コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2012年12月10日

最後の円陣

20121210-02.JPG



http://www.youtube.com/watch?v=_Q0QIziK_mU
(tomo the tomo 「Road to Rebirth」 )




20121210-03.JPG


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2012年12月08日

仏恥義理

20121208-00.jpg


14


この数字を忘れてはいけない。
40でぎりぎり残留という目標は、終って見れば正解だった。

札幌強化五段階計画が途上であるということ。
ステップ5(J1定着)は夢のまた夢ということ。

この事実から目をそらしてはいけない。

そして、逆転残留を果たしたアルビレックス新潟が、
10季連続でJ1残留を決めた事も合わせて覚えておきたい。

J1定着とは「簡単には落ちない」ことでもあるのだ。

2012年。俺達は確かに学んだ。
2013年。新たな挑戦が始まる。

ドサンコーレ計画(仮称)だ。

来年のガンバの強化費は20億らしい。
コンサは2億5千万だ。

面白い。
やってやろうじゃないか。


posted by odo |00:30 | データファイル2012 | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年12月02日

28、14、88、-63

問題1
次の数字は何の数字か答えよ。

28、14、88、-63




石崎監督、最後も飾れずJ1ワースト28敗…札幌

スポーツ報知 12月2日(日)7時5分配信

 ◆J1最終節 新潟4─1札幌(1日・東北電力ビッグスワン) 札幌をクラブ最長4年の指揮を執った石崎信弘監督(54)の最後も飾れず、4度目の5連敗で新潟のJ1残留をアシストした。前半に2失点し、布陣変更した後半8分にFW榊がプロ2号を決めたが、焼け石に水だった。10代選手を4人起用した指揮官は「今年の経験を来年以降につなげてもらえたら」。
年間28敗に勝ち点14、総失点88、得失点差マイナス63はJ1ワースト。10年の湘南に次いでJ1では歴代2番目に低い勝率で終了した。



<散々な数字>
年間28敗 勝ち点14、総失点88、得失点差マイナス63


http://www.consadole-sapporo.jp/news/2012/12/013626.html
(代表取締役社長 矢萩竹美より、サポーターの皆様へ感謝のメッセージ)

来シーズンに向けて監督、選手との契約状況につきましては、確定次第、順次お知らせいたしますが、より可能性のあるチーム編成を実現すべく、クラブの総力を挙げて努力を続けて参ります。



http://www.youtube.com/watch?v=D2X8XStubgU&feature=youtu.be
(ナイトdeライト/終わらない夢)

2012年最終節終了時、再生回数 13,953

この曲には助けられた。自分を鼓舞するのに何百回も聴いた。



残念ながら相馬監督へのオファーは断られたようだ。

コンサドーレを立て直すのは並大抵のことではない。

posted by odo |08:33 | データファイル2012 | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年11月21日

シュート決定率1位は・・・

フットボール・ラボの札幌データより。

http://www.football-lab.jp/sapp/

↑このページはよく出来てる。ブラボー☆


シュート 12  得点 3   決定率 25.0%

上原 慎也



古田は現在チーム内得点王。残り2試合、積み上げなるか。

シュート 40  得点 4   決定率 10.0%

ドリブル回数が一番多いのも古田。



ショートパスで繋ぐサッカーを目指した、という裏付けはとれている。ただしパスの成功率が良くないので、シュート回数が極端に少ないという…

選手の特徴がよくわかるので、これを読み込んでおけば選手への不満も解消されるんでないかい。無いものねだりはいかんということで。

数字を眺めてみると虚しいけれど、現実を直視して残り2試合に臨むのも悪くないかなと。

posted by odo |07:03 | データファイル2012 | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年11月15日

応援する理由について考える

「新・強化五段階計画」が発表されるかどうかわからないが、
産能大学から出されたデータに、新計画のヒントがありそうな気がする。

そもそも「強化」する必要はあるのか、という疑問だ。

応援する理由に「弱いチームだから」というのがある。

弱いから、応援だけでも力強くしたいのか
弱いから、私が見に行かないと誰も見に来なくなる、なのか

http://www.sanno.ac.jp/research/pdf/j_supporter.pdf
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1211/09/news094.html

「地域貢献しているから」という理由も、他のチームにはない特長だ。

http://www.consadole-sapporo.jp/hometown/

地道なホームタウン活動が、応援の理由だとするならば、
北海道と札幌市からの行政からの支援、スポンサーからの支援の継続を望む裏返しだと思う。
税金を投入する価値があるか否か、みたいな議論に予防線を張っているようにも見える。

「弱いけれど、地域貢献している」

こういう想いがスタジアムに足を運ぶ要因の一つだとするならば、
クラブが強くなることが第一義ではない気もしてきた。
つまり「J1定着」よりも、「地域に貢献」することに主眼を置いた
計画のほうが関係各方面から協力を得られるのかもしれない。

例えば、「サッカー専用スタジアム建設」を行政を巻き込んで本格的に
進めるのも「地域貢献」だと思う。

道や市へ返済する金額をそのまま、スタジアム建設の積立金に回してもらうよう嘆願してはどうだろう。コンサドーレの意思としてそれくらい主張しても良いのではないか。
将来への布石という意味で、夢に近づく債務返済であって欲しいのだ。
コア層のアンケートから出てきた「地域貢献」というキーワードを、うまく一般市民へ浸透させるには、ハコモノという切り札で形に残すのも一手だと思う。
スタジアム建設は、資金集め、立地選定など長期計画になるので早く着手したいところだ。
もちろん「面白い試合」が一番のソフトであり、面白い試合を演出する「選手育成」あってのことだけれども。



posted by odo |07:22 | データファイル2012 | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年10月28日

「拾う、奪う、走り込む」

理由はどうであれ、来季への課題山積なのは間違いなく、
次期チームのコンセプト、監督選び、選手選び&編成への「根拠」となる試合になったと思う。
J1で通用しなかった部分を、J2に持ち込んで「コンサ流の戦い方」を編み出していかないと、なかなか鳥栖のようにはなれない。
大量失点が当たり前ではいけないし、1点も返せなかったのはもっと恥ずかしいと思ってくれないと…。
コンサオリジナルのサッカースタイルを生みだすしかないのだ。


ヤフーから抜粋。
http://soccer.yahoo.co.jp/jleague/game/live/2012102707

前半17分【F東京】GOOOOOAL!!
徳永の仕掛けから右CKを獲得する。キッカーは石川。一度ははね返されるが、流れてきたボールを石川が拾い、再びクロスを供給する。これにチャンヒョンスが頭で合わせると、ゴール右に決まり、先制に成功

