コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2012年02月08日

妄想フォーメーション(2)

踊一は目の前の曇りガラスに指で書いた。4-3-3のフォメだった。
フラットな4-3-3ではない。最終ラインはフラット、真ん中列と最前列が上矢になっている。言いかえれば、4-2-1-2-1というフォーメーションだった。
我ながら「ひらめいた」と踊一は思った。風呂場ではのぼせて勘違いすることが多いが、とにかく「閃いた」のは確かだ。ひらめくという字は「門」の前に「人」がいる。いや人の後ろに門があるのか。まるでGOALを狙うハンターのような字ではないか。

踊一はさらに妄想を膨らませる。「漢字でフォメってイイ感じ」はどうか。例えば「傘」という漢字。
この字をよく見ると、ワントップからGKまでの並びが表現されている。しかも4-2-3-1、コンサなう、いや、なうコンサ、ではないか。左右対称なのでなんとなくイイ漢字だ。「十」の部分は、4バックとGK、そして中央の幹は守備にとって重要なポジションである。根幹を成すのは「十」のバランスである。ときには「土」「王」のようにバランスよくラインを保つ必要がある。ラインの上げ下げは今も昔も攻守の切り替えと関わる事項なので、誰が監督をやろうともどんな戦術を選ぼうとも揺るがない基礎だと思っている。

「傘」の字中には、「へ」の字が4つある。これも踊一は気に入っている。下段の「へ」はダブルボランチ、上段の「へ」はボランチの「上がり」にも見えるし、サイドハーフにも見える。いずれにしても4つの「へ」略して「しのへ」、漢字に変換して「四戸」が攻撃部分を左右するのではないか。さらに欲を言えば、トップ(笠部)の大きな「へ」3名(例えば、ユースケ、ウッチー、マエシュン、オーシ、スナマコら)に加え、4つの小さい「へ」(例えば、古田ヒロ、山本マサキ、高柳、河合、シュンピー、JPタカキら)をうまいこと配置し連動させることができれば、インチョン戦のように無得点なんてことはそう長く続かないはずだ。「へ」の字に位置する選手は「飛び道具」であって欲しい。劣勢でもミドルシュート、ロングシュートをバンバン打って欲しいなんて思ったりなんか、するわけで、まぁ、ファンは好き勝手言いますからね。こちゃこちゃパスを繋ぐだけがサッカーじゃないよと、そんなことを開幕前はわがままに愛のままに。
妄想は房総へと変わる。そりゃ千葉じゃ。妄想は暴走へと変わる。
だいたいシュート1発で決めようとすんなや…昨夜「ドラフトワン」「麦とホップ」ときて3本目「北海道生搾り」のプルトップを開けた瞬間閃いた。
「1発で決めようとするからアカンのや、阿寒湖か?俺は屈斜路湖の砂湯がええ」「いやいや砂湯より砂マコだろ」…話が先に進まないやろ。

例えばこういうこっちゃ。とりあえずシュートウッターレなユースケが強烈ミドルを相手GKにぶち当てる、という戦術。この戦術には「ゴールの枠を狙え」という発想は無い。戦術に選手を合わすのではなく、選手に戦術を合わすんだ。143には無理か(笑)。相手GKの取り損ないを狙う高等戦術だ。相手GKがファンブルしたボールに詰めるツメツメ王子は誰かっちゅー話や。このツメツメ選手こそ、傘の字における「しのへ」が担うミッションなのである。

漢字フォメの妄想、結構イケるな、と踊一は悦に浸りながら、お湯を沸かしに立った。チャイを入れちゃいな!などとつぶやきながら…

それでは新着ようつべを見てみよーすけ!

http://www.youtube.com/watch?v=OqqzjXaQ5lI
(奥村慎也『スタートライン』『追いかけて』@雪まつりLIVE2012 orize727さん撮影)


いまさら気付いたが、傘の「しのへ」って…パソコンじゃ「へ」だけど、実際には「人」じゃん!!
ま、いいか。人が石垣、人が城。人が弓矢で人が馬。




【参考】

(1本目) GK 杉山 DF 日高、ノース、奈良、高木 MF 山本、河合、近藤、砂川、高柳 FW 前田
(2本目) GK 高木 DF 日高(小山内)、ノース(岡山)、奈良(櫛引)、高木 MF 古田、河合(山本)、近藤(三上)、上原、キリノ FW 前田(榊)
(3本目) GK ホスン DF 小山内、岡山、櫛引、上原 MF 山本(奈良)、高柳、古田、三上、榊 FW キリノ(日高)
http://www.consadole-sapporo.jp/news/2012/02/011852.html

