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2007年09月07日

この舞台で戦える幸せを

ある意味、『第4クール』を『第4クールっぽく』迎えるのが初めてだと思う。

03年、04年は言うに及ばず、05年もかなりの試合数を残して
毎試合『首の皮一枚』だった。
去年だって、結果的には昇格争い、というものに加わった…とは言えない状況だった。

昇格した00年は、首位ぶっちぎりで、常に混戦のJ2とは言えども
昨今よりは、まだ2位争いもバラついていたはず。
それぞれのチームのレベルも、ずっとずっと低かった。
そんな中で、札幌には明らかに個の力のずば抜けた選手が最前列にいた。

緊張
緊迫
追われる不安
追っていく不安

そんなものはほとんど初めての経験を、今、しているのだと思う。

勝ち点差的に、00年と今はそんなに変わらないはずなのに
あの選手がいたから『大丈夫』とあの時は思っていた様な気がする。
ほーらいってこーーいと、遠くに骨を投げると
どんなに遠くに投げてもワンワン走って絶対追いついて
ゴールにボールをぶちこんで戻ってくる。そして勝てた。

…でも、一人の外国人に頼るチームを作ってはいけない。
単純に言えばそうみんなが気づいて、方針を大きく変えて。

そりゃあ今も、ビールさんに依存するオプションが大きかったり
チーム全体としての攻撃はまだまだ未熟だったり
全てがうまくいってるわけでも何でもなくて
悪く考えようと思えば、いくらでも考えられるレベルではある。

でも。
04年の時のように、完璧に強い川崎みたいじゃないけれど。
だからといってここまで
全てが偶然。全てが運。全てがなんとなく。
それで勝ってきたわけじゃ絶対に無い。

初めての経験をする時。
人は誰でも不安になるし、自信が揺らぐこともある。
でも、第4クールってものは、誰もが、不安との戦いも挑まなきゃいけないんだと思う。
それが第4クールなんだと思う。

胸を張っていこう。
先を考えすぎるよりも、まず次の仙台戦。
何が出来て、何が出来なかったのか。
応援は熱く…でも頭の中は、どのチームよりも冷静であろう。
ネガっていて勝ち点を取れるなら、ワタシも徹底的にネガると思う。
でもそうじゃない。
まず、冷静になろう。
休むところは休んで、厳しく行くところは厳しく行って。
要求するところは要求して。
そして冷静に熱くなろう。

それが許されるんだよ、札幌は。

なぜなら
貯金があるのだから。
そりゃもちろん、その蓄えを使わずにいけたら最高。
誰だって、お尻に火が付くのが気持ちいいわけはない。

…ただ、1つ負けたとして、自爆するように焦るのはおかしい。
焦っても、なんにもならない。
蓄えを、うまく利用していこうよ。

こんな苦しみとか不安とか色々に打ち勝って、
そして秋にはみんなで泣きたい。うれし泣きしたい。
日本中の、コンサドーレ札幌を愛する仲間達と泣きまくりたい。
今ここで、どのチームも同じように感じている不安ってやつを
うちのチームだけが感じてると誤解してネガるよりも
まず、ひとつ。
そして次のひとつ。
一歩一歩、丁寧にこなしていこうよ。

きっと、選手達は魅せてくれるはず。

ワタシ達は、最高の舞台で応援できるんだ。
こんな幸せ、なかなか無いじゃないか。
苦しむこともあるだろうけど、それと同じくらい幸せなんだよきっと。

焦らず冷静に、大切に戦っていきたいと、切に想う。

posted by なべみわ。 |10:53 | コメント(14) |