後半2分【F東京】GOOOOOAL!!
ペナルティエリア内でルーズボールに反応した高橋が潰れ、そのこぼれ球を田邉が拾う。田邉はドリブルから左足でシュートを放ち、追加点を奪取

後半14分【F東京】GOOOOOAL!!
ルーカスからのパスを受けた石川がつなごうとするも、DFに阻まれてしまう。しかし、石川が素早くプレッシャーを掛けて相手からボールを奪うと、冷静にゴールへ流し込み、3点目を挙げる

後半19分【F東京】GOOOOOAL!!
森重からの浮き球に反応した石川がペナルティエリア内に走り込むと、そのままシュートを放つ。これが決まり、さらに相手を突き放す

後半36分【F東京】GOOOOOAL!!
敵陣浅い位置でパスを受けたヴチチェヴィッチがドリブルで持ち込むと、ペナルティエリア手前から左足でミドルシュートを放つ。これがゴールの左に決まり、リードを5点に広げる


石川 の名が何度も出てきますな。


大敗のきっかけは、後半早々の失点だと思う。
消極的なスタートは自滅だと言える。河合と宮澤に猛省を促したい。
この場面、あまりにもボーーっとし過ぎていた。チーム全体で前への意識が足りなかった。無防備もいいところだった。
ハーフタイムに何を話し合っていたのだろうか。


二つの考え方ができると思う。

・コンサにおける「石川」をどう育てるのか

・石川のようなキーマンに何度もやられた原因は何か


昨日の試合、素人目には問題点が二つあった。

FC東京が自由に「拾う、奪う、走り込む」
裏を返せば、コンサが「拾えない、奪えない、走りこまない」サッカーをやってしまった。
決定機をことごとく外し、先制点を奪えなかった原因は、個の実力だと思う。「いまさら」感は否めない。残れた選手はJ2で決定力を磨くしかない。ハモンの所は日本人で埋めた方が連携が良くなると思う。三上強化部長はハモンに何を求めているのだろうか。


・最終ラインがずるずる下がったこと

 前半も後半も立ち上がりから、ラインを上げられなかった。
 河合と宮澤は、もっと落ち着いて「繋ぐ意識」を!!
 相手にパスしたり、味方の居ないところに蹴ったり、正確さが無かった。
 芳賀が繋ごうとしているのに、ロングボールを蹴る河合に萎えた。
 
・中盤の選手が後手後手になり、相手へのプレスが遅かった

 DFよりひどかったのは中盤の選手全員の守備だ。
 「攻守の切り替え」の基本である「ボール奪取」が不発。
 ボールウォッチャーが多く、ボールが奪えなかった。
 芳賀ですらボールの奪いどころがなかったと言う。
 山本が芳賀と同じように奪いにいかなくては中盤は苦しくなる。

全員がダメダメな試合も珍しい。
残り4試合、「拾う、奪う、走り込む」のどれか一つ、テーマを絞って練習してはいかがだろうか。

posted by odo |10:22 | データファイル2012 | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年10月14日

サポーターミーティングの要点(8)

質疑応答が始まって3時間は経過しただろうか。
300人近くのサポーターの背中に悲壮感が漂う。重苦しい雰囲気が会議室を包む。(個人的な感想です)


・フッキの育成費2千万
 ・請求済み

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2012/09/06/kiji/K20120906004051790.html
(ブラジル代表FWフッキの移籍金の一部が日本に還元)

FIFAの規定では12~23歳の時に所属したクラブにはその後の移籍の際にも連帯貢献金として在籍年数などに応じて移籍金の一部が支払われる仕組みになっている。そのため今回の移籍金(推定4000万ユーロ=約40億円)の中から川崎Fと東京Vにはそれぞれ約2500万円、札幌には約2000万円が“育成費”として支払われる見込み(スポニチ)

※新聞報道に基づく質問が数多くあり、臨時収入には特に敏感だった


・報道によると来季強化費2億円台、それでJ2中位大丈夫か?
 ・予算は未定
 ・ユース出身層(アカデミー)の厚みに最大のアドヴァンテージがある
 ・限られた予算の中で強く魅力的なチームを目指す

・情報発信が足りないのでは?
 ・公式HP、フェイスブック、チャオコンなどで双方向で意見交換したい


・メンタル。どう表現し、どう観客に伝えるのか
・鳥栖との違いはなんだった?
 鳥栖は札幌より6000万円少ない予算でJ1残留できた
 理由は「スタイルの徹底」
 鳥栖のサッカーを真似することはしないが、札幌の武器を徹底し、前面に出せなかった。その意味で鳥栖に見習うべきものはある。
 低予算で複数年残留した山形にも学ぶ点はある。


【サポートシップスポンサーから苦言】

・「サポートシップスポンサー」への対応が悪い
・メールの書き方からしっかりやって欲しい
・HPからの申し込み方法も改善してくれない
http://www.consadole-sapporo.jp/sponsor/support/

・長年サポーターをやってきたが、スポンサー視点から内部事情を知ると残念な面が見えてきた
・サポートシップスポンサー、一つ一つを大事にしてほしい

※5万円の積み重ねから大事にすべきという提言。サポーターミーティングの中でもかなり建設的なご意見で、今後の地道な営業のヒントになると思った


【拍手が湧いた意見】

・HFCはプライドやしがらみを捨て、もっとサポーターに頼んで欲しい

この熱き提言に対して、主に前方に陣取るサポーターから拍手が沸き起こった。
ビラ配りでもなんでもする…

※サポーターがポスターをダウンロードし、チラシをポスティングする…
 問題はそれがチケットの販売増に結び付いているかという検証かもしれない。チケットが売れないのは販促が足りないからなのか、試合そのものがつまらないからなのか、そこをまずHFCは整理したほうがいい。HFCはサポーターに何を頼んだらいいかわかっていないかもしれないからだ