札幌の布陣は3本とも4―2―3―1。1本目の先発は新加入組中心で、1トップに前田、MFはトップ下に高柳、左に砂川、右に近藤、ダブルボランチに河合と山本、DFは右から日高、ノース、奈良、高木純、GKは杉山
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/consadole/348949.html



posted by odo |08:39 | 坂大楽 踊一 | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年02月07日

妄想フォーメーション(1)

妄想フォーメーション、なんか曲のタイトルみたいだね。
妄想ファイナリー、妄想カチューシャ、妄想ダイヤモンド。

4-4-2がいいんじゃないか、とか4-2-3-1は変形4-4-2だとか、
1トップ&トップ下じゃないんだ、実は縦の2トップなんだとか、
あれやこれや脳内グーグルぐーるぐるな開幕前でございますが、
ZP氏のパス三角形理論で思い出したっちゅーの。
戦術妄想サポって一度はパスコースを点と点で結んで開いて手を打って
開いて、でもなぜか現実のゲームではシュートをさっぱり打たなくて。

4-2-3-1だと確かに三角形の数が増えて、パスの出し先の選択肢が増える。
だが現実はどうか。右サイドから上がりペナルティエリアが見えてきた。
後ろからタッチラインに沿って走るAにタテのスルーを出すのか、
あるいは平行にラインを上げてきた真ん中のBにヨコパスを出すのか、
はたまた左サイドを猛然とかけあがるCに大きくサイドチェンジを放つのか。

ここで多くの選手達は、Dのバックパスとか、Eの自分でドリブルで持ち込み
相手に囲まれブロックされる、というファンの望まない方向に進んでしまうのだ。
去年得点があまり多く生まれなかった理由の一つなのである。
なので、パスコースの選択肢はあまり多くないほうがいいのではないか?
という仮説を立てた。4-4-2でええやんかー、というわけである。
4-4-2ではまず約束事を作っておく。一緒に前へ上がるペアを決める。
時間帯毎に15分まではAB、30分以降はAC、45分以降はBCでビルドアップするとか、AB、AB、ABで3回攻め込んでブロックされたら4回目からはAC、AC、ACで突破を図るという具合に、誰からパスが来て誰が前線へ放り込むか決めてしまう。

約束事は2トップにも必要だ。真のストライカーと、影のストライカーだ。
実際にシュートする選手と、シュートするフリをするなんちゃってストライカーを決める。真のストライカーも3回もらったパスを活かせなければ、4回目は影のストライカーに譲る。

こんなことをずっと考えながら、肉まんを頬張っていた踊一だった。
開幕前が一番楽しいとはよく言ったもんだ。フォーメーションを妄想しながら、燃えるゴミをゴミステーションに持っていく。
戻ってきてふと生ごみを入れ忘れた事に気付いた。
キッチンの片隅に忘れ去られた生ごみ。この中の例えば、レギュラーコーヒーのカスが脱臭に役立ったりする。あわてて縛ったゴミ袋をこじ開け生ごみのビニールをねじ込む。「ねじこむ」。イイ言葉ではないか。
コンサに欠けてるのはまさにGOALにねじ込む執念。

そうか。余計なバックパスをさせないためには、後ろへのパスコースを初めから消せばいいのだ。サイドバックがボランチよりも前に攻め上がる。右も左も上がってしまう。CB2人を残し、ダイナミックにグループで攻め上がる。これしかない。パスミスでボール奪われたら最後、カウンター一閃でガツンとやられるかもしれない。しかし、格下コンサはラインを狭め前へ前へ突進していかなくてはならない。ラインが波状にGOALを目指す様はまるで厚田村の高台の景色だ。

ここで踊一は冷めたコーヒーを口に運ぶ。
右サイドでボールを保持した選手は、横に出すのか、前に出すのか、斜めに出すのか。ここで選択肢は常に1/3だろうか。否、必ず相手のマークがくっついているはずだ。それがJ1なのだ。ではどうなるか?・・・・
やはりバックパスするのが目に浮かぶ。だめじゃん。

