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2006年09月03日

日本代表選手

1998年のワールドカップ後、コンサドーレがJ2に降格が決まった12月5日以後、私の中で「コンサドーレ>日本代表」となった経緯は以前に書いたことがあります。今回は先日、コンサ出身のMF山瀬功治(在籍2000-02年。現横浜F・マリノス)が日本代表入りしたのを記念して、コンサにまつわる日本代表選手を振り返ってみます。

1996年のチーム発足時、日本代表歴のある選手としてDF平川弘がいました(日本代表としてはFWとDFの両方で出場している)。残念ながら、平川は半年ほどで現役を引退、現在はサッカー解説者として活躍しています。その後も元日本代表の加入は結構あります。キャプテンも務めたDF名塚善寛(在籍1999-2001年。現コンサドーレ札幌U-12コーチ)、FW高木琢也(在籍2000年。現横浜FC監督)、FW小倉隆史(在籍2002年。現サッカー解説者?)、MF酒井直樹(在籍2002-03年。現柏レイソルU-12監督兼U-10コーチ)、FW森山泰行(在籍2002-03年。現FC岐阜)、FW小島宏美(在籍2002年。現FC岐阜)。いずれも加入が決まった時は大活躍してくれるものとして期待や妄想が膨らみましたが、実際には故障を抱えていたりで往年のパフォーマンスを発揮できない選手が多く、シーズンを通して活躍したのは名塚と小倉ぐらいでしょうか。

さて、コンサが育てた選手としては、まずFW吉原宏太(在籍1996-99年。現大宮アルディージャ)です。忘れられないのはシドニー五輪のアジア1次予選で大ブレイク、ハットトリックも決めました。相手DFがザルなのか、味方のパスがいいのか、吉原は得意の飛び出しから面白いようにボレーやら難しいシュートをたたき込みました。その活躍がトルシエ監督の目にとまり、99年7月2日、コパ・アメリカでのパラグアイ戦でフル代表デビュー。でも出場時間は短く、相手選手に子供扱いされた感じでした。それでもこれがコンサ現役選手による唯一の日本代表での出場のはずです。翌年、ガンバ大阪に移籍してしまい、結局、シドニーは行けず、日本代表にも呼ばれていません。FW大黒将志(在籍2001年。現イタリア・セリエAトリノ)はコンサ時代はほとんど活躍することなく、育てたとはいえないのですが、古巣のガンバ大阪に戻って大ブレイク。ジーコ監督の下、日本代表のスーパーサブ、切り札として使われ、ドイツW杯出場を果たしました。そしてMF今野泰幸(在籍2001-03年。現FC東京)はコンサの宝でした(泣)。コンサ時代にU-19、U-20でキャプテンを務めるなど中心選手として活躍。04年アテネ五輪に出場、翌05年にはついにフル代表を射止めますが、W杯には呼ばれませんでした。先日もオシム監督に呼ばれたのですが、故障があり、出場できませんでした。そのうち、今野と山瀬のホットラインでオシム・ジャパンを支える日が来るかもしれません。うれしい反面、ちょっと寂しくもあります。

さて、オシム監督はよく選手を見ていると思います。前監督がビッグネーム、スター選手中心だったのに対し、生きの良い選手をよくピックアップしています。コンサの選手たちも今後の頑張り次第では日本代表入りも決して夢ではありません。特に鈴木や上里、石井、藤田ら若手は目標を高く掲げて頑張ってほしいと思います。それがチームの活性化、ひいてはJ1昇格につながるに違いありません。

(なお、コンサ関係選手で漏れている人がいましたら、ぜひ教えてください)

posted by papa12 |19:39 | 思い出 | コメント(5) |