【コールリーダーが危機感を訴えた】

「今更、サポーターから言われているようでは終っている!」

「このままでは居場所(クラブ)がなくなる」

「クラブトップの情熱が伝わらなければ、厚別7千人、ドーム1万人の観客ですら失ってしまう。クラブが潰れるという危機感を持って欲しい」



【当ブログの見解】
コールリーダーは冒頭から質問を沢山用意し過ぎた。これは限られた時間内ではルール違反スレスレだった。「負けたら降格の伝達」「補強失敗うんぬん」に関しては、事前に論点をクラブ側と摺り合せた方が良かったかもしれない。
しかし、公の場で質問を沢山するだけの活動を彼はしてきた。
最後に訴えた危機感。
テレビ局は冒頭だけで撤収させられたが、フロントそして、後ろに座っていた新聞記者達にはかなりインパクトがあったと思う。
もしかすると、最初の「負けたら降格の事実を社長が認識していなかった」という言質と、ラストの「クラブが潰れるという危機感」が結び付いた彼独特の訴えかけだったのかもしれない。計算づくでなかったにしても、ゴール裏を束ねたコールリーダーは限られた時間の中で、社長と強化部長に「机上の空論はやめろ」と言いたかったのかもしれない。
補強失敗の反省に基づく具体的な強化計画が示されなかったのは事実だから。


http://www.consadole.net/odo5312/article/4320 1
http://www.consadole.net/odo5312/article/4321 2
http://www.consadole.net/odo5312/article/4322 3
http://www.consadole.net/odo5312/article/4323 4
http://www.consadole.net/odo5312/article/4324 5
http://www.consadole.net/odo5312/article/4325 6
http://www.consadole.net/odo5312/article/4326 7


※メモに基づくレポートですが、音声が聞きとりにくかった個所は当方の推測も含まれておりますことを御承知おきください。表現のニュアンスや受け取り方が違っている場合もあるかもしれませんので…

posted by odo |16:53 | データファイル2012 | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年10月13日

浦和戦勝利から続く「もやもや」感

浦和戦の選手語録から。

「相手についていって、うまく守れたし、思い切りやれた。優勝争い中のレッズだったし、うれしかった」(前)

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/consadole/410078.html
(【道スポ】J1初勝利経験のDF前 残り6試合も熱く!)


●宮澤裕樹選手
「チーム全体で、高い守備意識を持ってやれていた。DFラインを細かくあげようとしたけど、スタジアムの歓声で声が通らないのと、相手のフォーメーションを考えてもなかなか上げられなかった。でも、自陣で体を張って守れたのはよかった」

高い守備意識
相手のフォーメーションを考え

Q:悔しい思いをした後の勝利は?
「素直に嬉しい。アウェイで初めて勝てたし、見に来てくれた人に勝利を見せられてよかった。アウェイで1勝することもそうだし、浦和は竜二さん(河合)がいたところだったので、勝たせようという声が出ていた」


●岩沼俊介選手
「お金を持っているとか持っていないとか関係なく、サッカーはどっちが勝つか分からないからおもしろい。ここから残り試合、来年のため、自分のためにやっていきたい」

お金を持っているとか持っていないとか関係なく、サッカーはどっちが勝つか分からないからおもしろい

Q:石崎監督の退任が決まった後の試合だったが?
「石さんは自分を初めて使ってくれた監督だし、恩返ししたいという気持ちがある。成長を見せたいし、残り試合も今日くらい気持ちを入れて戦いたい」

●古田寛幸選手
「この前で降格が決まったので、残り試合を悔いなく戦いたいし、まずは一戦一戦全力で戦うという気持ちで臨んだ。J1で戦える喜びを感じながら、成長するために戦いたい。いろんな経験ができているので、それを無駄にしないというモチベーションで残り試合を戦いたい」


Q:5バックで守ることが多かったが?
「相手はウィングバックがすごい高い位置にくるので、5バックになるのはしょうがないと割り切っていた。シャドーの僕や岡本さんが相手の3バックのサイドにプレッシャーをかける形ができたし、うまくみんなで守れた」

5バックになるのはしょうがないと割り切って


Q:先制点を振り返ると?
「キャプテンの竜二さんからいいボールが来たし、たまたま前にこぼれて、利き足じゃない右足だったけど、思い切ってほとんどゴールを見ずに振り切った。すごいところに飛んだ(笑)。思い切りのよさが点につながってよかった」

キャプテンの竜二さんからいいボールが来た

Q:2点目は落ち着いていたが?
「今季けっこうゴール前で焦って外す場面があったので、それを課題として練習後にスタッフの方に手伝ってもらって、GKと一対一をトレーニングしていた。いろんな人の支えがあって取れた。自分が得点できたことよりも、チームとして勝点3を取れたことがうれしい」


Q:今日勝てた要因は?
「降格が決まったチームが残り試合で勝ち続けるというのがよくある。自分のなかでも、みんなのなかでも意識はしていなかったけど、何かいい意味で「なるようになる」という気持ちで力を抜いて戦えていた。石さんがいつも言っているけど、頭は冷静に心は情熱的にというのができたのが今日勝てた要因だと思う」

頭は冷静に心は情熱的に


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00144949.html
(【J1:第28節 浦和 vs 札幌】試合終了後の各選手コメント)

http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00144953.html
(J's GOALニュース 吹っ切れた札幌はアウェイでうれしい初勝利)




選手コメントの中に、いくつかのキーワードがある。
今後のコンサ、残る選手は来季のコンサに繋がるキーワードのような気もするし、かなり以前からのキーワードでもある気がしている。
原点回帰のような浦和戦を終えて、なぜか「もやもや」感が増幅してきている。
「もやもや」のいくつかは、キーワードの中にある。
特に「成長」というキーワード。
J1で勝利をつかみながらの「成長」でないと、本当の意味での「成長」とは言えない(J1で通用する選手に、という強化計画上)というもやもやだ。

上記の選手コメントは、試行錯誤(というかほとんど挫折)の中たどり着いた境地なのだろう。
ではなぜもっと早く戦術的にこういう戦い方に意思決定できなかったのか。チーム全体で組織的に意識改革ができなかったのだろうか。
出来ない事を意地を張ってやり続けたのは「成長」のためだったのか。
結果が出ないサッカーで、サポーターに「成長」を認めろというのは無理がある。


堅守速攻カウンター志向派は、バックパスを嫌う。
ポゼッション・パスワークで崩すバルサ志向派は、タテポンを嫌う。

もちろん、相手、状況に応じて両方必要ではある。
戦術の好き嫌いの溝もあるが、それを起点に「活躍している選手、していない選手」の評価すら変わってきたりもする。
監督に与えられたミッションを黙々こなしていても、最終的に得点に繋がらなければ観客は湧かない。得点無くして勝ち点無し。

だったらどうしたらいいのか、というのが全く見えてこなかった。
石さんはパスミスを繰り返してもパスで崩すことにこだわった。大敗を繰り返してもやり続けたのは確信犯だと思う。フロントに思い知らせる部分もあっただろうし、フロントもそれを是とした。だが観客は正直だ。勝利への渇望を失ったサッカーは、サポーターからJ1残留へのモチベーションを奪っていった。残留とは勝ち点計算に他ならない。残念ながら勝ち点は伸びず片手で数えられるほど。一向に増える事はなかった。