4-4-2の優れた機能を思い出す。真のストライカーがいて、影のストライカーがいる。
でもちょっと待てよ。コンサに真のストライカーっていたっけか…
影スト、つまりなんちゃってストライカーが2人3人いるのが、昨年のシュート数のしょぼさ、少ない得点数に反映しているのではないか。

今年はどういうサッカーを見たいのか。あるいは彼らは見せたいのか。
1-0のサッカー?いいや、どちらかといえば2-1のサッカーだよね。
しかもJ1、3-2や4-3を得意とするチームが沢山あるよね。
踊一は煮詰まってしまった。
うーん、とりあえず銀行と郵便局をハシゴして来るか。
妄想フォーメーションはまだまだ始まったばかりだ。

posted by odo |10:57 | 坂大楽 踊一 | コメント(2) | トラックバック(0)

2012年02月05日

原動力はムスメッシ

寝顔、ぷっくりホッペ、無防備なスマイル。
その柔らかさは、触られるため愛されるためDNAに組み込まれたプログラムであるらしい。人間特有の高等な遺伝子だという。

親が重たい子どもを抱っこするとき、米などを担ぐ時のように重く感じない。脳内に重く感じさせないホルモンが分泌されるからだ。
踊一は、子ども特にムスメッシには、プレーがキレキレになるアドレナリンを出す効用があるという研究結果を論文で発表しようと思っている。
娘を抱いて堂々入場する親馬鹿ユースケを引き合いに出すまでもなく、間違いなく娘はモチベーションアップにつながる。父さんJリーガーはメンタルも強い。

スポーツ報知の「J1定着の切り札たち」を読んで踊一は確信した。マサキ(山本真希)はブレイクすると。そこには次の一文があった。
私生活では昨年、長女が誕生した。「趣味は子育て」と言い切るイクメンも、「清水には絶対負けたくない」とキッパリ。

この流れはキックオフイベントからあった。マエシュン(前田俊介)が第2子となる女児誕生をカミングアウトし、場内が湧いた。踊一はSEIKO松田ばりにビビビと来た。マエシュン砲はコンサで火を噴くに違いない、ちげーない、チゲ鍋!
思い出すのは息子誕生後、急速な成長を遂げたスナマコの活躍だ。コンサドーレ在籍中に「守るべきもの」が増える共通点。

踊一は経営学者のチェスター・バーナードの理論を重ね合わす。
組織には公式組織と非公式組織がある。チームがうまくいくためには、その両方の組織のバランスが取れていることが望ましい。練習場以外の「生活」の情報交換も必要なのである。特に移籍加入組には、先輩選手らの手厚いフォローが必要だ。
「イクメン」選手同士の子育てコミュこそ、最強の非公式組織ではあるまいか。新天地に札幌を選んだ移籍組。偶然にもイイ仕事をする条件が揃った。

posted by odo |14:13 | 坂大楽 踊一 | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年02月03日

4-5-4-3システム

記者:なんですか、急に呼びだして
踊一:システムが明らかになったんだよ
記者:やっぱり4-3-3ですか
踊一:いいや。驚きの4-5-4-3。
記者:GK除いて16人って…なんやそれ
踊一:SKE48だよ
記者:「片想いFinally」かよっ
踊一:初めて聴いた時からイイなって思った
記者:すーきなんだ きみがすーきなんだ♪
踊一:昭和風味の王道アイドルだよね
記者:ビジュアル的には?
踊一:全員黒髪!懐かしい中にも新鮮味あり
記者:茶髪全盛の頃、黒髪は…
踊一:宇多田しかいなかった
記者:ですよねー
踊一:それはそうと、日程発表なう!
記者:第1節  	3月10日(土)
踊一:ジュビロ!
記者:第2節  	3月17日(土)
踊一:リョーボ! じゃなくて コーベ!
記者:ナビスコ第1節@ドーム 3/20 (火・祝)
踊一:アルビレックス新潟!
記者:第3節  	3月24日(土) 
踊一:ゆぅあー(ぅぃぁー)レッズ
記者:第4節  	3月31日(土)
踊一:アウスタ清水!
詳しくは⇒http://www.j-league.or.jp/data/view.php?c=sapporo&t=schedule


posted by odo |12:57 | 坂大楽 踊一 | コメント(0) | トラックバック(0)

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