厚別競技場、札幌ドームともにゴール裏の中央前方のゾーンで、前方両側の1ブロックと後方が通常の座り席となっています。ゾーンが設定される前までは、立って応援したり、旗を振ったりする熱烈サポと座って見る人が混在していたため、「前の人が立って見えない」などの苦情があり、こうした問題を解決するためにこのゾーンを設けることになったと記憶しています。席の数は厚別で3000席程度だったと思います。ここに詰めかける人は本当に熱いサポばかりで、他チームと違って年配の人や女性が多いのが特徴ではないでしょうか。私自身は体力の限界もあり、熱烈な応援ができず、右側前方の座り席でまったり応援していますが。

今回、あらためてこのゾーンのことを取り上げたのは、先日、どなたのブログかは忘れましたが、「一見さんお断りのような雰囲気がある」との指摘があったからです。確かに集まるサポの顔触れが固定化し、そんな空気を醸し出しているとすれば、反省しなければならないと思います。ただ、決して初めての人でも排除しているわけではなく、誰でも先着順で入ることができます。以前は開場前の長い行列もこのゾーンのいい席を取ろうという人であふれていましたが、現在はゾーンの端の方はがらがらです。ドームでしたら、埋まらないことの方が多くなりました。寂しいことです。初めての人でも気軽に参加してみてはいかがでしょうか。怖い人はいないと思いますよ。私は優しい、親切な方に多数会うことができました。ぜひ足を運んでみてください。HFCも、シーズン開幕時にサポの協力で、応援歌やコールを広める「初心者のための応援教室」のようなものを開いてほしいと要望します。

話は飛びますが、2005年のチャンピオンズリーグ決勝で、前半、ACミランに0-3と大差をつけられたリバプールのサポーターがハーフタイムに「You'll Never Walk Alone」の大合唱を響かせ、後半、奮起した選手らが立て続けの得点で3-3の引き分けに持ち込み、PK戦の末、栄冠を射止めました。「イスタンブールの奇跡」と言われる試合で、海外サッカーをほとんど見ない私もサポの歌声に感動を覚えました。

わがコンサドーレでも10月24日に札幌ドームでの徳島戦で、終了10分ほど前から、応援歌の手拍子がゴール裏からSA席やSB席などに広がり、会場全体が選手を後押ししたような気がしました。確か4月22日の東京V戦でも同じように、会場全体が一つになりましたね。かつての熱気が戻ってきたと、うれしく思い、中年おじさんはウルウルしてしまいました。残り3試合、ホームは11月18日の京都との決戦と12月1日の水戸との最終戦があります。熱烈サポーターゾーンのみならず、詰めかけたサポが心を一つにして、J1昇格へチームを後押ししようではありませんか。


posted by papa12 |10:36 | 思い出 | コメント(5) |