「J1で通用する選手を育てる」という強化五段階計画に沿ったものなので、石さんは正しかったのかもしれない。
だが、石さんの4年が「選手育成」に繋がったかどうかという評価では意見が分かれると思う。出来ないパスワークにこだわりすぎて肝心の「勝利への執着心」が感じられなくなったからだ。勝利への執着心をチームから感じられなくなった。
戦術が変わらない事を評価する人もいる一方、やれることをやりきっていなかったと評価する人も少なからずいる。

もう一つ。
第2の砂川、第2の芳賀、第2の河合を育成できたのかということ。
リーダーシップのある選手、背中で引っ張れる選手を育成できたのか。
技術以上に、そういう選手が若手から出て来ないと…。
宮澤、岡本、櫛引、奈良…。金の卵はいるのだけれど。


浦和戦の勝利は、最終的に石さんが目指すサッカーだったのだろうか。「もやもや」はそこにもある。
「石さん退任」による一過性のモチベーションだけなら長続きはしないだろう。
昔から思い入れのある浦和戦、しかもアウェー。この勝利によってJ1での石崎サッカーの印象はかなり良くなったのは事実。サポーターの記憶、語り草とはそういうものだ。
埼スタだから、熱狂的な客が多いからというモチベーションならまだプロ選手としてなんとかなるかもしれない。

前線の選手がシュートまでいけなかった事、ボランチとトップ下でボールが収まらなかった事、サイドから展開した後にフィニッシュに持って行けなかった事。J1で負け続けた要因は沢山ある。
1トップひとつ取ってみても、期待通りにはハマらなかった。
トップ下もシャドーも思うようにシュートできなかった。後ろから来るボールがあまりにも少なく、前線の選手が不完全燃焼に終っていた。

例えば内村は前を向いた時に、潜在能力を発揮する。ところが1トップだと相手ゴールに背中を向ける時間帯が多くなり、結果シュートを打てなくなる。J2で輝きを放った内村がJ1では鳴かず飛ばずだったのは、非常に悔しいし残念である。

ベンチを含めた戦力を総合的に考えての戦術だったのだろうか。J2の時からシュートが極端に少なかったが、それが今後継続する札幌スタイルで良いのだろうか。ゴールこそがスタジアムの華、百歩譲ってシュートがスタジアムの華。客が喜ぶサッカーをこの4年でどこまで構築できたのかということ。勝ち点の少なさも残念だが、ここ2年のシュートの少なさは嘆かわしかった。

監督もサポも「パスミス」を数えるより、むしろ「シュート数」を集計してもらいたい。シュートの少なさから分析したら、戦術は完全に失敗ではないのか。それは選手のスキル以前の問題だと思う。コンサの長所をチーム戦術として束ね切れなかったのではないだろうか。

前俊はボールをキープできるが、周りと連携して得点を量産するまでに至らなかった。ハモンも同じである。
組織全体のボール回し、パスワークのリズムとアタッカー陣のリズムが合わなかった。これは戦術の大きな落とし穴であった。

違う監督に交代していたら「出来ない事」をここまで継続しただろうか。すぐに堅守速攻に舵を切ったのではないだろうか。
J1残留しないとJ1定着の足掛かりはつかめない。J1残留への執着がフロントにあっただろうか。
成長のための戦術というのは「パスワーク」で繋ぐことだけに固執することなのだろうか。若手育成が「パスワーク」だけに特化されすぎていなかったか。そして、繋ぐ意識とパスへの執着が、それ以外の選手の特長までも奪っていったように思えてならない。
コンサドーレの伝統は何か。たったの17年、されど17年。今までスタジアムを熱くさせてきた「コンサらしさ」が見られなかったのはなぜなのか。
相手のフォーメーションや実力差を考慮して、できるだけ90分「互角に戦っているように見せる」事も重要だったのではないか。


「もやもや」の理由は、選手が一定の成長を見せている一方、それがいくつかの点になり線になり、コンサのスタイル(図形)として見えてこない事にある。

勝利という結果を求めなければ、前述のような選手コメントは出てこない。結果に裏打ちされたものでないと、選手自身もサポーターも納得しないのだ。
「負けて当たり前」言った瞬間、コンサドーレの誇りはどこかに吹っ飛んでしまう。
いまサポーターが出来ることは、選手の「成長」から次の一手を見出すことにある。
その前提はJ1であろうがJ2であろうが、勝利への飽くなき執念なのである。
観客増を目指すのに王道は無い。「勝てるサッカー」を追究するしかないのである。

…なんて事を書いたら少しは「もやもや」は晴れてきた。

posted by odo |21:02 | データファイル2012 | コメント(1) | トラックバック(0)

2012年10月08日

負傷者続出の原因

スポニチの気になる記事。

佐川チーフトレーナーは「蓄積疲労」との見解

フロントは佐川氏の見解を重たく受け止めているだろうか。

・主力選手の古傷悪化
・若手から中堅選手に筋肉系のトラブル
・「自主トレの時点で問題がある」「1年戦う体をつくれていない」
・合同自主トレをクラブに提案したが、資金面の問題から実現できず

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2012/10/03/kiji/K20121003004244050.html
(若手に続き主力も…札幌 負傷者続出の原因はオフの自主トレにあった)


「自主トレの時点で問題がある」「1年戦う体をつくれていない」

メディカルチェックをたった一日で済ませてはいないだろうか。
何日もかけて精密に調べているだろうか。
コーチ陣が未然に怪我を防ぐ練習メニューを組める環境にあっただろうか。



<フロントへの要望>

・個別に選手一人一人から聞き取り調査して、カルテをつくる
・そのカルテに医師の診断書のコピーを付け、クラブで保管
・コンサのスポンサー、協力団体の医療機関、大学などで分析してもらう

これは今からすぐにやってもらいたい。
根本から見直していかないと、監督が変わっても同じ事を繰り返す。
07年(試合数も多かった)~08年、そして昨年から今年は蓄積疲労が溜まっていたのだろう。
J2昇格時からJ1挑戦時は、必ず選手の「蓄積疲労」問題が浮上する。

http://www.consadole-sapporo.jp/news/2012/10/013374.html
(コンサドーレ札幌 石崎 信弘 監督 今季限りでの退任のお知らせ)

社長はこの件に何も触れなかったけど、強化部長の見解を聞きたい。
監督、コーチの指導方針って、メディカルケアも含まれてると思ってたけれど、違うのかな。
J1残留争いに加われなかった一因だ。必ず記録に残し検証して欲しい。


posted by odo |09:22 | データファイル2012 | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年10月06日

古田、J1へ爪痕を残す

浦和に勝った要因。いくつかの要素が積み重なった勝利だ。

一番大きいのが、石さんの退任だ。
矢萩社長が「サポーターの失望感、閉塞感」を理由に、契約更新しない事を決断した。
石さん退任で、選手が発奮した。これが一番大きい。
裏を返せば、シーズン序盤に「劇薬」を用いて監督を交代していたら残留争いに加われたかもしれない。

二つ目は、マルシオリシャルデス(通称:丸塩)が2GOAL外してくれたこと。
これは運が味方したと思う。決められていたら、前も奈良も高原も後悔していただろう。

三つ目は、古田の確変。今季一番の出来で2点ともJ1級だった。
ビジュアル的にもテクニック的にも最高のGOALだった。
これを通年で見たかった。
史上最速J2降格決定後、石さん退任発表後に出たわけだから、「遅い」と言われてもしょうがない。
でも、J1に爪痕を残し、埼スタ、レッズ戦に記憶を残せたことは尊い財産だと評価したい。

残り試合は、ユース出身選手がどれだけJ1でやれるのか、これを「強化5段階」の総括として見てみたい。(9月29日)

自分の視点は決まっていたから、古田の暴れっぷりは爽快だった。レッズ戦だから痛快と書いた方がいいか。


現実的にレッズ戦を含む残り7試合は、いわゆる消化試合である。
来年のクラブの方向性も戦力も確定していない。そんな中で選手は何を思い試合に臨むのか。
自分の商品価値を高めること。それに尽きる。
新監督へ、あるいはJ1クラブへ、古田に至っては海外クラブへアピールできるわけだ。J1だからこそ、GOALは価値(オファー&移籍のための)がある。


石さんが取った作戦は、「5-4-1」という究極のカウンター戦法だった。
しかも最初に守りを固める消極的戦法だった。自軍のシュートは棚上げし、被シュートを極力減らす戦法だ。
前半0-0で折り返し、レッズ選手およびレッズサポーターを焦らし、スタジアムが温まってきたところに、古田が一発かました。結果的にコンサペース、そういう理想的な展開の試合だった。


スター候補生の古田は、今後の活躍次第で移籍の可能性が見出せる。レッズから2GOALというのは誰にでもできることじゃない。あと何GOALか決められれば、オファーがかかるかもしれない。

ユース出身選手が活躍し移籍金を残す。これもクラブの描いた一つの設計でもある。ユースからトップへ上がる選手がいて、実績のある日本人監督で育成していく。一つのビジョンなのは間違いない。

前が、奈良が、レッズ戦勝利に貢献した。復活の高原がレッズ戦を1失点で凌いだ。降格しても得点にこだわり、そして応援に呼応した勝利(テーマがクラブ愛だった)、アウェー初勝利(連敗脱出)、さまざまな観点から大きな1勝だと思う。

降格したからといって、「勝敗はどうでもいい」とか「いまさら遅い。うれしくない」というのは突っ張り過ぎだ。
むしろ考えてほしい。
選手達は呪縛から解き放たれたのだ。
降格してふっきれたこと。4年間率いた石崎監督体制が終わること。
どこかにリセットボタンがある。
いつか押さなきゃいけないとみんなが思っていた。
甘かったのは、石さん頼みだったサポーターなのだ。
サッカースタイルにばかりこだわって、肝心の勝ち点に重きを置かないから、選手達の勝利へのこだわりが薄くなっていった。自信も失いゴール裏との関係も悪化してしまった。

なぜかサポーターは石崎監督に甘かった。だから降格の責任はフロントだけでなくサポーターにもある。
監督交代のタイミングは何度かあった。シーズン序盤か中盤か、結局はフロントは続投という判断しかできないのだが、多くのサポーターも「監督を変えても今より良くならない」と判断した。

結果、大量失点は止まらなかった。攻撃の工夫もパスコースもワンパターンだった。

しまいに選手が足りなくなって3バックにした。宮澤をCBにした。ハモンを外した。
前俊システム(古くはクライトン、ダニルソンお任せ戦術)をやめた。

川崎戦(0-1負け)、浦和戦(2-1勝ち)。接戦に持ち込めた。なぜなのか。
1トップをやめ、3トップぎみにした。3-4-3からの5-4-1へラインを下げ上げ(上げ下げでない)しながらのアコーディオンシステムだ。
ボランチ河合の奮闘頼み。河合にもの凄い負荷がかかった。周りもそれに呼応した。ヤスが中に切れ込み、クッシーが前線へ走った。河合が前からプレスをかけ古田が左から斬り込んだ。
4-2-3-1で動けなかった呪縛を選手自らが破壊した。石さん退任効果かもしれない。

勝利への執念、開き直り、工夫・アイディア。終盤にやっと…


(※監督への愚痴削除しました。)


レッズ戦勝利を受けて。
古田はなぜいきなり覚醒したのか。
真相はわからない。
1対1の練習を積んだからなのか。
AWAYレッズ戦で何故確変が起きたのか本当にわからない。
だから面白いのかもしれない。

ヤスも、河合もキレキレの動きを見せた。
河合が動けなくなり、守備固めで芳賀が入った。
先制し、追加点を決め、逃げ切る。勝利の方程式。
監督退任の決定前に何でできなかった?

謎は残る。
レッズ戦に勝っても複雑なのである。
美味いビールを飲めたので、良かったんだけども。

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2012年10月02日

総括(5)

秒刊が読み応えありだった。
このやりとりは今のコンササポを象徴している。
目指すサッカー、好みのサッカーがバラバラ。
勝つためのサッカー、見た目の良いサッカー、監督の志向、
そして何と言っても現有戦力が活きる戦術なのか否か。

次の監督にオファーを出す前に、じっくりと札幌が目指すサッカーを考えたほうがいいんでないの?
石さんにオファーを出すのは社交辞令。断られてから動くという芝居だ。
J1昇格の功労者を傷つけないようにするフロントの優しさ。
http://hochi.yomiuri.co.jp/hokkaido/soccer/news/20121001-OHT1T00063.htm石崎監督の処遇2日に結論@報知)


さて、次はどんなサッカーを目指すのか。
サポーター同士の討論が熱くなる。



ここのサポーターはタテポン=悪って概念を直さないと 


完全に同意。
カッコいいサッカーやろうとして成功したことは一度もないクラブなのに。
カネもないのに柄にもないことやろうとするから、惨めなことになるんだよ。 


たてポンどころか早い攻めを捨ててたからな 


ってか、アクションサッカーだのタテポンだのバルササッカーだの守備的サッカーはJ1で通用しないだの
そういうキャッチフレーズや抽象論が、実際以上に一人歩きするのを何とかして欲しい。 

ポゼッションと一緒くたにするとよくわからなくなる
プレスがかかっているのに、DFラインから繋ぐようなサッカーはダメだってことだな

ポゼッションをしたいなら、縦ポンと前線からの守備によって、相手の体力とラインを下げさせて
DFラインが安全に回せるようにせにゃならん 


石崎は結局何をしたかったんだろう
全てが中途半端だったな
プレッシングもポゼッションもカウンターも 


とにかく面白いサッカーとかアクションサッカーがどうのとかもう要らんわ。
勝てなきゃ何にもならんの。
弱いんだからポゼッションするのは難しい。だったらどうするかってことを考えなきゃならん。
ポゼッションを高めろとか、できるんなら苦労せんわ。 


金がなくてポゼッションできる選手が揃わないというが
人件費がウチよりはるかに安いチームでも
ウチよりはるかにマシなポゼッションしてるからな 
石崎の問題は、ポゼッションを志向したより
ポゼッションを行う方法論も積み重ねも何もなかったこと 


カウンターだってプレッシングだって何もないよ


回すもなにもパスコースがいつも1つしかないw
だから簡単にカットされる
基本的なことが何もできてない 


石崎の考えるポゼッション→カウンターできる状況でもじっくりパス回してきれいに崩す

勝つために必要なポゼッション→リード時などDFラインで回してリズムや休憩的な時間を作る


ポゼッションだ、カウンターだとかゴタゴタ言っていないで
仙台や鳥栖のサッカーのいいとこ取りをしたら良いのでは?
それで来年昇格、再来年からは1年毎に残留を目指す。
J1定着ではない、あくまでも1年毎に残留を目指す。
「J1に定着するサッカー」と言う夢物語はもうたくさん。 


縦ポンがダメなんじゃなく三浦の旧式ゾーンがダメなんだよ


2008は守備が糞だった
2012は全部が糞だった 


三浦の時は終盤までスコア的には接戦が多かったのでサポーターもストレスを感じたが
今年は大敗が多いので差ほどのストレスも感じなかったな
鹿島戦の大敗後で終戦だったから 


で石崎ポゼッションもJ1で全く通用しなかったと 


だからフロントがその場限りの事しか考えないから
先の事を考えた行動が取れないという訳だ。 


2008はダヴィポンだけじゃなくて元気・西嶋・柴田etcを並べたセットプレーでも点とってた
しかしそれ以上に守備が崩壊して点の取り合いで負けた
今年はその2008よりも更に守備が崩壊してるし 


石崎をここまで辛抱して使ったんだから次もポゼッションにこだわる監督を起用すべき
貫こうよ 


1年単位で結果求めてたらまた一貫性のない方向へチームが行ってしまうよ
その場しのぎのチーム作り
もうそういうのは嫌なんだよ
若手をじっくり育てて、J1で通用するサッカーを目指す
そのためにもポゼッションにこだわった監督を招聘する
これでいいじゃないか 


ポゼッションが時間がかかるっていうのは果たして本当か?
石崎は4年かかってあのザマ むしろ初陣が一番回せてた 


>>若手をじっくり育てて、J1で通用するサッカーを目指す
>>そのためにもポゼッションにこだわった監督招聘する
>>これでいいじゃないか

それを4年間やった結果がこれだ。 




なかなか面白い。
こういうやりとりが大事なのだ。
凝り固まった考えをシャッフルしなければ、また同じことを繰り返す。

失敗から何を学び、どの道を選択するか。

道を選択しないで、先に監督を決めて、
監督に全てお任せなんていうフロントが居るのなら全員退任してくれ。

posted by odo |00:10 | データファイル2012 | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年10月01日

総括(4)

最高速エレベーター(東芝)

http://www.toshiba-elevator.co.jp/elv/common/contents/products/newtechnology/tech.jsp

他人事とは思えないエレベーターですこと。


山下は資金(一説にはウン千万の胸騒ぎ)を残していったので、あれこれ言いたくなかったし、むしろ補強資金ができたので感謝すらしていたが、振り返るとやっぱり山下移籍から事は始まるのである。と報知を放置できずに。今回の高速降格の序章は「山下達ちゃん電撃移籍」が引き金だったとも言えるかもしれない。山下もセレッソでレギュラーじゃないし、怪我してたみたいだし、どっちにしろコンサで出てない可能性もあったから、なんとも言えない。しかし嫁が大阪がええ、札幌よう好かんわ、言ったらハイそれまでよ。
西嶋⇒山下⇒(埋められない穴)。まず三上さんにここをどうするか考えて欲しいわ。

守備の乱れはフロントの誤算でもある。誤算じゃなくてサポーターとしては、櫛引と奈良に任せたいと本気で思っていた部分もあるだろう。途中で掌を返すように奈良バッシングが始まったが、それはコンササポの悪い癖。ユース出身者がJ1で通用するもしないも、それを試すのが五段階計画の4段階目でもある。この点については石さんに落ち度はまったく無い。
ノースは期待はずれだった。セットプレーに弱いのは致命的だった。ジェファンもJ1のスピードについていけなかった。
攻撃陣に重きを置きすぎたとも言えるし、空クジだらけのDFとも言える。


http://hochi.yomiuri.co.jp/hokkaido/soccer/news/20120930-OHT1T00124.htm

CB不在で今季リーグ最悪の70失点…札幌

すべては11年12月27日に始まった。昨季CBで37試合にフル出場した山下達也(24)がC大阪へ完全移籍した。当時は1回目の契約交渉を終えサインを待つだけだったが、古巣の突然のオファーで状況が一変。別のCB2人の補強を視野に、まずは11年戦力の残留へ動いていた三上大勝強化部長(41)も「いなくなることは想定してなかった」。

札幌のフロントがお気楽すぎるのか、ヒゲ梶セレッソがしたたかだったのか…。

昨季、昇格に貢献したDF奈良竜樹(19)も、新人DFでクラブ初の開幕先発したが、4月の4試合すべてで失点に絡み定位置を失った。今年U―23代表候補にも入った有望株も、守備の要を任せるのは酷だった。ノースも20試合に出場したが豪州代表ではサイドバックが本職。7月にDF金載桓(24)を獲得しても守乱は続いた。

守乱から堅守へ

来季のコンセプトは、『堅守』でいこう。しつこいようだが。

粘りのあるサッカー。すぐに0-2と突き放されないサッカー。
均衡を保ち90分どっちに転ぶかわからないサッカー。
そういうテーマでやらないと観客に飽きられてしまいますぞ。

posted by odo |23:41 | データファイル2012 | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年09月30日

ドキュメント20120929

今回の史上最速降格にはツッコミどころが沢山ある。
スポニチを材料にして検討してみよう。

札幌 J初の9月降格…屈辱の最速記録にサポーターも激怒
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2012/09/30/kiji/K20120930004227990.html

<ツッコミ1>
試合は80分までどちらに転ぶかわからない展開だった。
レナトにやられてから追加タイム4分を含め、追い付く時間は充分あった。
つまり自力で「延命」できる試合に持ちこめていた。
だから多くのサポは激怒なんかしていないはずだ。
むしろ「よく戦った」「もっと前からこんな試合を見たかった」
「でも最初から3-5-2で、宮澤CBはありえないか…」などと、久々に試合そのものを堪能できたわけである。


<ツッコミ2>
'札幌のJ最速降格はドタバタ劇となった。試合後、スタンドの約1000人のサポーターはその事実を知らず、いつものように選手を見送った。  '
これはどうなんだろう。大袈裟すぎないだろうか。
みんな新潟(大勝)と大宮(ドロー)の結果は知っていたはず。
今後、新潟と大宮の直接対決があるため、勝ち点1、もしくは3の上乗せがある。大宮がマリノスと分けた時点で、「札幌は勝つしかない状況」に追い込まれた。
等々力遠征のサポもAWAY初勝利、悪くても勝ち点1をもぎとり、自力で降格を先延ばしにしようと思っていたはずだ。

まずツッコミたいのは道新。
9/29の道新朝刊は「大宮ドローなら(降格は)持ち越し」と小見出しをつけ、ご丁寧に大宮の結果マトリックスに「大宮△(ドロー)⇒ (降格)決定せず」などと書いてあった。
それを読んだチーム関係者、サポーターが鵜呑みにするのは仕方あるまい。
北海道新聞社様は今更言うまでもなくコンサのオフィシャルスポンサーである。もっとちゃんと計算して欲しいよね~。ファイターズのマジック計算と同じく大事な節目の数字なんですから。ま、冗談はともかく。

幸いにして、俺はこの記事を読まないで、ツイッターから「負けると降格」情報を得ていた。つーか、感覚的にもうぎりぎりの勝ち点(累積負け点)だと思うだろう普通。あまりにものんき過ぎませんか。
大宮ーマリノス戦ドロー直後から、ツイッターではデマも流れた。
ちなみに俺は大宮が勝ち点を奪って、コンサを追い込んでくれと思っていた(マジで)、「勝つしかない状況」の方が火事場の馬鹿力でフロンターレを粉砕できると思ったからだ。
ところが、なんということでしょう、ぬる~い逆風が吹きだしたのである。川崎戦試合開始直前に、等々力の現地サポが「今夜の降格は無い」とつぶやきだしたのである。「え?」「あれ、そうだったかな」
ここで道新を読み直したサポは当然「降格は無い」と確認し、現地へ伝達するよな。そうやって1,000人に伝わった可能性も否定はしない。(後で否定しますが)
正直なところ「情報錯そうのままキックオフを迎えた」というのが真相ではなかったか。
実は俺も騙されそうになった。マリサポに「マリノスのおかげで最速降格が無くなったんだから絶対勝ってね」と…騙されるでしょ、さすがにこれは(笑)
実際のところ、マリノスが大宮に与えた勝ち点1は大きかった。(マリノスはナックファイブで勝ったことが無い!!これ豆知識な。)

複数のサッカー関連サイト、新聞、テレビ局が「大宮ー新潟」の直接対決を忘れていたのである。 	
※コンサは残り7試合全勝でも31止まり。10+21(無理っす)
※10/20 NACK5スタジアム大宮 「大宮-新潟戦」
※15位大宮はドローで勝ち点1を上乗せし31に到達。http://soccer.yahoo.co.jp/jleague/teams/detail/199
※新潟は29。http://soccer.yahoo.co.jp/jleague/standings/j1
 大宮に勝てば32到達。
※ガンバは29。


で、これが引き金になり、
しかし、再度確認したスタッフが慌ててスタンドへ降格が決まったことを告げに行くと、「責任者を出せ」と要求。応じた矢萩社長、三上強化部長を取り囲み「このクラブを立て直せないなら辞めてほしい」と声を荒らげた。
記事がホントなら、お間抜けな展開ではないでしょうか。
だってさ、「大宮が分けたから今夜の降格は無い」と思って応援していたサポが多数いたんだよね。つーことは、当然、最後の数分で追い付いて自力で降格回避できる!って必死になっていたのは、スカパー!&ツイッター組だけってことだよね。スカパーでは「負けたら降格」って後半になってから言及したからね。スポニチ的には現地組は降格無いと思ってるわけだから。

いやいやいや、そんなこたぁ無いと思いたい。スタジアムでスマホ見てるでしょ、300人くらいはさ。「負けたら降格」情報あって最後の悪あがきしていたと思いたい。だって追い付いたら降格回避できたんだぜ。自力で(ココほんとに重要)。知ってるのと知らないのとエライ違いだよ。

スポニチが大袈裟に書いてるだけだよね。
それともアレか、道新朝刊見て現地に飛んで、嘘が一気に広がったのか…?
まー、こんなドタバタ劇も目くじら立てるほどじゃないんで。
あくまでもネタね。

でも、ぎりっぎりで残留がからんでたら、ちゃんと勝ち点計算していただろうなぁ。大宮とか新潟とかガンバの対戦カードも開始時間も全部ね。


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2012/09/30/kiji/K20120930004228480.html
札幌 石崎監督退任も…矢萩社長「いろいろな選択肢がある」

↑この人も降格を知らなかった…そんなわけないか…苦笑


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2012/09/30/kiji/K20120930004228500.html
札幌を待つ厳しい現実 人件費削減で“草刈り場”の可能性も

来季、札幌には厳しい現実が待ち受けている。今季のチーム人件費はJ1でも最低クラスの約5億円。ただ、J2に降格し減額となる見込みのため、現有戦力を維持するのは難しい状況だ。他チームの草刈り場になる可能性もある。三上強化部長は「厳しい戦力になる可能性はある。若手主体なのか、ベテランなのか。これから決めたい」と話した。

↑ヤンツー1年目(2004年)のような戦力に戻るんだろうなぁ。
清野さん元気かな…。


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2012/09/30/kiji/K20120930004228630.html
1年でJ2逆戻り…札幌 4つのワースト記録

↑これは原因が明らか。ドローが少ない。勝ち点1の積み重ねは大事だぜ。接戦に持ち込んでどっちに転ぶかわからない展開にしないとダメっすよ。そういう試合があと5、6試合あれば石さんの評価も違っていたと思うけどな(石崎解任派の俺ですら同情ムード)。


<ツッコミ3>

<川崎F・札幌>J2降格が決まった河合主将(中央)ら札幌イレブンはブーイングを浴びながらサポーターに挨拶する
Photo By スポニチ

↑だから、ブーイングするような内容じゃなかったでしょって。
だいたい、降格争いすらできずにブッチギリ降格、しかも降格ナッシングと思って応援してんだぜ。ブーイングできるわけないっしょ。
マスコミの予定調和な記事はうんざりするぜ。
ブーイングの相手はどの選手?みんなよく戦ったでしょう。
AWAYでフロント糾弾してどうすんの?
やるなら0-5で負けた厚別でやれよ。ってな話。
http://www.youtube.com/watch?v=N4Ai9iyS6jU

posted by odo |20:36 | データファイル2012 | コメント(2) | トラックバック(0)

2012年09月29日

総括(3)

チーム最古参の札幌・砂川「J1はもっと早い速度で成長していた」

スポーツナビ 9月29日(土)23時1分配信

試合後の砂川誠(札幌)のコメント。

「ピッチでプレーする僕らの力が、技術、戦術、体力全てが、足りなかった。3年間石さん(石崎信弘監督)の下で苦しみながらやってきてJ1に上がり、成長してきたと思っていたが、J1のクラブはもっと早い速度で成長していたと思います。

 アウエーまで足を運んでくれたサポーター、今まで応援してくれたサポーター、期待をしてくれたスポンサーに申し訳ない。ただまだシーズンはまだ終わってないのでしっかりとプレーしていきたい」

取材協力:Jリーグメディアプロモーション

※スナマコ、大人のコメントを発表。


20120929-00.jpg


【札幌】残り全勝でも15位上がれず/J1

<J1:川崎F1-0札幌>◇第27節◇29日◇等々力

 札幌のJ2降格が決まった。

 札幌は残り7試合を全勝しても勝ち点は31。その場合、現在29で16位のG大阪が全敗すれば、上回れる。
だが、31の15位大宮と29の17位新潟は直接対決を残しており、どちらかが必ず勝ち点32以上となる。そのため札幌はこの両クラブを上回り、残留圏内の15位以内に入ることができなくなった。

 [2012年9月29日21時40分ニッカン]





おまとめツイッター方式でいいや。
手抜きですまん。もう寝る。


リセットがキーワードになる。クラブが目指すサッカーとは、クラブの理念、ビジョン。これら全ての見直しが必要だと思うんだよな。監督、選手選びはその延長戦上の話


札幌が7戦を残して史上最速、最多タイとなる4度目のJ2降格/J1第27節
 http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20120929/73860.html
  9月中の降格決定も初めてです。


kaba_yan
2012.09.29 21:17
    
下りボタンはコンサ自ら押した。レナトはドア閉まるボタンを押した。

 RT @odo5312: 下りエレベーターのボタンを押したレナトくん


札幌の歴史はJFLから始まった。大宮だってNTT関東だった。川崎は富士通だった。コンサドーレあるところが俺たちのリーグなんだよ。変なプライドは捨てちまいな


降格慣れして涙も出ません。せめて残留争いをしたかった


posted by odo |23:11 | データファイル2012 | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年09月29日

総括(2)

集英社のスポルティーバ公式サイトが面白い

http://sportiva.shueisha.co.jp/


J関連だけでも興味をそそる記事がずらりと並ぶ。


【Jリーグ】木村和司が申す 「神戸に制裁金1000万円って、いじめじゃろか」

【Jリーグ】 得点数1位でも16位。ガンバ大阪が降格圏にいる「不思議」

【Jリーグ】 11位のクラブにも可能性あり!? どうなる「J1昇格プレイオフ」

【Jリーグ】仙台との天王山を快勝。 広島が手にした王者としての「資格」



ゲットゴール福田のコラムもなかなか読みごたえがある。

http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/jfootball/fukuda/

【Jリーグ】福田×名波が語る「仙台、広島、磐田が上位にいる理由」
[2012年06月11日(月)]




コンサドーレには記事になるような「目指すサッカー」があるのか。

サッカーのというか、クラブサッカーの枠組み、アウトラインというのかな。
コンサの目指す方向性を打ち出す時なんだと思う。
「札幌強化5段階計画」の次の長期計画が必要なはずなんだけど。

もちろん「強化5段階計画」が全て頓挫したとは言わない。
しかし、計画が始まってから「J1定着」に2度失敗したのは事実。
資金的にも「J1昇格」までが限界だとわかってしまった。

現状は、昇格した瞬間から降格のカウントダウンが始まっている。
振り返ってみると、昇格させた監督が異口同音に同じ事を言っていた。
J1での他チームとの戦力差があまりにも大きいということ。
フロントの選手集めが重要ということ。
岡田監督も、三浦監督も、石崎監督も。

つまり、J1昇格まではなんとかなるが、J1残留(岡田監督の2001年のみ成功)そして複数年残留し、ゆくゆくはJ1定着という強化5段階計画の5段目は絵に描いた餅になっている。

ということは、村野GMが言っていた「エレベーターのように昇格降格を繰り返しながら、地力をつけて行く」という現実路線を基本線にするしかないのかもしれない。
ユースからJ1で通用する選手を輩出するという目的は、かろうじて達成した。榊翔太。希望の光である。
他のユース出身者は残念ながら、J1では通用していない。
だから、ユースの成長を待っているだけでは、その計画自体がギャンブルみたいなものである。もちろん基本方針としては重要だけれども。

残り試合は、ユース出身選手がどれだけJ1でやれるのか、これを「強化5段階」の総括として見てみたい。

posted by odo |11:17 | データファイル2012 | コメント(2) | トラックバック(0)